【2024】6月~8月の北海道に行きたい観光スポット・イベントまとめ。夏の家族旅行にもおすすめ

北海道 6月 8月 イベント 花火 ラベンダー

北海道ではさっぽろ雪まつりをはじめ、のイベントがたくさんありますが、実はの旅行もおすすめ。その理由は、過ごしやすい気候で、ラベンダー畑、花火大会、ナイトウォークなどのレジャーを世代問わずに楽しむことができるから。そこで今回は、6月から8月の北海道でおすすめのアクティビティを3つのジャンルに分けてご紹介します。

※当記事に登場する情報はすべて2024年2月執筆時のものです。最新の開催情報は事前に公式サイトなどをご確認ください。

北海道の夏の気候と平均気温は?どんな服装がおすすめ?

北海道の夏の気候と平均気温は?どんな服装がおすすめ?

北海道を訪れるなら、まずは地域ごとの気候の特徴と平均気温を知っておきましょう。


札幌小樽 ほか(日本海側)
釧路、函館 ほか(太平洋側)
網走、紋別 ほか(オホーツク海側)
旭川、美瑛 ほか(内陸部)
の気候の特徴
梅雨は基本的になく、6月と7月は一年の中でも比較的に降水量が少ない時期

近年では日最高気温が30℃を超える日が続くこともある
夏でも20℃に到達しない日が続き、涼しくて観光しやすいことが多い

暖かく湿った空気が寒流に冷やされ、海霧が発生する日が多い

一番暑い8月でも、最高平均気温が25℃以下と過ごしやすい気候

平均気温は日本海側や内陸部に比べ低いが、30度を超える日も珍しくない

道内の都市の中でも寒暖差が大きいのが特徴

30度を超える日もあるが、朝晩は気温が低下し、1日の気温差が10度前後になる日が多い

月平均気温
  1. 6月
  2. 7月
  3. 8月

札幌

  1. 17.0℃
  2. 21.1℃
  3. 22.3℃

【釧路】

  1. 12.2℃
  2. 16.1℃
  3. 18.2℃ 

【網走】

  1. 13.5℃
  2. 17.6℃
  3. 19.6℃

【旭川】

  1. 17.0℃
  2. 20.7℃
  3. 21.2℃

出典:気象庁ホームページ

※すべて1991~2020年の平年値(年・月ごとの値)

札幌(石狩地方)
釧路(釧路地方)
網走(網走・北見・紋別地方)
旭川(上川地方)
北海道の夏の気候と平均気温は?どんな服装がおすすめ?

北海道は、日中の気温が20℃を超える日が多いものの、夜は比較的涼しく、日によっては肌寒さを感じる場合も。そのため、昼間は半袖のトップスで過ごし、朝晩やでも気温が20℃に届かない地域へ行く場合は、薄手の上着を羽織ることをおすすめします。花畑に行く際は、虫除けグッズを用意しておくと安心です。

日本では一般的に5月末から7月初旬にかけて雨の日が多くなり、この時期を「梅雨」と呼びますが、北海道には「梅雨」と呼べるほど雨の日が集中する時期はありません。ただ、梅雨と同じ時期に「蝦夷梅雨」と呼ばれる、小雨や曇りの肌寒い日が続く年もありますので、折り畳み傘を持っておくと良いでしょう。

夏の北海道旅行のおすすめのスポット①:ラベンダー畑

6月~8月の北海道では、スズランやあじさい、ひまわりなど、さまざまな花々を鑑賞できますが、中でも特に人気の高いのが例年6月下旬~7月下旬に見ごろを迎えるラベンダーです。札幌から車で約2時間の富良野市、上富良野町、中富良野町、美瑛のラベンダー畑に加え、札幌近郊にも穴場スポットがいつくかあります。

【中富良野町】ファーム富田

【中富良野町】ファーム富田

富良野市や中富良野町などから成る富良野エリアでは、ラベンダー畑巡りが楽しめるエリアです。富良野のラベンダー畑を一躍有名にした「ファーム富田」もそのひとつ。園内のラベンダー畑は6月下旬~7月下旬になると、丘一面が紫色に染まり、見ごろを迎えます。また、人気のラベンダーソフトクリームやラベンダーラムネを堪能したり、ラベンダーオイルといったお土産を購入したりと様々な楽しみ方ができるのも魅力です。

周辺にはほかにも、富良野市「ハイランドふらの」や上富良野町「フラワーランドかみふらの」などがあり、ラベンダー観賞と合わせて宿泊や温泉、食事などが楽しめます。

  • 住所:空知郡中富良野町基線北15
  • 営業時間:09:00~17:00(季節によって変動あり)
  • 料金:無料
  • アクセス:JR富良野線「ラベンダー畑駅」から徒歩約7分
  • 公式サイト:https://www.farm-tomita.co.jp/

JR北海道「富良野・美瑛ノロッコ号」
画像提供:JR北海道

💡観光TIPS

からにかけてのみ運行されるトロッコ列車、JR北海道の「富良野・美瑛ノロッコ号」。車窓からは、ラベンダーが咲き誇る様子をのんびり眺めながら移動できます。シーズン中は臨時駅「ラベンダー畑駅」が開設され、ファーム富田まで鉄道で移動する観光客にとって便利な交通手段です。

  • ※例年6月~9月頃の運転。最新情報はJR北海道のホームページ等でご確認ください。

【美瑛町】展望花畑 四季彩の丘

【美瑛町】展望花畑 四季彩の丘

4月下旬から10月下旬までパッチワークの丘など、四季折々の花が見られる「展望花畑 四季彩の丘」。ラベンダーが咲き始めるのは、6月下旬頃。園内を約15分で1周するトラクターのバス「四季彩ノロッコ号」に乗り、一面の展望花畑をバックに記念撮影しましょう。

散策を楽しんだ後は、美瑛産生乳を使用したソフトクリームを食べながら、花畑が見渡せる売店でひと休み。アルパカ牧場で体験できる餌やりは小さい子供に大人気です。

  • 住所:上川郡美瑛町新星第三
  • 営業時間:【6月〜9月】08:40~17:30
    ※季節によって異なります
  • 料金:【7月〜9月】高校生以上500円、小・中学生300円、小学生未満無料
  • アクセス:JR美瑛駅からタクシーで約12分
  • 公式サイト:https://www.shikisainooka.jp/

【札幌市】国営滝野すずらん丘陵公園

【札幌市】国営滝野すずらん丘陵公園

実は、北海道のラベンダー発祥の地は札幌だったといわれています。そんな札幌近郊には、「国営滝野すずらん丘陵公園」や「北海道立真駒内公園」、「真駒内滝野霊園」など、バスや電車などで気軽に行けるラベンダースポットがいっぱい。

中でも、国営滝野すずらん丘陵公園のラベンダーは7月中旬~7月下旬に見ごろを迎えます。約400haの敷地では花畑のほか、大型遊具、滝めぐり、水遊びやBBQなど、札幌市内にいながら家族で楽しめるアクティビティが目白押しです。

  • 住所:札幌市南区滝野247
  • 営業時間:【6月~8月】09:00~18:00
    ※季節によって異なります
  • 料金:大人450円、15歳未満無料
  • アクセス:札幌市営地下鉄「真駒内駅」から北海道中央バスで約32分
  • 公式サイト:https://www.takinopark.com/

夏の北海道旅行におすすめ②:温泉地の夏祭り・花火大会

北海道旅行で楽しみたいものの一つが、有名温泉地で開催されるお祭り花火大会。旅行の計画を立てやすいように、1日限りのイベントではなく、複数日程で行われる花火大会を3つ厳選しました。

【洞爺湖温泉】洞爺湖ロングラン花火大会

【洞爺湖温泉】洞爺湖ロングラン花火大会

洞爺湖ロングラン花火大会」は、打ち上げ花火と水上花火の両方が堪能できる北海道内最大級のロングラン花火大会。一般的花火大会とは違い、約半年間に渡り毎晩実施されます。夜空に開く大輪のカラフルな花火が湖面に映り込み、温泉街一帯に彩りを添えます。

花火は湖畔に点在する宿から鑑賞することもできますが、よりおすすめなのが花火鑑賞船。船が湖上2kmに亘って、打ち上げられる花火とともに移動するため、ほぼ正面から花火が打ちあがる様子を楽しめます。

  • 住所:虻田郡洞爺湖町 洞爺湖温泉湖畔
  • 開催期間:例年4月下旬~10月末
    ※2024年は4月28日~10月31日
  • 開催時間:20:45~約20分間
  • アクセス:JR洞爺湖駅から道南バスで約20分
  • 公式サイト:https://www.laketoya.com/

【層雲峡温泉】層雲峡温泉峡谷火まつり 夏花火

【層雲峡温泉】層雲峡温泉峡谷火まつり 夏花火

層雲峡温泉氷瀑まつり」で有名な上川郡・層雲峡温泉。例年に行われる「層雲峡温泉峡谷火まつり」も必見です。

約2週間の開催期間中には、太鼓演舞(初日のみ)、北海道先住民のアイヌ民族舞踊、ファイヤーダンス炎の演舞などが披露されます。そして各日の祭りのクライマックスは、毎晩20:30~(初日のみ21:00~)打ち上げられる花火。峡谷にこだまする打ち上げ時の音は迫力満点です!

  • 住所:上川町層雲峡 層雲峡商店街特設ステージ

  • 開催期間:例年7月下旬~8月中旬
    ※2024年の開催情報は公式サイトをご確認ください
  • 開催時間:
    【初日のみ】本祭り18:30~、夏花火21:00~
    【2日目以降】本祭り20:00~、夏花火20:30~
    ※本文を含め、時間はすべて予定です
  • アクセス:JR上川駅から道北バスで約30分
  • 公式サイト:https://sounkyo.net/

【登別温泉】地獄の谷の鬼花火

【登別温泉】地獄の谷の鬼花火

登別温泉の風物詩のひとつが「地獄の谷の鬼花火」。これは、登別温泉の守護神「湯鬼神(ゆきじん)」たちが手筒花火を担ぎ、人々の幸福と災厄除けを祈りながら約8mの花火を打ち上げるというもの。

銅鑼や太鼓の音とともに赤と青の湯鬼神の行列が登場し、銅鑼の合図で手筒花火を一人ずつ点火していき、最後は全員が一気に点火。地獄谷が噴火した様子を再現した演出は大迫力で、終了後には、湯鬼神たちとの記念撮影もできます。

  • 住所:登別市登別温泉町 地獄谷展望台
  • 開催期間:年によって変わります
    ※2024年は6月毎週月曜日と木曜日に開催決定。以降の開催期間については決まり次第、登別国際観光コンベンション協会公式サイトで発表される予定
  • 開催時間:20:00~約15分間
  • アクセス:JR登別駅から道南バスで約27分
  • 公式サイト:https://noboribetsu-spa.jp/

夏の北海道旅行におすすめ③:ライトアップ・ナイトウォークイベント

北海道では、だけでなくでもイルミネーションやライトアップイベントが行われます。都会と一味違うのが、自然を活かした光の演出。から長期間楽しめる2つのイベントに参加し、北海道の夜ならではの特別な体験を満喫しましょう。

【定山渓温泉】JOZANKEI NATURE LUMINARIE

【定山渓温泉】JOZANKEI NATURE LUMINARIE

札幌駅からバスで約1時間でアクセスできる定山渓温泉。からに開催される「JOZANKEI NATURE LUMINARIE」では、クリエイティブ集団NAKEDがプロデュースするイルミネーションやプロジェクションマッピングが楽しめます。温泉街にある散策路を舞台に、ドレスアップした木々、幻想的な小道や空間など、エリアごとに表情が異なるナイトウォークに出かけましょう。なお、イベントは定山渓温泉宿泊者のみ入場可能です。各宿泊施設が配布する無料入場券を持参の上、参加してください。

  • 住所:札幌市南区定山渓温泉西4丁目 二見公園~二見吊橋
  • 開催期間:例年6月上旬~10月下旬
  • 開催時間:【6~8月】19:00~21:00、【9~10月】18:00~21:00
  • アクセス:札幌駅から定山渓温泉まで定山渓温泉直行バス「かっぱライナー号」で約60分。温泉街~会場間のシャトルバスを7月中旬~イベント終了までの毎週金曜日~日曜日及び祝日に運行
  • 公式サイト:https://jozankei.jp/event/luminarie/

【阿寒湖温泉】KAMUY LUMINA

【阿寒湖温泉】KAMUY LUMINA
ⒸMoment Factory

阿寒湖畔の森を舞台に、先住民族アイヌに古くから伝わる物語をベースにした体験型ナイトウォークイベント「KAMUY LUMINA」。

入場時に配られるリズムスティックと連動したデジタル体験を通して、約1.2kmの自然遊歩道を約50分かけて進みます。ゾーンごとにプロジェクションマッピングや舞台装置が展開され、フクロウからのメッセージを受け取りながら8つのゾーンを通過したら任務完了。暗闇に包まれた森の中、阿寒の自然を活かした音、光や映像はの思い出作りにぴったりです。

  • 住所:釧路市阿寒町阿寒湖温泉1-5-20
  • 開催期間:例年5月中旬~11月中旬
    ※2024年は5月11日(土)~11月9日(土)開催
  • 開催時間:月によって異なります
  • 料金:
    【大人】前売3,000円、当日3,500円
    【小人】前売1,500円、当日1,700円
  • アクセス:たんちょう釧路空港から阿寒エアポートライナーで阿寒湖バスセンターまで約70分
  • 公式サイト:https://www.kamuylumina.jp/

6月~8月の夏ならではの北海道をエンジョイしよう!

北海道は、大自然や各地で開催される花火大会などのイベントを楽しむのに絶好な季節です。

ただし、北海道は面積が広く、都市部を除けば長距離移動が伴うため、複数の地域を周遊する場合は事前に交通手段を考慮しなければなりません。特定のエリアを重点的に観光するなら電車やバスが便利ですが、複数都市を周遊したい場合はレンタカーか道内各地域を繋ぐ国内線が効率的です。参加したいイベントに合わせて、最適な交通手段を見つけておきましょう。

北海道旅行の交通手段が丸わかり!

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