「食い倒れの街」として知られる、関西地方の大阪。たこ焼き、お好み焼き、串カツなどのご当地グルメが名を馳せていますが、実は「古着の街」としても非常に有名です。
数千円台で入手できるリーズナブルな中古品から、数十万円のプレミアム値が付くヴィンテージ物まで、品揃えが豊富な古着屋は大阪都心部に数多くお店を構えています。大阪で古着屋巡りをする際に、訪れてほしいエリアとぞれぞれの人気店を厳選しましたので、ファッションや中古品が好きな人はぜひ参考にしてみてください!
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※当記事に登場する情報はすべて2024年5月執筆時のものです。最新情報は事前に公式サイトなどをご確認ください。
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大阪で古着屋巡りする前に、知っておきたい古着屋の多いエリア
全国でも有数の古着屋激戦区と名高い、大阪。限られた観光時間の中で多くの古着屋を巡るためには、まずは古着屋が多く集まるエリアを把握しておくと効率的です。
大阪都心部の主な観光エリアは大きく、「キタ」と「ミナミ」の2つに分けられています。一般的に、「キタ」は大阪駅・梅田駅周辺、「ミナミ」は心斎橋、なんば、道頓堀を中心としたエリアを指します。その中でも、観光客がよく訪れるアメリカ村、心斎橋・道頓堀、大阪駅・梅田駅周辺、中崎町などは古着屋が多い街としても知られています。
エリア | キタ | ミナミ |
代表的な街 |
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それぞれ離れたエリアにある東京の古着の街に対し、大阪の古着の街は基本的に街同士が行き来しやすいのが特徴です。
例えば、「キタ」の中崎町は大阪駅・梅田駅とわずか数百メートルしか離れておらず、散策しながらゆったりお買い物が楽しめます。一方、「ミナミ」のアメリカ村は、東は心斎橋・なんば、西は堀江・南船場に囲まれ、いずれも徒歩10分圏内で行ける好立地。複数の古着の街を徒歩で気軽にはしごできるのが、最大の魅力の一つと言えます。
大阪の古着屋が多い街①:アメ村(アメリカ村)
大阪の古着屋の街を語る上で欠かせないのが、各線心斎橋駅、なんば駅から徒歩5~10分ほどでアクセスできる「アメリカ村」(通称『アメ村』)です。1960年代以降、アメリカから輸入された洋服や中古レコードを扱うお店が誕生したことにより、メディアに「アメリカ村」として取り上げられたことが名前の由来とされています。
アメリカ村には現在、ファッション、雑貨、グルメなど、多岐にわたるジャンルの店舗が約2,500軒も集積していると言われています。独自の個性やコンセプトを貫く店舗から、全国に展開する古着屋まで、様々な種類のお店があります。若者向けのお店が多いということもあり、数千円から10,000円程度とお手頃な価格も嬉しいポイント。中にはたった数百円で古着を入手できる激安ショップも!
- 最寄り駅:Osaka Metro「心斎橋駅」・「四ツ橋駅」・「なんば駅」、JR「難波駅」、南海電気鉄道「難波駅」 など
アメ村(アメリカ村)のおすすめ古着屋5選
古着屋JAM アメリカ村店(公式サイト / Instagram)
110坪もの広大なフロアを占め、常時約8,000点の商品を取り揃えています。ミリタリー、ワーク、スポーツ、アウトドアなど、ストリート色の強い80’s~90’sのアイテムが豊富。
Pigsty アメ村店(公式サイト / Instagram)
30’s~80’sのヴィンテージ古着から、トレンドのレギュラー古着、アンティーク雑貨、ジュエリー小物、キッズ古着やスニーカーまで、世代を問わずショッピングが楽しめるラインナップが特徴。
KINJI BIGSTEP店(公式サイト / Instagram)
大阪のほか、東京や京都にも店舗を抱えている古着買取・販売のユーズドセレクトショップ。ブランド古着からヴィンテージ古着まで幅広い商品を取り扱っています。オレンジの看板が目印!
GRIZZLY アメ村1号店(公式サイト / Instagram)
系列店を含め、アメリカ村エリアで計8店舗を展開する大阪最大級の古着屋。アメリカンカジュアルの人気ブランドの古着を目掛けて、複数の店舗をはしごするファンも少なくない
チャッペルル(Instagram)
300円〜で購入できる古着が所狭しと並ぶ、ハイブランドも安く手に入る穴場として定評があるコスパ最強の古着屋。
大阪の古着屋が多い街②:心斎橋・なんば・道頓堀
アメリカ村で古着屋巡りをするなら、隣接する「心斎橋・なんば・道頓堀」も合わせてハシゴするのがおすすめです。
言わずと知れた、日本でも指折りの繁華街「心斎橋筋商店街」を中心に、心斎橋PARCO、大丸心斎橋店、心斎橋オーパなどの百貨店や商業施設がひしめくエリア。ファストファッションブランドの大型店に加え、日本国内ファッションブランドの路面店やセレクトショップも多く出店しています。
心斎橋・なんば・道頓堀エリアでは、全国に展開するチェーンブランド古着屋が目白押しです。RAGTAG、Kindal、2nd STREET、KOMEHYOなどでは、インターナショナルブランドはもちろん、日本人デザイナーが手掛けるドメスティックブランドもほとんど、定価よりリーズナブルな値段で販売されています。
訪日観光客が大勢訪れる土地柄から、お店によっては英語や中国語が話せるスタッフが駐在することも。また、ほとんどのチェーンブランド古着屋は免税対応が可能。
- 最寄り駅:Osaka Metro「心斎橋駅」・「四ツ橋駅」・「なんば駅」、JR「難波駅」、南海電気鉄道「難波駅」 など
心斎橋・なんばのおすすめ古着屋3選
RAGTAG 心斎橋店(公式サイト / Instagram(Men's) / Instagram(Women's))
カジュアルブランドから、ラグジュアリーブランド、デザイナーズブランドまで5,000を超えるブランドを取り扱います。お客さんの要望に合わせて、ショップスタッフがコーディネートなどを提案してくれることも可能。
2nd STREET 心斎橋店(公式サイト / Instagram)
幅広い価格帯の古着を中心に販売する、全国500店舗以上展開する都市型セレクトショップ。近くには「心斎橋中央店」、「心斎橋南店」や、「アメリカ村店」もあります。
RINKAN 心斎橋店(公式サイト / Instagram)
シルバーアクセサリーブランドやラグジュアリーブランドに強みを持つセレクトショップ。中でもストリート、モードファッションのアイテム、さらにルイヴィトンやエルメスといったスーパーブランドも多数取り揃えております。
大阪の古着屋が多い街③:中崎町
大阪の古着屋の街と言えば、アメリカ村や心斎橋などが定番なイメージですが、実は大阪駅・梅田駅から徒歩圏内にある「中崎町」も近年古着ファンの間で注目を集めています。
JR大阪環状線の高架下沿いを約10分歩けば、下町情緒溢れる中崎町に到着します。都心とは思えないぐらい、大正時代(1912〜1926年)や昭和初期(1920~30年頃)に建てられた木造住宅や長屋(※)が今もなお残っています。
※長屋:日本の伝統的な住宅形態の1つで、2つ以上の住戸が存在する集合住宅のこと
古着屋が多く入居する雑居ビル「サクラビル」に加え、個人経営のアパレルショップや雑貨屋も細い裏路地や高架線下に多数隠れています。クリエイティブな文化や感性を体感しながら、まるで探検気分でお宝探しが楽しめます。
古民家をリノベーションしたカフェやや飲食店も点在するので、休憩がてらに喫茶タイムを楽しむのもおすすめです。レトロな雰囲気が好きな人にとって、1日が過ぎるのもあっという間でしょう。
- 最寄り駅:Osaka Metro「中崎町駅」
中崎町のおすすめ古着屋3選
倉庫を一棟丸ごと使った、90年代~00年代の古着やヴィンテージ物や小物などを展開する古着屋。商品はほとんどが1万円以下で販売されています。夜12時まで営業するのも嬉しいポイント。
半地下の店内に足を踏み入れると、アメリカの西海岸で買い付けた古着や雑貨、オブジェ、おもちゃがずらりと並ぶ空間がお出迎えします。ユニークな古着はもちろん、一味違うハンドメイドブランドも見どころです。
古着屋 有色 中崎本店(公式サイト / Instagram)
直接海外から仕入れたビンテージアイテムを、若者でも手の届く値段で販売。Y2Kのファッションアイテムがラインナップするサクラビルの「2号店」や、土、日、月の週3日間限定で5,000円詰め放題ができる「詰め放題店」にも注目。
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古着文化が凝縮されており、トレンドに敏感な人たちがこぞって訪れる大阪の古着屋の街。短時間で買い回りがしやすく、最旬なファッショントレンドも知れる、まさに古着好きはたまらない天国です。日本の流行発信地の1つで古着屋巡りの旅に出かけて、お気に入りの「推し店」を見つけてみては?
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