日本の2月といえば?「2月の行事・記念日」一覧。節分、立春など

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2月の日本は、の寒さが厳しい中にもの兆しを感じられる季節です。この時期には、古くから受け継がれてきた伝統的な行事や、幅広い世代に広く楽しまれているイベントが各地で行われます。2月に行われる年中行事、風物詩、季節のイベントをご紹介します。

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2月3日頃:「節分」邪気を払う行事

2月3日頃に行われる「節分」は、邪気を払い福を招くための行事です。多くの家庭では、「鬼は外、福は内」と唱えながら家族全員で豆を家の中や庭にまきます。子どもたちは鬼のお面をかぶり、大人が豆を投げる役をすることもあります。また、豆を自分の年齢の数だけ食べて健康を祈願する風習があり、特に子どもたちにとっては楽しいイベントのひとつです。寺社では大規模な豆まきが行われ、地域の有名人や住職が壇上から豆を撒き、参拝者はそれを拾い集めて一年の幸運を願います。

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2月3日頃:「恵方巻」節分に欠かせない風習

節分の日には「恵方巻」を食べる風習も広がっています。恵方巻とは、七福神にちなみ七種類の具材を巻いた太巻き寿司で、この日にその年の恵方(縁起の良い方角)を向き、願い事を心の中で唱えながら無言で一本丸ごと食べると願いが叶うとされています。家庭で手作りすることもありますが、コンビニやスーパーで購入する人も多く、2月の風物詩となっています。

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2月4日頃:「立春」の訪れを感じる日

「立春」は、暦の上でが始まる日とされています。この日は寒さの中にもの兆しを感じられる重要な節目です。多くの神社では厄除けや開運祈願の祭りが行われ、参拝者は新しい季節の始まりを祝います。

また、家庭では縁起の良い食べ物を準備して家族での到来を喜ぶこともあります。大豆や小豆、白い豆腐など、豆類は「邪気を払う」と言われています。

2月8日頃:「針供養」使えなくなった針に感謝する

「針供養」は、特に裁縫や手芸をする人々にとって重要な行事です。2月8日頃、多くの神社でこの儀式が行われます。参加者は使い古した針を持参し、柔らかい豆腐やこんにゃくに刺して供えます。

この行為には、「針がこれまで役立ってくれたことへの感謝」と「これ以上無理をさせない」という思いが込められています。実際に裁縫を生業とする人々や趣味で手芸を楽しむ人々が参加し、その後、神職が針を焚き上げて供養します。

2月上旬:「さっぽろ雪まつり」雪と氷の芸術に感動

さっぽろ雪まつり

北海道札幌市で開催される「さっぽろ雪まつり」は、国内外から多くの観光客が訪れるの一大イベントです。地元の職人たちが手作業で作り上げた巨大な雪像や氷像は圧巻で、その細部までのこだわりが訪れる人々を感動させます。昼間には雪と氷の繊細な美しさを楽しむことができ、夜にはライトアップされた幻想的な雰囲気が広がります。子ども向けには雪の滑り台や雪合戦スペースが設置され、家族連れにも大人気です。温かい飲み物や北海道ならではのグルメが楽しめる屋台も多く、の寒さを忘れさせる活気に包まれます。

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2月11日:「建国記念の日」日本の建国を祝う

2月11日の「建国記念の日」は、日本の建国を祝う国民の祝日です。この日には神社で古代の儀式を模した奉納行事が行われます。例えば、神職が祝詞を読み上げ、参列者が玉串を奉納し、厳かな雰囲気の中で日本の成り立ちを改めて感じる機会となります。また、一部の地域では歴史に関連したパレードや講演会も開催され、家族連れや歴史愛好家で賑わいます。

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2月14日:「バレンタインデー」チョコレートをプレゼント

2月14日の「バレンタインデー」は、女性が職場の同僚や友人、恋人にチョコレートを贈る日として日本独自の進化を遂げた行事です。「本命チョコ」を贈ることで気持ちを伝える女性も多く、手作りチョコレートに思いを込める姿が見られます。

一方で、会社や学校では女性が「義理チョコ」を配り、友人同士では「友チョコ」としてお気に入りのスイーツを交換します。家庭では、お母さんや子どもがバレンタインチョコを一緒に作ることもよくあります。近年では、男性が女性にチョコを贈る「逆チョコ」や、自分へのご褒美として贅沢なチョコを購入する人も増えています。

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2月17日:「祈年祭」五穀豊穣を祈る

「祈年祭(きねんさい)」は、2月17日ごろに全国の神社で行われる五穀豊穣を祈る重要な神道の祭祀です。この祭りは「としごいのまつり」とも呼ばれ、「とし」は稲を、「こい」は祈りを意味します。特に伊勢神宮では厳粛な儀式が行われ、神職が祝詞を読み上げ、豊作を願う祈りが捧げられます。

また、地域の小さな神社でも地元住民が参加し、田畑の実りを感謝するとともに、今年の豊作を祈る儀式が行われます。この祭りは、古代から続く農耕文化を象徴しており、農業従事者だけでなく地域全体にとって重要な行事となっています。

2月19日頃:「雨水」恵みの雨を呼ぶ

「雨水(うすい)」は、二十四節気のひとつで、雪が雨に変わり、氷が溶けて水となる時期を指します。この頃から少しずつ暖かくなり、農業を始める目安とされてきました。

農村地域では、雨水を迎えるにあたって田畑の準備を整えたり、農業の豊作を祈願する神事が行われることがあります。特に、地域によってはこの時期に初めて種まきをする風習も見られます。

2月中旬:「旧正月」地域色豊かなイベントが多数

横浜 中華街 旧正月
©Yokohama City Visitors Bureau

一部地域では旧正月を祝うイベントが行われます。例えば、横浜中華街では、色とりどりの提灯が通りを飾り、伝統的な獅子舞やドラゴンパレードが繰り広げられます。地元の人々だけでなく観光客も多数訪れ、爆竹の音とともに賑やかな雰囲気が街全体を包み込みます。

横浜中華街、南京町(兵庫神戸市)、長崎新地中華街(長崎県長崎市)と合わせて「日本三大中華街」と呼ばれています。

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2月22日:「猫の日」猫好きな人たちがお祝い

猫の日」は、猫好きな人々が猫への愛情を表すための日です。2月22日の日本語の読み方が「ニャン・ニャン・ニャン」という猫の鳴き声に似ていることに由来しています。

この日には、猫をテーマにしたイベントやSNS上で猫の写真が多く投稿され、全国的に猫ブームが盛り上がります。また、猫グッズの特別セールや猫カフェでの特別イベントなど、猫好きにはたまらない企画が多く開催されます。

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2月23日:「天皇誕生日」皇居で一般参賀も実施

皇居 外苑
© TCVB

天皇誕生日」は、2月23日に行われる国民の祝日で、皇居で一般参賀が行われます。この日、皇居の門が開かれ、天皇陛下が国民の前に姿を見せられます。参列者は日の丸の小旗を振りながら祝福の声を上げ、家族連れや観光客で大変な賑わいを見せます。また、この日を記念して全国各地で記念行事が催され、公園や文化施設では特別なイベントが開かれることもあります。

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2月29日:「うるう年」4年に1度の特別な日

「うるう年」は、4年に1度訪れる特別な年で、カレンダーに2月29日が加わります。この日は地球の公転周期が1年(365日)では完全に収まりきらないことを調整するために設けられています。地球が太陽を一周するのに約365.2422日かかるため、その余分な時間を補正するために「うるう年」が設定されています。この仕組みがなければ、季節と暦がずれてしまうため、農業や季節行事に影響が出てしまう可能性があります。

うるう年の2月29日は、多くの人にとって特別な1日として認識されています。この日には地域によって「うるう年限定イベント」が開催されることがあり、例えば特別な割引や記念品が提供される場合があります。また、2月29日生まれの人々を祝う集まりが開かれることもあり、普段は経験できない特別な雰囲気が味わえます。

2月の日本は寒さの中にも豊かな伝統と活気に満ちた季節です。この記事で紹介した行事や記念日のイベントに参加すれば、日本の文化をより深く知ることができるでしょう。

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