【2025】2月11日は「建国記念の日」。何をする日?なぜ2月11日?

  • Dec 23, 2024
  • Feb 11, 2021
  • Monique Lu

日本の祝日:2月11日「建国記念の日」

2月11日は日本の祝日の一つ「建国記念の日」である。気づいただろうか?この祝日は、「記念日」ではなく、「記念の日」となる。何故「の」をいれるのか?「建国記念の日」と「建国記念日」の2つの違いは何なのか?それぞれの意味や、建国記念の日はいつなのか、祝日の由来と歴史についても解説。

「建国記念の日」とは?

「建国記念の日」とは?

2月11日は元々、「日本書記」に書かれている、日本の初代天皇と言われる「神武天皇の即位の日」を表す「紀元節」と呼ばれていた。しかし、第二次世界大戦後の1948年、「紀元節を認めることで、天皇を中心として日本人の団結力が高まるのではないか」というGHQ(第二次大戦後、連合国軍が日本占領中に設置した総司令部)の懸念により「紀元節」は廃止された。1966年に、「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として、「建国記念の日」を定められた。

建国は神話の中に?

建国は神話の中に?

日本書記では、初代天皇になった神武天皇。現在の建国記念の日にあたりに即位したとされる。しかし、歴史学上では神武天皇は実在の人物ではなく、「神話」として位置づけられているよう。神武天皇は神話の中に登場する人物であり、実在の人物ではないこと、2月11日は「日本の国が成立した正確な日ではない」という見解もある。

なぜ「建国記念の日」に「の」が入るのか?

外国では、独立記念日や革命記念日など、明らかに確定できる日時が「記念日」と定められている。例を挙げると、アメリカの「独立記念日」(インデペンデンスデー)は英国から独立を勝ち取った1776年7月4日に定められた。

ところが、日本には独立記念日も革命記念日もない。建国された日時まで確定することは難しい。そのため、「建国記念日」とは言わずに、「の」の字が入った「建国記念の日」となる。この「の」が入っているのは、ニュアンスが異なってくる。

つまり、建国記念の日とは、日本ができた「日」をお祝いするのではなくて、日本という国ができた「こと」を、お祝いする日だ。

Index

Recommend