北陸には雪深いところが多く、雪まつりや雪景色を楽しむにはぴったりの地域です。雪像を鑑賞したり、雪上のアクティビティを楽しんだり。日没後は、キャンドルを灯したり、伝統的な火祭りや花火見物をしたりと、地域ごとに個性あふれる冬のお祭りがたくさんあります。もちろん、ご当地グルメが味わえる屋台も。この記事では、そんな北陸の雪まつりや雪を楽しむイベントを紹介します。
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1.十日町雪まつり（新潟）
十日町雪まつりは、1950年に「雪を友とし、楽しむ」という思いから始まった冬のお祭りです。日本で初めて市民主体で行われた雪まつりであることから、「現代雪まつり発祥の地」とも称されています。そうした歴史をもつこの雪まつりの原点は、地元の学校や企業、町内会などが制作し、「雪の芸術作品」として展示される雪像。市内の20以上の会場をはじめ、町中で精巧な雪像や独創的な雪像が鑑賞できます。
さらに、住民たちも自宅や通りに雪だるまや雪のオブジェを飾り、町全体がお祭りムード一色に。また、メイン会場ではそり遊びや雪遊び、伝統的な祭りの食べ物や地元のグルメが楽しめます。そして、祭りの最後は夜空を彩る花火で幕を閉じます。
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- 開催場所：十日町市総合体育館駐車場など市内20カ所以上の会場
- 住所：新潟県十日町市西本町1-365（十日町市総合体育館）
- 開催期間：例年2月中旬（2025年は2月15日～2月16日）※お出かけの際は最新の情報をご確認ください。
- 最寄り駅・メインエリア：十日町駅から徒歩約10分
- 公式サイト：https://snowfes.jp/hp/
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2.つなん雪まつり（新潟）
日本有数の豪雪地帯、津南町で開催されるつなん雪まつり。お祭り会場のひとつ、ニュー・グリーンピア津南会場では、日本国内最大級のスノーチューブをはじめ、雪を使ったアトラクションや露店市など多くのイベントが行われます。ちなみにスノーチューブとは、円形のゴム製のソリの真ん中のくぼんだ部分に乗り、斜面を滑り降りるアクティビティです。
そのほか、雪でできたドーム状の家「かまくら」や雪燈籠などもあり、雪のなかであたたかな光を放ちます。そして、フィナーレを飾るのが約2,000個のスカイランタンの打ち上げと花火。多くのスカイランタンが空に昇っていき、温かみのある光と共に幻想的な景色を演出します。このスカイランタンの打ち上げは、チケット購入で誰でも参加可能です。冬の夜空に願い事を飛ばしてみませんか？
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- 開催場所：ニュー・グリーンピア津南会場（グラウンド）、大割野特設会場
- 住所：新潟県中魚沼郡津南町秋成12300
- 開催期間：2025年3月8日 ※お出かけの際は最新の情報をご確認ください。
- 開催時間：11:30～20:00
- 最寄り駅：津南駅からシャトルバスで約30分（ニュー・グリーンピア津南会場）
- 公式サイト：https://snowfes.info/
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3.えちごかわぐち雪洞火ぼたる祭（新潟）
えちごかわぐち雪洞火ぼたる祭は、豪雪地帯の魅力をたっぷり満喫できるお祭りです。スノーアクティビティをはじめ、地元の名物料理を提供する屋台も出店。多彩な地元の味や祭りならではのグルメが味わえます。また、いにしえの風格をたたえた築120年以上の民家を移築・改装し、現代に蘇らせた趣のある古民家を様々な灯りで照らすゆきあかりは必見です。
日没後のお楽しみが、越後川口の夜をほのかに彩るゆきあかり。幻想的な雰囲気のなか、澄んだ空を彩る雪上花火を楽しめます。そのほか、スペシャルライブなどイベントが盛りだくさん。会場間はシャトルバスで移動できるので、会場巡りをするのもおすすめです。
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- 開催場所：川口運動公園多目的広場ほか
- 住所：新潟県長岡市川口中山2441-1
- 開催期間：2025年2月22日（土）
- 開催時間：10：00～19：30
- ライトアップ時間：日没後
- 最寄り駅：JR越後川口駅から車で約5分（JR越後川口駅から徒歩約4分の長岡市役所川口支所からシャトルバスあり）
- 公式サイト：https://www.echigo-kawaguchi.jp/
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4.立山黒部・雪の大谷フェスティバル（富山）
標高3,000メートル級の山々を縫うように貫く、富山県の立山駅と長野県の扇沢駅を結ぶ立山黒部アルペンルート。このルートの室堂付近を中心に、毎年4月から6月にかけて開催される立山黒部・雪の大谷フェスティバルは、標高の高い豪雪地帯ならではのイベントです。なかでも、除雪作業によって生まれる約500mにも及ぶ巨大な雪の壁「雪の大谷」は、特に人気を集めています。その雪壁のもっとも高い部分は、その年の積雪量にもよって20mに達することもあります。
その圧倒的なスケールを徒歩で体感できるのが大谷ウォーク。また、立山連峰の雄大な眺望を満喫しながら歩くことができるパノラマロードもおすすめ。雪と自然が織りなす雄大な景色を心ゆくまで楽しむことができます。
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- 開催場所：立山黒部アルペンルート（室堂付近）
- 住所：富山県中新川郡立山町芦峅寺
- 開催期間：2024年4月15日～6月25日 ※お出かけの際は最新の情報をご確認ください。
- 最寄り駅：富山地方鉄道立山駅
- 公式サイト：https://www.alpen-route.com/enjoy_navi/snow_otani/
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5.宇奈月温泉冬物語（富山）
富山県黒部峡谷に位置する宇奈月温泉で毎年開催される宇奈月温泉冬物語。祭り期間中の1～3月の土曜日の夜に打ち上げられる花火は、温泉街のどこからでも楽しめます。温泉上がりにクールダウンしながら花火を見たり、花火を見た後に温泉に浸かったりと、気軽に花火を満喫できるのも、このお祭りの醍醐味です。
「宇奈月温泉冬物語」期間中のもうひとつのイベントが、宇奈月温泉雪のカーニバル。特に、参加者が松明を持ち、温泉街を練り歩くたいまつウォークと伝統行事「左義長」は必見です。たいまつウォークで運ばれた火を左義長のために建てられた竹のやぐらに点火すると、火が燃え上がり、天まで届くような火柱となります。この迫力満点の伝統行事を体験できるのも、この祭りの魅力のひとつです。
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- 開催場所：宇奈月温泉街
- 住所：富山県黒部市宇奈月温泉
- https://www.jalan.net/180000/STA_046774/開催期間：2024年2月10日～3月30日までの毎週土曜日（雪のカーニバル：2月第1土曜日 19:30～21:00頃）※お出かけの際は最新の情報をご確認ください。
- 開催時間：20:30～約10分間
- 最寄り駅：黒部宇奈月温泉駅
- 公式サイト：https://www.unazuki-onsen.com/
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6.牛岳スノーフェスタ（富山）
富山湾や立山連峰など、壮大な景色が堪能できるスキー場として知られている牛岳温泉スキー場。そのスキー場で例年2月に開催されるのが、牛岳スノーフェスタです。そして、このイベントで恒例となっているのが、たいまつ滑降と約1,000発の雪上花火大会。ナイター営業終了後の20時を過ぎると、地元のスキークラブのメンバーが松明を持ち、音楽とともにゲレンデを滑降。
揺れる炎の列が近づいてきて、だんだんと大きくなり夜の空間と雪をほのかに照らします。その後、間髪入れずに雪上花火大会がスタート。約1,000発の花火が打ち上げられ、夜空には大輪の花が広がります。昼は絶景に包まれながらスキーを楽しみ、夜は松明や花火を楽しむことができるスキー場ならではのお祭りです。
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- 開催場所：牛岳温泉スキー場
- 住所：富山県富山市山田小谷山田中根
- 開催期間：2月上旬（2024年は2月3日土曜日）※お出かけの際は最新の情報をご確認ください。
- 開催時間：17:00～21:00
- 最寄り駅：富山駅からバスで約1時間
- 公式サイト：https://ushidake.com/ski/
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7.越前おおの冬物語（福井）
越前おおの冬物語は、北陸の小京都として知られる越前大野で開催されるお祭りです。戦国時代に築城されて以来400年以上続く城下町の通りや会場には、約300基の雪でできた雪見灯ろうがズラリ。あたたかい光で町を包み込みます。祭り会場のステージでは和太鼓の演奏やダンスなどが披露され、ビンゴ大会などの催し物も開催。そり遊びができる雪のすべり台もあり、大人も子どもも楽しめる祭りです。19時ごろからは、ライトアップされた大野城を背景に花火の打ち上げがスタート。さらに、城下町の風情を感じさせるのが、高さ約10mの木造建築「時鐘※（ときがね）」。江戸時代にタイムスリップした気分で花火を鑑賞できます。
※時間を知らせるために打ち鳴らされる鐘
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- 開催場所：七間通り周辺、越前おおの結ステーション
- 住所：福井県大野市元町
- 開催期間：例年2月（2024年は2月3日）※お出かけの際は最新の情報をご確認ください。
- 雪見灯ろう点灯時間：16:10～
- 最寄り駅：JR越前大野駅から徒歩約10分
- 公式サイト：https://www.ono-kankou.jp/tourism/detail.php?cd=77
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日本で使えるSIMカードを準備しましょう
北陸の雪まつりは自然豊かな場所での開催が多く、Wi-Fiホットスポットを探すのが難しい場合もあります。そのため、せっかく美しい雪景色の写真を撮っても、インターネットが使えないため、SNSに投稿したいタイミングで更新できない…なんてことも。そうならないためにおすすめしたいのが、日本で使えるSIMカード。いつでもインターネットに接続できる安心感が魅力です。
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冬の必需品もチェック！
四季がはっきりしている日本では、冬の寒さが厳しい地域が少なくありません。特に雪まつりが開催できる地域は他の地域に比べ気温がとても低くなりがち。そのため、雪国を訪れる際は、防寒具など持ち物をしっかりとチェックしておくことが大切です。
👉冬の日本旅行の持ち物チェックリスト。あると便利な必需品は？
冬の服装も旅行前に確認しよう
北陸は、たまに冷え込む日があるものの比較的温暖な気候で、氷点下になることはほとんどありません。ただし、一日の間や日によって寒暖差があるため、厚手のアウター以外は、薄手のトップスやインナーを組み合わせた重ね着がおすすめ。また、風の強い場所では、風対策も大切です。
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