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2月23日の天皇誕生日は、日本の祝日の一つだ。天皇陛下が変わると日付も変わるという、唯一の祝日である。そもそもどのような祝日なのか?天皇はどんな方なのか?今回、基本的な簡単知識と由来を解説する。
日本の「天皇」とはどんな存在?
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天皇とは、日本国憲法によって日本国民統合の「象徴」とされ、象徴としての地位は国民の総意に基づいて維持されている。国政に対する権力はなく、原則的に憲法で決められた国事行為のみを行う。
日本の天皇はどんな仕事をする?
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日本の象徴としての天皇だが、普段は国事行為 と一般公務を行っている。内閣総理大臣の任命をはじめ、栄典の授与、外国の大使、公使の接受などの国の運営に関する行為や、被災地への訪問、各授賞式への参加などの一般公務。そのほか、古くから伝わる「宮中祭祀」もある。
「天皇誕生日」の由来
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祝日法によって「天皇陛下の誕生日を祝う日」として定められた2月23日を天皇誕生日と呼んでいる。歴史的には、奈良時代(710~794年)・光仁天皇の誕生日は「天長節」と称したのが始まり、「天は長く地は久し」からとった言葉で、天地が永久であるように、天皇の治世も続くような意味が込められている。それ以降は、天皇の即位に合わせて天長節が設定されて、広くお祝いされてきた。1948年の祝日法に「天皇誕生日」という名前が使われて、今も使っている。
※赤字の部分に関しまして、自国言語で説明が難しいであれば、翻訳不要で大丈夫です。
「天皇誕生日」の主な行事
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毎年天皇陛下のお誕生日を祝いして、皇嗣殿下はじめ皇族方、内閣総理大臣などから祝賀を受けることや、日本国民から祝賀を受ける「一般参賀」も行っている。天皇皇后両陛下が皇族方と一緒に,随時宮殿のベランダに現れ、直接国民の祝賀を受けること。毎年、数万人が訪れる。
「天皇誕生日」は天皇により変わる
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天皇が代替わりすると日付が変わる。2020年までは、天皇誕生日は12月23日にあった。それは、元の天皇が退位と伴い、新しい天皇が上位により、2021年から天皇誕生日は2月23日になった。
また、日付が変わることにより、元にある天皇誕生日も別名義の祝日になるケースが多い。例えば、文化の日、昭和の日も歴代天皇の誕生日だ。
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