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4月は入学式の季節。新しい生活へ期待する一方、入学式での服装や当日の流れなど、気になることも多いのではないでしょうか。そこで、入学式を迎えるにあたっての準備や服装、当日の流れやマナー、さらに入学式の成り立ちの歴史などをまとめました。
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日本独自の文化、入学式とは
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入学式は日本の4月の風物詩。小学校、中学校、高校そして大学と、進学のタイミングで入学式を迎えます。入学式は新しい学校生活の始まりを祝う大切なセレモニーなので、子どもも大人も装いを正し、さらには華やかに着飾って、気持ちを新たに節目の日を迎えます。
実は、世界全体で見ると日本ほど大々的に入学式を行う国は少ないよう。式典は行わず、オリエンテーションが開かれる程度の国も多いようです。入学式は日本独自の文化といえそうです。
入学式はいつ行われる?
入学式は、新たな学校生活が始まる前の「4月の1週目または2週目」や「4月7日前後」に行われることが多いです。
具体的な日取りは都道府県や市区町村ごとに決まっていて、公立なら全校同日となるケースがほとんどです。私立の場合は学校によって異なります。
また、同じ市区町村内では、高校、中学校、小学校の順で日にちをずらして開かれることも。同じ年に入学式を迎える兄弟姉妹がいる家庭に配慮して決められているのだとか。
なお、ほとんどの自治体はホームページで各公立学校の入学式の日程を公開しているほか、公立の学校は2月ごろに開かれる入学説明会で日程や準備物などの案内があります。高校や大学は、受験が終わったタイミングでそれぞれ案内があります。
ちなみに、大学の入学式も4月の1週目に行われることが多いですが、大学や学部ごとで日程が異なる場合もあります。高校までとは異なり、大学の入学式は必ず出席しなければいけないというものでもないので、行かない人もいるようです。
入学式の基本的な流れ
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入学式の大まかな流れはこちらです。
- 新入生入場
- 開式の言葉
- 校長式辞
- 来賓紹介
- 祝電披露
- 在校生や新入生の言葉
- 合唱、合奏
- 担任紹介
- 閉式の言葉
内容や順序は学校によって異なりますが、大まかな流れはこのような感じです。
これにPTA会長や教育委員長の挨拶が加わったり、入学式の閉会後に体育館や校庭などでクラスごとの集合写真を撮影したりすることもあります。
小学校、中学校、高校は体育館で行われることがほとんどです。体育館のスペースによっては、在校生が参列しない、6年生のみ参列というケースもあるようです。
子どもの1日の動き
保護者と登校
入学式の日は、案内された時間に親子そろって登校し、受付をします。
上級生と一緒に各自教室へ
受付の後は保護者と分かれ、各自教室に向かいます。小学校の場合は、上級生(6年生など)が教室まで案内してくれることがほとんどです。
担任の挨拶
担任の先生から挨拶があります。
体育館へ移動し入学式
担任の先生の指示に従って、クラスメートと一緒に体育館へ移動します。
集合写真の撮影
閉式後、体育館で集合写真を撮影します。
教室へ戻りロングホームルーム(LHR)
再び教室へ戻り教科書や配布物をもらいます。翌日以降についての案内もあります。
下校
保護者と各自下校します。
保護者の1日の動き
子どもと一緒に登校
親子そろって登校し、学校の受付で必要書類を提出します。
子どもと分かれて体育館へ移動
入学式では保護者席が用意されています。席は自由に選べる場合もあれば、決められている場合もあります。
入学式
マナーを守って静かに見守りましょう。
集合写真の撮影
体育館や校庭などでの集合写真に保護者も加わることがあります。
子どもの教室に移動
教室で担任の先生の話を聞きます。翌日以降の案内や、配布物についての説明などがあります。
子どもと一緒に下校
解散後は家族で写真を撮ったり、食事に行ったりします。
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入学式の服装
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入学式は節目となる大切な式典です。子どもはもちろん保護者もきちんとした服装と身だしなみを心がけましょう。ここでは、入学式にふさわしい服装はどのようなものなのか、注意点も含めて詳しく説明します。
保護者の服装例:母親はフォーマルウェアか着物、父親はスーツ
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母親は、ベージュや白、ピンクなど淡い色のスーツを選ぶ人が多いよう。スカートでもパンツでもOKですが、丈の短すぎるスカートは避けたほうがいいでしょう。フォーマルな場ではベージュのストッキングを履くのがマナーなので忘れずに身につけましょう。
アクセサリーはキラキラと輝きが強いものではなく、パールのような落ち着いた輝きのものがふさわしいです。スーツの胸元に花のコサージュやブローチを付けて華やかさをプラスするのもいいですね。
なお、胸元が大きく開いたシャツや身体のラインが出る服は避けたほうがいいでしょう。上品で落ち着いた印象の服装を心がけるといいですよ。
なお、着物も式典の場にふさわしい装いです。準礼装や略礼装の「訪問着」や「付け下げ」「色無地」を選びましょう。色は淡いピンクやクリーム色、水色などが入学式のイメージに合いますよ。
父親は、紺、黒、グレーなどのダークスーツがおすすめ。春なので、暗くなりすぎないよう、シャツやネクタイで色味をプラスするといいですね。
式典は改まった場ですから、仕事で着古したスーツではなく、きれいめなものを着用できるといいいでしょう。ボタンダウンシャツやノーネクタイはカジュアルな印象になるので、避けたほうが無難です。髪型はフォーマルな場にふさわしいセットを心がけましょう。
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女の子の服装例:フォーマルワンピースやアンサンブル
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女の子は、ワンピースにジャケットやボレロを合わせるスタイルがおすすめです。色はフォーマルさのあるダーク系の色や、白やピンクなどのパステルカラーが人気。柄物も控えめなものなら許容されるようです。
男の子同様、式典への出席にふさわしいフォーマルさを意識し、派手すぎるデザインのものは控えましょう。
髪型も清潔感を意識してください。髪飾りは華美なものではなく、落ち着いた印象のものを選びましょう。
注意点は、学校から服装の指定があるかどうかを確認すること。指定されているものから外れないように気を付けましょう。中学・高校では制服のある学校がほとんどで、特に都市部では制服のデザインによって志望校を決める人もいるほど、女子の制服のバリエーションは豊富です。
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男の子の服装例:スーツ、ブレザー
男の子ならパンツにジャケットを合わせたスーツスタイルがおすすめ。小学校なら元気な印象のハーフパンツにハイソックスを合わせることも。
スーツの色は、紺やグレーなどのダーク系が無難ですが、シャツの色は黄色やピンクのような華やかな色を選ぶのも良いですね。ネクタイや蝶ネクタイ、ポケットチーフなどの小物で個性を出しましょう。
そして学校の指定があるかどうかの確認も忘れずに。制服のある学校は、もちろん制服で出席します。
また、入学式は式典なので、フォーマルさや清潔感のある服装を心がけましょう。周りから浮かないように、という配慮ができるといいですね。
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入学式でのマナー
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入学式は、子どもたちの大切な節目であり、厳粛な式典であることを念頭に、マナーを守った振る舞いをしましょう。具体的には以下のようなことに気を付けるといいですよ。
- 携帯電話は音が鳴らないよう電源を切るかマナーモードにする
- 写真撮影のルールを守る
- 式中の私語は慎む
携帯電話などの電子機器の操作音や着信音が鳴ると、式の雰囲気を乱してしまうかもしれません。式が始まる前に、音が鳴らないように設定しておきましょう。
写真撮影については、学校によっては細かくルールを決めている場合があります。「保護者席とは別に設けられた撮影スペースのみ撮影OK」「入場と退場時のみ撮影OK」など、トラブルを避けるためにしっかりとルールを確認しましょう。
入学式が始まったら、静かに見守ります。厳粛な式の最中はたとえ小声でもおしゃべりは控えてください。また、入退場時などに子どもに声かけはしないように。子どもの注意を引くことで列を乱してしまったり、大きな声が周りへの迷惑になったりする場合があります。
入学式の成り立ちと歴史。日本の入学式はなぜ4月?
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明治初期は日本も世界と同じく9月入学でしたが、小学校教員の学校である師範学校が次第に4月入学に統一されていったことから、小学校も4月入学に一本化されていきました。師範学校が4月入学にシフトした明確な理由は分からないようですが、徴兵の時期が4月に変更されたことや、日本の会計年度に合わせることで生徒への給与品などの取り扱いや清算に都合が良いことなどが挙げられているようです。
また、戦後復興の施策の一環で、焼け野原になった全国各地の桜の名所を作り直すため、各地に桜のソメイヨシノが植えられていきました。戦後、本格的に4月の一斉入社や一斉入学が定着し、ソメイヨシノの花盛りと入学や入社の時期がちょうど重なるようになります。ソメイヨシノの桜が一斉に咲いて散る様が、人の出会いと別れを思わせることもあり、「桜が咲く中で入学式」というイメージが定着していったのでしょう。
入学式を通じて日本文化を知る
入学式は、地域全体で子どもの成長を見守ろうというあたたかな文化と、集団生活のけじめとしての意味合いがあります。日本の入学式は単なる学校行事ではなく、日本文化を深く知る良い機会といえるでしょう。
参考文献:
ベネッセ教育情報 https://benesse.jp/kosodate/1nensei/manner.shtml(参照日2025/1/7), https://benesse.jp/kosodate/1nensei/mama_suit.shtml (参照日2025/1/7)
小学館「HugKum」最終アクセス2024/3/5, https://hugkum.sho.jp/104711(参照日2025/1/7)
キッズアライズ,最終アクセス2024/2/23, https://kids-allies.com/column/entry-530.html (参照日2025/1/7)
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