鳥取県境港市のJR境港駅から「水木しげる記念館」まで続く「水木しげるロード」には、妖怪ブロンズ像がいっぱい。人気漫画作品「ゲゲゲの鬼太郎」の世界から飛び出してきた妖怪たちもいます。その数は、なんと177体!今回は、そんな水木しげるロードの楽しみ方をご紹介します。
水木しげるロードの遊び方:記念写真の撮影スポット&妖怪スタンプラリー
境港市出身の日本人漫画家、水木しげる。「ゲゲゲの鬼太郎」をはじめ、数多くの大ヒット妖怪漫画を生み出していることから、「妖怪漫画の第一人者」とも呼ばれています。
JR境港駅から水木しげる記念館まで続く約800mの「水木しげるロード」には、5つのゾーンそれぞれのテーマにちなんだ妖怪ブロンズ像が設置されています。その数は2022年現在177体で、2018年の大規模リニューアルにより誕生時から7倍以上に増加しています。記念撮影に最適な撮影スポットもいっぱいあるので、どんどん撮影しましょう。
JR境港駅(愛称名「鬼太郎駅」)を出ると目の前が水木しげるロードの始まりです。駅前の妖怪ブロンズ像「水木しげる先生執筆中」の水木しげるさんと鬼太郎、ねずみ男に挨拶して妖怪の世界にいざ出発。すると、すぐ近くのJR境港駅前公園で、世界妖怪会議が開かれています。せっかくなので、人間代表として参加してみてはいかが?
この通りにある、「河童の泉」では、河童の三平やカッパ、小豆洗いたちがくつろいでいます。その妖怪たちに混じって悪魔くんや泳ぐねずみ男、小便小僧になった鬼太郎の姿も。
そのほか、砂かけ婆やねこ娘、一反木綿などのゲゲゲの鬼太郎お馴染みの妖怪たちをはじめ、日本各地の妖怪たちのブロンズ像が点在。妖怪たちと思い切りふれあえます。
この思い出を写真以外で残せるのが、「妖怪スタンプラリー」。JR境港駅前の境港市観光案内所や水木しげるロードのお店で「妖怪ガイドブック」を購入し、地図で確認しながら通り沿いの店などにある35個のスタンプを集め、妖怪のミニ図鑑を完成させましょう。
また、お土産の妖怪ハガキを自分や友達に送るなら、妖怪消印が押してもらえる妖怪ポストの利用がおすすめ。水木しげるロードならではのお土産が送れますよ。
水木しげるロード
- 住所:JR境港駅から水木しげる記念館まで
- アクセス:米子鬼太郎空港から「はまるーぷバス」に乗り、「旧NTT前」停留所下車後徒歩約2分。またはJR境港駅(鬼太郎駅)から徒歩すぐ
- 公式サイト:http://mizuki.sakaiminato.net/
妖怪神社
水木しげるロードの一角にある「妖怪神社」。一反もめんを象った鳥居の横には、湧き出す水の力によりゆっくりと回る御影石、「目玉おやじ清めの水」があり、参拝時はこの水で手を清めます。
ひときわ妖気を放つのが、高さ約3mの黒御影石と樹齢300年の欅で構成された御神体。もう一つが「目玉石」。御神体設置の際、水木しげるさんが「ここに目玉を~」と指差した部分が剥がれ落ちたものです。
妖怪神社の絵馬やお守り、おみくじはすべて妖怪仕様。なかでも特におすすめは、ゲゲゲの鬼太郎でおなじみの鬼太郎やねこ娘など5種類の妖怪たちが運んでくれる「からくり妖怪みくじ」です。どのキャラクターが運んでくれるかは運しだい?
妖怪神社
- 住所:鳥取県境港市大正町62-1
- 公式サイト:http://yo-kai.net/jinja/
水木しげる記念館
JR境港駅から徒歩約10分の場所にある「水木しげる記念館」。「ゲゲゲの玄関」では、水木しげるさんと鬼太郎、目玉おやじがお出迎え。まずは、選りすぐりの名作や大作を一同に紹介した「水木しげる 漫画ワールド」へ。作品や作者の魅力が再発見できますよ。
そして、東京都調布市の仕事場を再現した「水木しげるの仕事部屋」へ。隣には、妖怪アパートとそこに住む妖怪たち。さらにその先の「のんのんばあとオレ」には、幼い水木しげるさんに影響を与えた日常に潜む妖怪たちの姿が。ここでは、のんのんばあが水木少年に妖怪の話をする様子も見られます。
さらに進むと、今にも動き出しそうな多くの妖怪に出会える「妖怪洞窟」が。英語・中国語等対応の音声ガイドを利用するともっと深く妖怪と仲良くなれるかも?そして、妖怪の世界を楽しんだ後はミュージアムショップへ。ここにしかないピンバッジやポストカードが買えますよ。
水木しげる記念館
- 住所:鳥取県境港市本町5
- 開館時間:09:30~17:00
- 休館日:年中無休
- 料金:一般700円、中高生500円、小学生300円
水木しげるロードの夜の演出照明
水木しげるロードの妖怪たちは、毎日、日没を迎えると本格的に活動を開始。時間とともに色の変わるライトを浴びて怪しさを増す妖怪ブロンズ像。水木しげる記念館の前庭周辺では、自由に動き回る妖怪の影絵が出現。これが午後10時まで繰り広げられます。
ライトアップの色は季節ごとに変わり、影絵も夏休みバージョンや秋季限定妖怪影絵、お正月バージョンなど季節により異なります。夜にしか会えない妖怪に会いに来ませんか?
妖怪グッズ・グルメ
水木しげるロード沿いには、お土産店や飲食店が並び、目玉おやじそっくりの「妖菓目玉おやじ」や鬼太郎パン、一反もめん焼きなどのグルメも。なかでも、「ゲゲゲの妖怪楽園」では買い物や軽食のほか、アトラクションも楽しめます。
歩きまわって疲れたら人気の「妖怪ラテ」など、ここにしかないメニューで一休み。一反もめんの遊具や鬼太郎の家、巨大な「がしゃどくろ」など人気の撮影スポットもありますよ。
ゲゲゲの妖怪楽園
- 住所:鳥取県境港市栄町138
- 開園時間:09:30~17:00
- アクセス:JR境港駅から徒歩約10分
- 公式サイト:https://www.yokairakuen.jp/
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