日本の4月といえば何?行事、食べ物、イベント、祝日など「4月の風物詩」一覧

4月は日本にとって新たな始まりの季節です。桜が咲き誇る中、新年度のスタートや伝統的な行事が多く行われます。本記事では、4月に日本で親しまれている年中行事を、その歴史や文化的背景とともに詳しくご紹介します。

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4月といえば何がある?4月の風物詩、イベント、祝日など

エイプリルフール(4月1日)

4月の風物詩

4月1日はエイプリルフールで、他人にいたずらを仕掛けたり、嘘をついたりして楽しむ日です。起源ははっきりしていませんが、フランスの「ポワソン・ダブリル(4月の魚)」という風習が由来とされ、ヨーロッパ各地に広まりました。

日本には明治時代以降に伝わり、徐々に定着しました。現代では、企業がエイプリルフールにちなんだユーモラスな広告やキャンペーンを展開し、SNS上でも話題になります。また、友人や家族の間でも軽いジョークを楽しむ文化が根付いています。

イースター(移動祝日)

4月の風物詩

イースター(復活祭)はキリスト教の最も重要な祭日で、イエス・キリストの復活を祝う日です。春分後の最初の満月の次の日曜日に祝われるため、毎年日付が異なります。日本では宗教的な行事としての認知度は低いものの、欧米文化の影響で近年は広まりつつあります。

特にテーマパークや百貨店では、カラフルなイースターエッグやウサギをモチーフにしたイベントが開催され、春の訪れを祝う行事として楽しむ人も増えています。

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お花見(4月上旬)

4月の風物詩

お花見は、桜の開花時期に合わせて行われる日本の代表的な春の行事であり、奈良時代には貴族の間で楽しまれていました。平安時代には宮廷で詠まれる和歌の題材となり、江戸時代には庶民の間にも浸透。当時の庶民は、桜の木の下で宴会を開き、春の訪れを祝いました。

現代でも桜の下で飲食を楽しむスタイルが一般的で、4月は新年度のスタートと重なることから、会社の歓迎会や新チームの決起集会を兼ねたお花見も盛んに行われます。特に東京都内の上野公園や目黒川、大阪大阪城公園、京都の円山公園などが有名なスポットに、多くの人々が訪れます。

また、日本全国で桜祭りが開催され、ライトアップされた夜桜鑑賞もできます。屋台が並ぶ地域も多く、地元のグルメや特産品を味わいながら春の風情を感じられるでしょう。桜の見ごろは地域によって異なりますが、関東や関西では3月下旬から4月上旬が最も美しい時期とされています。

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花まつり(4月8日)

花まつりは、お釈迦様の誕生日を祝う仏教の行事で、日本では4月8日に全国の寺院で執り行われます。この行事は飛鳥時代に仏教が日本に伝来したころから行われていたとされ、平安時代には宮廷で公式に祝われるようになり、江戸時代には庶民の間にも広まりました。

花まつりでは、釈迦誕生の際に甘露の雨が降ったという伝承に基づき、仏像に甘茶をかける「灌仏(かんぶつ)」の儀式が行われます。また、寺院の境内には「花御堂(はなみどう)」と呼ばれる花で飾られた小さな祭壇が設置され、そこに釈迦誕生仏が安置されます。参拝者はその前で手を合わせ、甘茶をかけることで、健やかな成長や幸福を祈願します。

近年では、子ども向けのイベントとしても人気があり、絵本の読み聞かせや写経体験、甘茶の試飲会などが催される寺院も増えています。特に京都の清水寺や東京浅草寺では盛大に開催され、観光客にも親しまれています。

入園式、入学式(4月上旬)

4月の風物詩

4月は日本の新年度の始まりであり、幼稚園や小・中・高・大学で入園式・入学式が行われます。この文化は明治時代に学制が整備されたことに由来し、現在では新たな門出を祝う大切な儀式となっています。特に入学式は、学生にとって人生の新たなスタートを意味し、新しい環境での学びが始まる重要な日です。式では校長や園長の祝辞、新入生の紹介、校歌斉唱、記念写真撮影が行われ、保護者も参加することが多いです。

桜の咲く時期と重なるため、満開の桜の下で写真を撮ることが多く、思い出に残る一日となります。また、制服を初めて着る子どもたちの姿も印象的で、家族にとって感慨深い行事となっています。

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入社式(4月1日)

4月の風物詩

日本では多くの企業が毎年4月1日に新入社員を迎える入社式を開催します。これは終身雇用制度が根付いた昭和時代に確立し、新社会人としての心構えを学ぶ大切な機会とされています。入社式では、社長や役員からの訓示、新入社員代表の挨拶、辞令交付などが行われ、正式に社会人の一員となる実感を得る場となります。

企業によっては、入社式後に研修が行われることも多く、社会人としての基礎知識やビジネスマナーを学ぶ時間が設けられます。さらに、同期の社員と親睦を深めるための交流会や、グループワークを通じて企業理念を理解するプログラムが組まれることもあります。

新学期(4月1日)

4月の風物詩

日本の学校では4月1日に新学期が始まり、新しいクラスや担任の先生が決まります。新学期は生徒にとって新しい友人を作る機会であり、新たな目標に向かって学業や部活動に励む重要なタイミングです。

特に小学校や中学校では、新たな環境に適応するためのオリエンテーションが行われ、クラスの規則や学校生活のルールが説明されます。また、自己紹介やグループ活動を通じてクラスメイトとの関係を築く機会も設けられています。高校や大学では、新学期に合わせてクラブ活動やサークルの勧誘が活発になり、新入生は新しいコミュニティに加わる楽しみがあります。

十三参り(4月13日)

4月の風物詩

十三参りは、数え年13歳になった子どもが知恵を授かるために寺社へ参拝する行事で、平安時代に公家の子どもが元服(成人の儀式)を迎えたことに由来します。主に関西地方で行われる伝統行事であり、特に京都の法輪寺が有名です。

この年齢は、子どもから大人へと成長する大切な節目とされ、知恵や学業成就を願う意味があります。参拝する際には、晴れ着や羽織袴を着た子どもたちが、家族とともに寺社を訪れる風景がよく見られます。参拝後に振り返ると「授かった知恵が逃げる」と言われ、境内を出るまで前を向いて歩くのが慣例です。

また、神社や寺院では特別な御守りを授与することが多く、家族で記念写真を撮る習慣も広まっています。近年では全国各地の寺社でもこの行事が行われるようになり、知恵を授かる儀式として多くの家庭で大切にされています。

昭和の日(4月29日)

4月の風物詩

4月29日は昭和天皇の誕生日を記念した国民の祝日で、昭和時代の発展や文化を振り返る日とされています。もともとは昭和天皇の誕生日として祝われていましたが、昭和天皇崩御後、「みどりの日」と改名され、さらに2007年から「昭和の日」として制定されました。

この日は、全国各地で昭和時代をテーマにした展示や講演会が開催されるほか、歴史資料館や博物館では特別展示が行われることもあります。さらに、昭和の名曲を集めた音楽イベントや、レトロな雰囲気を楽しめる催しも人気です。

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ゴールデンウイーク(4月29日~5月5日)

4月の風物詩

ゴールデンウイーク(GW)は、日本で最も長い連休のひとつで、昭和の日(4月29日)から始まり、憲法記念日(5月3日)、みどりの日(5月4日)、こどもの日(5月5日)が続く大型連休です。この期間は全国的に祝日が続くため企業や学校が休みとなり、旅行やレジャー、帰省などで多くの人々が移動します。観光地や商業施設では特別なイベントやセールが開催され、宿泊施設や交通機関は繁忙期を迎えます。

また、ゴールデンウイーク中には歴史的な祭りや伝統行事も各地で行われます。例えば、福岡県の「博多どんたく港まつり」や静岡県の「浜松まつり」などが有名です。一方で、大都市では映画館やショッピングモールが大混雑し、普段よりも多くの人出が見られます。

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4月が旬の食べ物といえば?

4月は春本番を迎え、多くの食材が旬を迎える季節です。冬の寒さを乗り越えた野菜や海産物は、栄養価が高く、風味が豊かです。ここでは、4月に最もおいしく味わえる食材とその主な産地を紹介します。

アスパラガス

4月の風物詩

アスパラガスは春が旬で、柔らかく甘みが増す時期です。グリーンアスパラガスが一般的ですが、ホワイトアスパラガスもこの時期に出回ります。アスパラガスはビタミンAやC、葉酸を多く含み、美容や健康維持にも役立ちます。シンプルに茹でたり、バター炒め、天ぷらなどで味わうのがおすすめです。

主な産地は北海道長野県、佐賀県などで、寒暖差のある地域ほど甘みが増し、おいしくなります。

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さやいんげん

4月の風物詩

さやいんげんも4月が旬の野菜で、シャキシャキとした食感が楽しめます。βカロテンや食物繊維が豊富で、免疫力の向上や腸内環境の改善に貢献します。おひたしや和え物、炒め物にすると、春らしい味わいが引き立ちます。

千葉県、茨城県、鹿児島県などが主な産地で、温暖な気候のもとで育つため、瑞々しいインゲンが収穫されます。

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新ショウガ

4月の風物詩

新ショウガは4月から初夏にかけて市場に出回ります。通常のショウガよりも繊維が少なく、香りが爽やかで辛みが穏やかです。ビタミンCや抗酸化成分が豊富で、体を温める効果もあります。甘酢漬けや炊き込みご飯の具材として親しまれ、薬味としても重宝されます。

主な産地は高知県、熊本県、鹿児島県で、特に高知県産のものは風味がよく人気があります。

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しらす

4月の風物詩

4月はしらす漁が最盛期を迎え、特に新鮮なしらすが楽しめます。しらすはカルシウムやDHAが豊富で、成長期の子どもや骨の健康を意識する人におすすめの食材です。ご飯の上にのせて醤油を垂らしたり、卵とじやパスタの具材としても人気です。

静岡県、神奈川県、徳島県が主な産地で、特に静岡県の駿河湾産しらすは全国的にも有名です。

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ホタルイカ

4月の風物詩

ホタルイカは春に旬を迎える海の幸です。栄養価が高く、ビタミンAやタウリンが豊富で、疲労回復や視力維持に役立ちます。酢味噌和えやボイル、刺身として楽しめるほか、炊き込みご飯や天ぷらにしてもおいしい食材です。

主な産地は富山県、兵庫県、島根県で、特に富山湾では春の風物詩として観光客にも人気があります。

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夏みかん

4月の風物詩

柑橘類の一種である夏みかんは、4月から5月にかけて食べ頃を迎えます。甘酸っぱい味わいが特徴で、ビタミンCが豊富なため、免疫力アップや美肌効果が期待できます。そのまま食べるのはもちろん、ジャムやゼリーに加工されることも多い果物です。

主な産地は山口県、愛媛県、熊本県で、特に山口県は夏みかん発祥の地として知られています。

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