雪や氷柱などが見られる冬のイベントは、東京から程近い関東地方でも体験できます。というのも、同じ関東でも、南関東と北関東では気候が大きく異なるから。そこで、北関東を中心に雪まつりやライトアップされる氷柱などのイベントをご紹介。地域ごとに特色ある祭りやイベントが体験できますよ!
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1.尾ノ内氷柱(埼玉)
「秩父路三大氷柱」のひとつである尾ノ内氷柱(おのうちひょうちゅう)は、埼玉県秩父郡の小鹿野町(おがのまち)の尾ノ内渓谷に無数に連なる氷柱が織りなす氷壁です。冬、気温が氷点下になると両神山を源流とする尾ノ内沢から引いた水を山の斜面に放水。そうして滴り落ちた水が凍って芸術的な形の氷柱が生まれます。
おすすめの鑑賞スポットは尾ノ内渓谷にかかる吊り橋。幅約250m、高さ約60mにもおよぶ迫力ある氷柱群と渓谷美を同時に楽しめます。夜間はライトアップされ、氷柱がさまざまな色の光に染まり幻想的な雰囲気に。尾ノ内氷柱は、人と自然が創り出す氷の世界が楽しめるスポットです。
spot information
- 開催場所:尾ノ内氷柱
- 住所:埼玉県秩父郡小鹿野町河原沢996-1
- 開催期間:例年1月中旬から2月中旬(2024年は1月7日~2月25日)
- 開催時間:8:00〜16:00(ライトアップ日を除く)
- ライトアップ:2024年は1月27日から2月12日までの土・日・祝日 日没~20:00
- 最寄り駅:西武 秩父駅からバスで約70分、下車後徒歩約20分
- 公式サイト:https://www.nishichichibu.or.jp/hyouchuu/
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2.三十槌の氷柱 大滝氷まつり(埼玉)
秩父路三大氷柱のひとつ、秩父市大滝の三十槌の氷柱(みそつちのつらら)は、岩を伝って滴り落ちる湧き水が凍ることによって形成れる氷柱群です。幅約30m、高さ約8mにわたって形成される氷柱の姿は、毎年、湧水の量や流れ方、気温の変化によって大きく異なります。見頃は大滝氷まつりが開催される1月上旬から2月下旬にかけて。祭り期間中はライトアップにより、宝石のように輝きを放つ氷柱が見られます。
また、開催地のひとつであるウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場の駐車場付近では、祭りの期間に合わせて温かい軽食を楽しめるカフェも営業。氷柱を鑑賞した後、焚き火のそばで軽食を楽しみながら冷えた体を温めることができます。なお、氷柱はカフェからも鑑賞可能。自然が生み出す氷の造形美を堪能しましょう。
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- 開催場所:三十槌の氷柱(ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場)
- 住所:埼玉県秩父市大滝4066-2
- 入場料:大人300円(中学生以上)、子供200円(小学生以上)、小学生未満無料
- 開催期間:例年1月上旬~2月下旬頃 2025年は1月10日(金)~ 2月24日(月)
- ライトアップ時間:1月中旬~2月下旬頃 平日17:00~19:00、土日祝17:00~20:00
- 最寄り駅:西武 秩父駅からバスで約43分
- 公式サイト:https://navi.city.chichibu.lg.jp/p_flower/1403/
3.あしがくぼの氷柱(埼玉)
尾ノ内氷柱、三十槌の氷柱と並ぶ、秩父路三大氷柱のひとつ、秩父郡横瀬町のあしがくぼの氷柱(ひょうちゅう)。川から引いた水を山の斜面に散水し生み出される、幅約200m、高さ約30mもの規模に及ぶ氷柱群です。日中は、山腹や木々を白く覆う氷柱や枝から垂れ下がる繊細なガラス細工のような氷柱が陽光を受けて輝く姿が見られます。週末と祝日の日没後はライトアップが実施され、辺りは幽玄な世界から色鮮やかな世界へ。また、駅から徒歩10分というアクセスの良さも魅力。遊歩道も整備されているため、手が届くほど間近で氷の世界が満喫できます。
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- 開催場所:あしがくぼの氷柱
- 住所:埼玉県秩父郡横瀬町芦ケ久保
- 開催期間:2025年1月9日(木)~2月24日(月・祝)
- ※天候や氷の状況等により、予告なく閉鎖する場合がございます。
- 開催時間:9:00~16:00
- ライトアップ時間:金土日祝日の17:00~20:00(日没時間により変動あり)
- ※土日祝のライトアップは予約制および昼と夜の入替制
- 最寄り駅:西武 芦ヶ久保駅から徒歩約10分
- 公式サイト:https://www.yokoze.org/shisetsu/hyoutyuu/
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4.湯西川温泉かまくら祭(栃木)
800年以上の歴史をもつ湯西川温泉(ゆにしがわおんせん)。そんな湯西川温泉で冬に開催される一大イベントが、湯西川温泉 かまくら祭です。このお祭りで人気を集めているのが、日本夜景遺産にも認定されている「沢口河川敷のミニかまくら」。日が暮れると、数百個のミニかまくらにろうそくの灯がともされ、河川敷は多くの炎が揺らめく風情ある光景に変わります。一方、同時開催される平家の里会場は、雪をかぶった茅葺き屋根の古民家と大小のかまくらのコラボレーションにより、ノスタルジックな雰囲気に。まるで800年前に迷い込んだ気分を味わえます。そのほか、そり遊びや雪遊びなどのアクティビティに加え、温泉や足湯も楽しめる湯西川水の郷スノーパークもおすすめ。冬の湯西川温泉の魅力が詰まったお祭りです。
※かまくら:雪で作ったドーム型の小さな家やその家で水神様を祀る神事のこと。沢口河川敷に並ぶのは、小型化したかまくら
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- 開催場所:湯西川温泉
- 住所:栃木県日光市湯西川
- 開催期間:2025年1月31日(金) ~ 3月2日(日)
- ライトアップ時間:沢口河川敷のミニかまくら 金土日の17:30〜21:00(平家の里は毎日点灯)
- 最寄り駅:野岩鉄道 湯西川温泉駅からバスで約25分
- 公式サイト:https://www.nikko-kankou.org/
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5. 雪上の湯元温泉花火大会(栃木)
日光の奥座敷といわれる湯ノ湖畔の静かな温泉地、奥日光湯元温泉。約1200年前に発見され、白く濁った硫黄泉の湧き出る名湯として根強い人気を誇っています。そんな奥日光湯元温泉で毎年2月に開催されるのが、雪上の湯元温泉花火大会。さまざまな種類と大きさの花火を連射連発する華やかなスターマインをはじめ、色とりどりの花火数百発が夜空に次々に打ち上がります。湯ノ湖畔で花火見物するもよし、宿で飲み物を片手に鑑賞するもよし。雪と花火が織りなす景色をゆったりと楽しめるイベントです。
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- 開催場所:奥日光湯元温泉 湯ノ湖湖畔
- 住所:栃木県日光市湯元
- 開催期間:例年2月(2024年は2月3日)
- 花火打ち上げ時間:19:30~
- 最寄り駅:JR日光駅または東武日光駅からバスで約80分
- 公式サイト:https://www.nikko-kankou.org/
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6.北軽井沢炎のまつり(群馬)
浅間山の麓、北軽井沢で毎年2月の第2土曜日に開催される北軽井沢炎のまつり。祭り会場では、火山である浅間山の平穏を祈る神事や祈願ろうそくによる開運祈願、和太鼓演奏など、さまざまな催しが行われます。なかでもキャンドルアートは必見。雪原に置かれた約2,000本のキャンドルに火が灯され、地元のキャンドルアーティストがデザインした作品が雪上に現れます。ちなみに2024年は、雪原一面に干支の龍が描かれました。さらに暗くなると花火が打ち上げられ、柔らかく温かな炎の色に包まれていた光景に、キラキラとした華やかさが加わります。会場には、温かい食べ物や飲み物を販売するキッチンカーも集合。焚き火も用意され、温まりながら花火やキャンドルアートが楽しめます。キャンドルの炎、焚き火、花火…さまざまな火と雪景色が楽しめるお祭りです。
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- 開催場所:北軽井沢ふれあい広場
- 住所:群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-5372
- 開催期間:例年2月第2土曜日(2024年は2月10日)
- 開催時間:16:00~19:00
- キャンドル点火時間:17:00~
- 最寄り駅:JR、しなの鉄道 軽井沢駅からバスで約30~40分
7.藤原雪まつり(群馬)
みなかみ町藤原の藤原スキー場で開催される「藤原雪まつり」は、昼間のイベントも充実しているお祭りです。例えば、「ソリオリンピック」や「雪玉氷塔選手権」など。ソリオリンピックはソリでどれだけ長く滑れるかを競う競技で、「雪玉氷塔選手権」は雪玉をどれだけ多く積み上げられるかを競う競技です。一方、日が暮れると雪灯籠に灯りがともり、会場は幻想的な雰囲気に。続いて登場するファイヤーパフォーマンスチームによる迫力あるファイヤーショーで会場はますます白熱。さらに、まだ熱気の残るゲレンデに色とりどりの花火が打ち上げられます。バラエティ豊かな内容で、最後まで楽しめるお祭りです。
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- 開催場所:水上高原・奥利根温泉 藤原スキー場
- 住所:群馬県利根郡みなかみ町藤原495
- 開催期間:3月(2024年は3月9日)
- 開催時間:11:00~21:00
- 雪灯り点灯時間:17:30~
- 最寄り駅:JR水上駅からバスで約35分、下車後徒歩約15分
- 公式サイト:https://fujiwaraski.com/
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日本で使えるSIMカードを準備しましょう
関東で雪や氷柱が鑑賞できる場所は、東京都心部から離れた場所が多いため、電車やバスの乗り換えが多くなりがち。だからこそ、迷わずに移動するには問題なくインターネットを使用できる環境が必要です。そこでおすすめしたいのが、日本で使えるSIMカードの用意。そうすることで、使いたいときに使いたい場所でデータ通信が可能に。いざというときに慌てないためにも事前に準備しておきましょう。
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冬の必需品もチェックしておこう
快適な旅行のためにも、冬の旅行に活躍するものを事前にチェックしておきましょう。
👉冬の日本旅行の持ち物チェックリスト。あると便利な必需品は?
冬の服装もチェック
関東は、たまに冷え込む日があるものの比較的温暖な気候で、氷点下になることはあまりありません。ただし、一日の間や日によって寒暖差があるため、厚手のアウター以外は、薄手のトップスやインナーを組み合わせた重ね着がおすすめ。また、風の強い場所では、風対策も大切です。
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