
20XX年、猫に触れた人間を猫に変えてしまうウイルスが世界中で大流行し、世界は猫に支配された――そんな世界を想像したこと、ありますか?
生物界の頂点に君臨するようになった猫と、生き残った人間たちの壮絶なサバイバルを描く、前代未聞のアニメ『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』が2025年7月より放送開始されます。本記事では、本作のあらすじや放送情報、さらには日本各地にある猫スポットまでご紹介します。
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『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』のあらすじと見どころは?

新感覚「キャットフルホラー」:猫を愛する人たちのサバイバルストーリー
『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』の舞台は、謎のウイルスによって人類が次々と猫になってしまう世界。「猫に触ると即猫化」という絶望的な状況の中、人々はシェルターに身を潜め、息を殺して生きています。そんな世界で記憶喪失の猫カフェ店員のクナギと、彼が出会う人々を中心に物語が展開されます。
なぜ猫たちは変貌してしまったのか?その謎を追うミステリー要素も物語の重要な軸となっています。果たして人類は猫たちとの共存の道を見つけ出すことができるのでしょうか?それとも、このまま猫に支配された世界で滅びゆくしかないのでしょうか?衝撃の展開から目が離せません。
「猫に嫌われなければ助からない」という状態に置かれた人間たちの心理描写や、「モフりたいのにモフれない」といった葛藤も本作の大きな見どころです。
『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』の豪華声優陣にも注目
本作の魅力をさらに高めるのが、実力派の声優陣です。
クナギ CV:水中雅章
記憶を失っている猫カフェ店員の主人公のクナギを演じるのは水中雅章さん。『東京リベンジャーズ』の場地圭介役などで知られ、陰りのある役から熱血漢まで幅広い役柄をこなす実力派です。
カオル CV:上田麗奈
クナギと共闘する女子高生のヒロイン・カオルは『鬼滅の刃』の栗花落カナヲ役や『SSSS.GRIDMAN』の新条アカネ役など、透明感のある声質と繊細な演技で人気の高い上田麗奈さんが担当。
アラタ CV:川島零士
『マッシュル-MASHLE-』のフィン・エイムズ役など、話題作への出演が続く川島零士さんが元陸上部で忍者かぶれの大学生アラタを演じます。
ツツミ CV:芹澤優
『賭ケグルイ』の夢見弖ユメミ役や、声優アイドルユニット「i☆Ris」のメンバーとしても活躍している芹澤優さん。本作で猫が大好きな女子高生ツツミをどう演じるのか楽しみです。
レン CV:木村昴
『ドラえもん』のジャイアン役や『ヒプノシスマイク』の山田一郎役など幅広く演じ分ける木村昴さんが、3日3晩寝ずに猫から拠点を守り抜いたという伝説の一家・ウォード家の長男レンを演じます。
『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』原作漫画のここがすごい!

本作は、ホークマン氏(原作)とメカルーツ氏(作画)による同名の漫画を原作としています。「月刊コミックガーデン」および「MAGCOMI」にて連載中で、その斬新な設定と予測不能なストーリー展開が話題を呼び、多くの漫画ファンから支持を集めています。
その人気は折り紙付きで、「次にくるマンガ大賞2021」と「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2024」といった注目度の高い漫画賞にノミネートされた実績を持っています。
読者からは、「設定がぶっ飛んでいるのに面白い」「猫の可愛さと怖さのギャップがすごい」「続きが気になりすぎる」といった声が多数寄せられており、その中毒性の高さがうかがえます。
アニメ化にあたり、原作の持つ独特の雰囲気や恐怖演出がどのように映像化されるのか、原作ファンはもちろん、アニメで初めて本作に触れる人も期待が高まります。原作漫画は各書店やオンラインストアで購入可能ですので、アニメ放送前にチェックしてみるのもおすすめです。
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『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』総監督・三池崇史について
本作の総監督を務めるのは、日本映画界が世界に誇る鬼才・三池崇史監督です。
「バイオレンスの巨匠」:愛情とバイオレンスは同義語?
三池監督といえば、『オーディション』『殺し屋1』など、過激なバイオレンス描写や独特の世界観で知られ、「バイオレンスの巨匠」とも称されます。カンヌ国際映画祭をはじめとする海外の映画祭でも高く評価されており、その手腕は国内外で認められています。
一方で、コメディ、時代劇、特撮、子供向け作品(『妖怪大戦争』シリーズなど)まで、ジャンルを問わず精力的に作品を発表し続けており、その引き出しの多さも特徴です。
過去のインタビューでは、「愛情とバイオレンスは同義語」といった趣旨の発言もされており、単なる暴力描写に留まらない、人間の持つ根源的な衝動や感情を描き出すことに長けている監督と言えるでしょう。一見すると相容れない「愛情」と「バイオレンス」を結びつける独自の感性が、観客を惹きつける作品を生み出す原動力なのかもしれません。
そんな三池監督が、猫が人間を襲う「キャットフルホラー」という異色の題材をどのように落とし込むのか、大きな注目が集まっています。
三池崇史監督の代表作:人気投票ランキングTOP3(※)
三池監督が手掛けた人気の高い代表作として、以下のような作品が挙げられます。
※出典:投票型ランキングサイト「みんなのランキング」
第一位:『クローズZERO』(2007年)、『クローズZERO II』(2009年)
高橋ヒロシ氏の人気漫画『クローズ』の前日譚をオリジナルストーリーで描いた作品。小栗旬さん、山田孝之さんら豪華キャストが出演し、不良高校生たちの抗争をド迫力のアクションで描き、大ヒットを記録しました。若者たちのエネルギーと暴力性をスタイリッシュに描き出し、多くの観客を熱狂させました。
第二位:『悪の教典』(2012年)
貴志祐介氏のサイコホラー小説を映画化。生徒から絶大な人気を集める高校教師が、実は恐るべきサイコパスであり、自らの目的のためにクラスの生徒たちを惨殺していくという衝撃的な内容。伊藤英明さんの怪演も話題となり、倫理観を揺さぶる問題作として賛否両論を巻き起こしました。
第三位:『着信アリ』(2004年)
秋元康氏原作のホラー小説を映画化。携帯電話にかかってきた奇妙な着信に出ると、予告された日時に死んでしまうという呪いの連鎖を描き、社会現象にもなりました。じわじわと迫る恐怖演出と、携帯電話という身近なツールを使った設定が観客の恐怖を煽りました。
『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』放送情報
待ち遠しい放送開始は、以下の通り予定されています。
- 放送開始時期:2025年7月
- 放送局:テレ東、BSテレ東 ほか
さらに、テレビ放送に加えて、配信での視聴も可能です。
- 先行配信:ABEMAにて予定
- その他配信:各種配信サービスでも配信開始予定
地上波での視聴が難しい方はABEMAでの先行配信や、その他の配信サービスを利用して楽しむことができます。詳細な放送日時や配信サービスについては、今後の続報を待ちましょう。
日本で有名な猫スポット:猫島、猫カフェなど

『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』で恐ろしい存在として描かれる猫たちですが、現実世界では私たちに癒しと安らぎを与えてくれるかけがえのない存在です。ここではアニメの放送が開始される前に訪れたい、日本で有名な猫スポットをご紹介します。
猫島:猫たちがのびのび暮らす楽園
日本には「猫島」と呼ばれる、多くの猫たちが暮らす島が点在します。
【神奈川県】江の島

都心からのアクセスも良く、観光地としても人気の江の島。島内には多くの地域猫が暮らしており、人懐っこい猫たちに出会えるスポットとして知られています。江島神社の周辺や、島の裏手にある岩場などで、のんびりと過ごす猫たちの姿を見ることができます。島民の方々がご飯をあげているので、猫たちに負担をかけないよう餌は与えず、そっと見守るようにしましょう。
- 所在地:神奈川県藤沢市江の島
- 交通アクセス:小田急片瀬江ノ島駅から徒歩すぐ
【宮城県】田代島

宮城県石巻市に属する離島で、「猫の島」として全国的に有名です。島民よりも猫の数の方が多いと言われ、島の中央には猫を祀る「猫神社」もあります。漁業が盛んな島で、古くから猫は「大漁の守り神」として大切にされてきました。島全体が猫たちの楽園のような雰囲気で、訪れる人々を癒してくれます。
- 所在地:宮城県石巻市田代浜
- 交通アクセス
①石巻中央発着所まで:JR石巻駅から徒歩15分
②大泊港または仁斗田港まで:石巻中央発着所から船で約40分
【愛媛県】青島

愛媛県大洲市に属する、瀬戸内海に浮かぶ小さな島。こちらも「猫の島」として有名で、十数人の島民に対して100匹以上の猫が暮らしていると言われています。近年、メディアで取り上げられたことで人気が高まりましたが、島には商店や自動販売機、宿泊施設などはありません。訪れる際は、食料や飲み物を必ず持参し、ゴミは持ち帰るなど、マナーを守ることが重要です。猫たちへの餌やりは禁止されていませんが、決められた場所で行いましょう。
- 所在地:愛媛県大洲市長浜町青島
- 交通アクセス:JR伊予長浜駅よりあおしま乗船場まで徒歩で約2分。長浜港から船で約45分
猫カフェ:都会のオアシスで猫たちと素敵なひとときを

気軽に猫と触れ合いたい方には、猫カフェがおすすめです。
【東京都】てまりのおうち・てまりのおしろ
吉祥寺にある、まるで絵本の世界のような内装が特徴的な猫カフェ。「てまりのおうち」とその姉妹店「てまりのおしろ」があり、どちらも独特の世界観の中で、自由に過ごす猫たちと触れ合うことができます。時間制限がないのも魅力で、ゆったりとした時間を過ごせます。
- 公式サイト:
てまりのおうち http://www.temarinoouchi.com/
てまりのおしろ https://temarinooshiro.com/
【東京、大阪、名古屋、福岡など】MOCHA(モカ)
全国の主要都市に店舗を展開する人気の猫カフェチェーン。おしゃれで清潔感のある店内が特徴で、若い世代を中心に人気を集めています。漫画、雑誌が読み放題だったり、Wi-Fiや電源が完備されていたりと、カフェとしての利便性も高いのが魅力です。
- 公式サイト:https://catmocha.jp/
【東京、大阪、岐阜、滋賀、広島など】保護猫カフェ ネコリパブリック
サスティナブルな猫助けのゴールを目指し、保護猫の譲渡活動も行っている猫カフェ。地域の保護猫団体と協力し、様々な事情で保護された猫たちと触れ合える場を提供しながら、里親になりたい人のサポートを行います。
ねこ駅長:地域を盛り上げる看板猫
日本各地のローカル線で活躍している「ねこ駅長」は、現在も観光客誘致や地域活性化のシンボルとして愛されています。
和歌山電鐵貴志川線
三毛猫の「たま駅長」で一躍有名になった貴志川線。現在は二代目の「ウルトラ駅長」ニタマ、「マネージャー駅長」よんたまと「ふく駅長」ごたまが勤務しています。猫をモチーフにした駅舎や、たま電車など、猫好きにはたまらないスポットです。猫たちの愛らしい姿は多くの人々に笑顔を届け、地域の活性化にも貢献しています。
会津鉄道 芦ノ牧温泉駅
福島県にある芦ノ牧温泉駅では、現在は3代目名誉駅長の「さくら」が活躍しています。駅舎内には写真やグッズなども展示されており、多くの鉄道ファンや猫ファンが訪れます。のどかな温泉地の駅で働く猫たちの姿に、心が和みます。
※猫の撮影は禁止となっております
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