日本の大人気TVアニメ『東京リベンジャーズ』のFUN! JAPAN的魅力を徹底解説!

日本の人気アニメ、『東京リベンジャーズ』。累計発行部数7000万部を突破する人気コミック『東京卍リベンジャーズ』を原作として、2021年にTVアニメの放送がスタート。2023年1月には続編となる「聖夜決戦編」が放送され、さらには実写映画や舞台化も実現するなど複数のメディアを巻き込んだ社会現象を起こしている。

2023年10月からは東京卍會史上最大にて“最後”の抗争を描く「天竺編」が放送予定で、11月27日からは「東京卍リベンジャーズ 描き下ろし新体験展 最後の世界線」も予定されているなど、その勢いは増すばかり。もはや国内に留まらず、海外でも作品を愛するファンが続々と生まれている。

本記事では、『東京リベンジャーズ』の日本アニメらしさや設定の魅力に着目!FUN! JAPAN編集部が、日本好きの皆さんへ向けて作品のおすすめのポイントを徹底解説する。

TVアニメ『東京リベンジャーズ』のあらすじ・魅力とは?

本シリーズの主人公となるのは、人生どん底のダメフリーターの花垣武道(タケミチ)。タケミチは、中学時代に付き合っていた人生唯一の恋人・橘日向(ヒナタ)が最凶最悪の悪党連合“東京卍會”に殺されたことを知る。事件を知った翌日、駅のホームにいたタケミチは、何者かに背中を押され線路に転落し死を覚悟したが、目を開けると何故か12年前にタイムリープしていた。人生のピークだった12年前の中学時代にタイムリープし、恋人を救うため、逃げ続けた自分を変えるため、タケミチは人生のリベンジを開始する!

本シリーズ最大の魅力は、なんといっても登場人物たちが繰り広げる熱いドラマ。もともと日本のアニメ・漫画文化において“ヤンキーもの”は人気のジャンルだが、そこに“タイムリープもの”の要素を加え、斬新な設定と新たな感動を生み出すことに成功している。

特攻服に身を包んだキャラクターたちが暴れ回る様子から、日本のヤンキー文化を体感できるのも、海外ユーザーから人気となっているポイントの一つ。海外コスプレイヤーが、イベントなどで本シリーズのコスプレをしている姿も多く見受けられる。

また物語の主な舞台が東京・渋谷で、新宿や六本木などお馴染みの地名も作品の随所に登場し、アニメファンのみならず日本好きにとっても心躍るような瞬間がギュッと詰まったアニメが、『東京リベンジャーズ』なのだ。

『東京リベンジャーズ』の作品舞台は東京・渋谷!

© (公財)東京観光財団

物語の柱となるのは、ヒナタを救うために“東京卍會”の謎に迫ろうとする主人公、タケミチの成長物語。劇中ではタケミチが、“東京卍會”の結成の裏側や、仲間力の強かったチームがなぜ最凶最悪の悪党連合へと変貌していったのかを探っていくが、ストーリーの随所に有名な東京や神奈川の地名が登場する。

中でも象徴的な場所が、絶対的カリスマである佐野万次郎(マイキー)を総長とした“東京卍會”の結成の地が、東京・渋谷。

創設メンバーであるマイキー、龍宮寺堅(ドラケン)、場地圭介、三ツ谷隆、林田春樹(パーちん)、羽宮一虎の6人で神社に集って「一人一人がみんなのために命を張れるチームにしたい」という想いを込めて、お守りを手にする場面は、メンバーの絆を感じられる名シーン。

また渋谷のスクランブル交差点で創設メンバーが並んで結成を祝した写真を撮ったり、ドラケンが生まれ育ったというにぎやかなストリートが登場したり、劇中の様々なエピソードの中で、“東京卍會”と関わりの深い場所として渋谷が映し出されている。

そして、タケミチが事故に遭うという、タイムリープの発端となった新宿駅。新宿は“東京卍會”と争うチームである“愛美愛主”(メビウス)、“芭流覇羅”(バルハラ)の縄張りとしてもお目見え。

他にも、横浜を中心に活動するチーム“天竺”(てんじく)、不良界隈で有名な六本木のカリスマ兄弟・灰谷兄弟も存在感を発揮するなど、旅行客にもお馴染みの地名が出てきてテンションが上がる。

また、タケミチがヒナタとデートをする公園など、「これはあそこかな?」と想像できる場所も多く、TVアニメに描かれるロケ地をまわる聖地巡礼をする人も続出。とにかくキャラクターが魅力的なので、「タケミチやマイキーたちが目にした景色を肌で感じたい」という人が現地を訪れるのも納得だ。

お子様ランチ、原宿のパンケーキ、ペヤング ソースやきそばなど様々な日本グルメが作品のキーポイントに!

目にも美味しい日本グルメが、各エピソードのキーポイントやキャラクターの関係性などを象徴するアイテムとして出てくる点も、大きな見どころだ。

圧倒的強さを誇るマイキーは、登場人物の中でも一際光輝く存在だが、そのクールさとは裏腹にキュートな一面を持っているのが人気の秘訣。どら焼きを好んで食べたり、妹のエマから「あーん」とパンケーキを口に運んでもらう姿も愛らしい。

ファミレスで、“お子様セット”を頼むマイキーも印象的だ。日本語では“お子様ランチ”と呼ばれることもある“お子様セット”は、ハンバーグやケチャップライス、一口ゼリーなど、子どもの大好きなものをひとつのプレートに贅沢に盛り合わせたメニューのこと。家族でレストランに行くと、“お子様セット”を見つけて子どもがセレクトする…という一コマも日本では定番の風景だ。

ライスには飾りとして旗が立っていることも多いが、アニメ内でマイキーの元に運ばれてきた“お子様セット”には旗が立っていなかった…。拗ねまくるマイキーを見たドラケンは、「ほーら、マイキー。旗だぞー」と胸元からスッと旗を出してプレゼント。これにはマイキーも瞳を輝かせて大喜び。思わず笑ってしまうシーンながら、ドラケンはマイキーの足りないものを補う存在であることがひしひしと伝わってくる。

“ ペヤング ”も本シリーズの、重要アイテムだ。“ ペヤング ”は、1970年代に誕生した四角い容器に入ったカップ焼きそばで、「若いカップルが二人でひとつのものを仲良く食べてほしい」という願いから、“ペア”と“ヤング”を掛け合わせて、“ペヤング”という名前が付けられたという。

日本では「カップ麺といえば…」と聞かれてすぐさま思い出す人も多いほど、幅広い世代に愛されている商品だ。劇中では、“東京卍會”創設メンバー・場地の大好物として登場。松野千冬と出会いを果たした場地は、彼を家に招いたものの、“ペヤング”がひとつしかない。「半分コな」と分け合って食べた日は、その後に場地を敬愛することになる千冬の宝物のような思い出となる。マイキーや仲間のために戦う場地を回想し、泣けるアイテムとなるのが“ペヤング”なのだ。

ヤンキー文化とタイムリープ…日本ならではの漫画・アニメの設定や文化にも注目!

不良少年の活躍を描く“ ヤンキーもの ”は、「クローズ」や「ビー・バップ・ハイスクール」といった名作が数々生まれるなど、日本のアニメや漫画において根強く支持されているジャンルだ。ヤンキー=不良少年たちは、地元や仲間を愛してやまない存在として描かれることも多く、ド派手なケンカをしながら頂点を目指したり、その中で友情を築いていく青春王道ストーリーを楽しめるのが、“ヤンキーもの”の醍醐味。

登場人物は、性格だけでなくファッションやヘアスタイルなどビジュアルも個性たっぷりで、『東京リベンジャーズ』では、“ヤンキーのフォーマル”ともいうべき特攻服に身を包んだスタイルも目を引く。特攻服はチーム名や好きな言葉、絵柄を刺繍で刻んだ上着で、チームの一員として認められた証にもなるなど、ドラマ性も担う一品となっている。

また本シリーズを特別なものにしているのは、“ヤンキーもの”に、誰もが一度は抱くであろう「人生をやり直してみたい」という願望を叶える“タイムリープもの”の要素を加えていることだろう。“タイムリープ”は、日本語として使われる和製英語。“タイムトラベル”が機械を利用して時間を移動することが多いとすれば、あくまで自身の能力で時間移動をするのが“タイムリープ”だ。タケミチはある日突然に備わった能力で、12年前の過去に戻ってしまう。

何度タイムリープしてもなぜか最悪の未来に辿り着いてしまい、「どうすればヒナタを救うことができるのか?」「マイキーや“東京卍會”に何が起きたのか?」と視聴者もタケミチと一緒になって、過去に散らばった最悪の未来回避へのパズルピースを集めたくなるという、“タイムリープもの”だからこそ描ける展開が実に面白い。「先が気になって仕方ない!」という中毒性と共に、日本文化や食も堪能できる『東京リベンジャーズ』の世界に、ぜひ一度飛び込んでみてほしい。

TVアニメ『東京リベンジャーズ』オリジナルコラボ商品発売中!

©和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会

ダメダメな人生を送る主人公のタケミチが、人生唯一の恋人のヒナタ、そして仲間を救うために人生のリベンジに挑んでいく『東京リベンジャーズ』。

ボロボロになりながらも何度も立ち上がっていくタケミチの姿が視聴者に勇気を与えているほか、魅力的な登場人物たちが育んでいく熱い絆、謎を紐解いていくミステリー要素、ド派手なアクションなど、見どころだらけの本シリーズは、東卍史上最大にして“最後”の抗争に向かう「天竺編」が、いよいよ10月から放送スタート。11月27日からは「東京卍リベンジャーズ 描き下ろし新体験展 最後の世界線」も開催されるなど、原作の連載終了後の現在も世界中にファン層を広げ続けている。

現在、FUN! JAPAN SELECTSHOPではTVアニメ『東京リベンジャーズ』オリジナルコラボ商品を発売中。主要キャラクターが描かれたペアグラス、豆皿、特製ジュースなど、徹底的にこだわって作られたアイテムがズラリと並ぶ。

本シリーズを観れば、「このキャラクターが好き」「この二人のやり取りが好き」というお気に入りができること必至だが、ペアグラスには「佐野万次郎×龍宮寺堅」「花垣武道×橘日向」「場地圭介×松野千冬」「三ツ谷隆×柴八戒」の計4種類のデザインが用意され、劇中で最高のコンビとなっている組み合わせのアイテムを自宅に迎え入れることができる。また特製ジュースには各キャラのテーマカラーが反映されているなど、ファン心をくすぐる品ばかり!オリジナルコラボ商品と一緒に、アニメ『東京リベンジャーズ』を目一杯楽しんで。

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