蔵王は、東北地方の宮城県と山形県の県境南部に広がる山岳地帯です。スキー場、温泉、絶景ポイントなど観光地がたくさんあります。なかでも、宮城の人気スポットは、100匹以上のキツネが放し飼いにされている「蔵王キツネ村」です。
宮城県蔵王について
蔵王は、火山群からなる日本最長の山脈「奥羽山脈」の一角にあり、宮城・山形両県にまたがる連峰の総称。最高峰の熊野岳は1,841mmで、噴気孔や火口湖が見られるなど、山が連なっていて、山麓には多くの温泉地が点在しています。
宮城県蔵王の見どころ
蔵王は、火山性の火口湖「御釜」をはじめ、田畑、池、滝など素晴らしい景観に恵まれています。また、片峯神社や蔵王寺などの宮城の社寺、牧場やスキー場など、観光スポットが多いのも魅力のひとつです。ここでは、おすすめのスポットやアクティビティを紹介します。
"蔵王キツネ村 "など、自然や動物と触れ合うことができる場所
蔵王には、動物とのふれあい体験ができるスポットがたくさんあります。例えば、山形県にあるふれあい牧場 蔵王ハートランドや蔵王マウンテンファーム・山川牧場では、牛やヤギ、ウサギなどの動物たちと触れ合うことができます。
また、宮城の「宮城蔵王キツネ村」は、日本で唯一、銀ギツネや北極ギツネなどの希少種のキツネを見ることができる施設です。放し飼いにされているキツネとの散歩や子ギツネの抱っこ、ポニーやヤギなど他の動物とのふれあいもできるので、ぜひ体験しに来てほしいですね。なお、子ぎつねの抱っこは期間限定なので、事前に公式サイトのブログで確認しておくとよいでしょう。
蔵王エコーラインや 名物のスノーモンスター（樹氷）など、蔵王連峰の絶景スポットを紹介
蔵王では、雪の壁、紅葉、滝の眺めで有名なドライブコースの蔵王エコーライン沿線をはじめ、見渡す限りの新緑、紅葉、雪景色など、四季折々の美しい風景を見ることができます。また、地蔵岳山頂付近からの一帯に広がるスノーモンスター（樹氷）の風景は圧巻！雄大な斜面に、蔵王に多く自生する針葉樹「アオモリトドマツ」に過冷却された大気中の微細な水滴（霧粒）が凍りついてできる、まさに氷”と“雪”の芸術品！圧倒的な美しさを醸し出します。
スノーモンスターのもう一つの見どころは夜！色とりどりのライトアップが行われ、幻想的な雰囲気が楽しめます。
このスノーモンスターを鑑賞するなら、ロープウェイ（2本乗車・最短約18分）で、雪原を埋め尽くす360°樹氷に囲まれた樹氷原に直行がおすすめ！蔵王ロープウェイ山麓駅に向かい、頂上地点の蔵王地蔵駅まで乗車しましょう。ちなみに、地蔵山頂駅には 山頂テラス（屋上展望台）とレストランがあり、樹氷原と周辺の山々を一望できますよ。
蔵王の温泉やスキー場など、楽しみたいアクティビティ
蔵王では、野鳥や高山植物を眺めながらのトレッキングやスキーなど、四季折々のアクティビティが体験できる。特におすすめは、山形の地蔵岳周辺か、宮城県最大の規模を誇るスキー場・みやぎ蔵王えぼしリゾート。特に宮城蔵王えぼしリゾートはトレッキングだけでなく、春には白や黄色のスイセンが咲き誇り、夏には1,100mの石子展望台から満点の星空を夜景観賞、秋には紅葉と、一年を通して美しい景色を見ることができます。
蔵王のレストラン
蔵王は、山菜やキノコなどの山の幸、新鮮な牛乳を使った乳製品など、自然の食材が豊富です。さらに、「玉こんにゃく」や「ジンギスカン」などの料理も有名です。
また、山形県の「蔵王温泉」や宮城県の「遠刈田温泉」などの有名温泉地には飲食店がたくさんあります。牧場やスキー場などの観光施設にあるレストランもぜひ利用してみてください。
宮城県蔵王のホテル・旅館
蔵王の宿泊施設は、各温泉地に集まっており、天然温泉に入れる旅館やホテルがたくさんあります。さらに、スキー場周辺には洋風の下宿が点在しています。蔵王の宿泊施設の平均価格帯は15,000円前後。リーズナブルに泊まりたいなら、山形「蔵王温泉」エリアがおすすめです。場所やプランにもよりますが、6000円前後から宿泊することが可能です。
東京から宮城県蔵王へのアクセス
蔵王は宮城県と山形県にまたがる広域なエリアです。東京方面からは、目的地に応じて宮城駅や山形駅を起点にすることを目指すとよいでしょう。また、これらの駅には観光案内所があるので、パンフレットや地図などを手に取ってみるのも良いでしょう。
東京から宮城へのアクセス
宮城県側の観光の起点はJR白石蔵王駅で、JR東京駅から新幹線で約2時間です。さらに、JR白石蔵王駅からは電車や路線バスを利用して、各観光スポットに行くことができます。
東京から山形へのアクセス
JR東京駅からJR山形駅までは山形新幹線（新庄方面行）で約2時間30分。JR山形駅からは路線バスで蔵王温泉に向かいます。
Comments