東京・三鷹の森ジブリ美術館の魅力を徹底レポート【海外向けチケットもついに発売再開!】

東京・三鷹の森ジブリ美術館

東京都三鷹市の井の頭恩賜公園内に位置する「三鷹の森ジブリ美術館(三鷹市立アニメーション美術館)」。JR三鷹駅からも吉祥寺駅からも徒歩約15分、ほどでアクセスできる、緑の中に埋もれた地上2階、地下1階建ての、カラフルでなにやら変わった建物が三鷹の森ジブリ美術館だ。

2020年にコロナ禍になって以降、海外でのチケット販売は中止となっており、日本在中の人しかチケットを購入することができなかったが、2023年1月ついに発売を再開!そこで今回は、日本のアニメ・エンタメが大好きな香港人編集者を連れだって取材を実施。三鷹の森ジブリ美術館の現在の様子とその魅力を徹底レポートする。

ワクワクは美術館入り口から⁉遊び心満点のトトロ受付とエントランスにFUN! JAPANスタッフも大興奮!

東京・三鷹の森ジブリ美術館

「迷子になろうよ、いっしょに。」がコンセプトの三鷹の森ジブリ美術館は順路不問。敷地内を歩きまわりながら、点在するキャラクターや気になるものを見つけられる場所だ。そして、その仕掛けは美術館の入り口からもう始まっている。

トトロ受付

東京・三鷹の森ジブリ美術館 トトロ受付
© Museo d’Arte Ghibli © Studio Ghibli

美術館の敷地内に入ると、まずは大きなトトロが受付でお出迎え。と思ったら、実は来場者がセルフィーを楽しめるフォトスポットでニセモノの受付!だが、丁寧にも「ほんものの受付→」と書かれた看板が置いてあったり、受付下の小窓からマックロクロスケが来場者を覗いていたりと、遊び心満点だ。

東京・三鷹の森ジブリ美術館 トトロ受付

トトロの受付から小道を歩いていくと、オレンジや黄色のPOPなカラーリングの建物外観と美術館の入場口が見えてくる。その先に「ほんものの受付」が。緑あふれる小道は風も気持ちよく、まさにスタジオジブリのアニメで描かれる自然風景の中を散策しているよう!そして、いよいよ美術館の中へ入場!

美術館入口から地下へと降りる階段ステンドグラス

美術館の受付から中に入ると、美しいステンドグラスと天井にフレスコ画が飾られたエントランスになっており、そこから階段で下のフロアへ。

東京・三鷹の森ジブリ美術館

この階段に限らず、館内の窓やランプの多くはステンドグラス仕様となっており、外から差し込む光が七色に輝いて本当に幻想的!さらにステンドグラスには随所にジブリ作品の名シーンやキャラクターたちもちりばめられているので、お気に入りのシーンやキャラをぜひ探してみてほしい。

宮崎駿監督のこだわりとアニメーション映画の作り方がわかるジブリ美術館の常設展!

1Fの常設展示「映画の生まれる場所」では、アニメーション制作の作業場を再現したかのような展示室で、アイデアづくりから絵コンテ・作画などの制作と撮影を経て、1本のアニメーションが完成するまでの制作工程を学ぶことができる。

東京・三鷹の森ジブリ美術館

特に見どころは、展示最初の「少年の部屋」!壁には所狭しと絵画や、キャラクターのデザイン、イラスト、イメージボードなどが飾られ、飛行機の模型やアンティークがいっぱい!少年の好きな物を詰め込んだ部屋で、まさにアニメーションのアイデアが生まれるワンシーンを覗き見ているような気分に。

東京・三鷹の森ジブリ美術館

展示室の随所に置かれた手書きの説明書きやキャッチコピーも秀逸だ。例えば、絵コンテを切る演出家の机周辺には、絵コンテに関する説明やストーリーが壁一面にびっしりと貼られ、天井付近にはジブリで仕事がはかどらない時に発生する「怪人ジブリブリ」という生き物に関する解説も!

東京・三鷹の森ジブリ美術館

また、「彩色」を説明する部屋では、セル画が貼られていたり、背景画とセル画を動かしながら撮影する仕組みが学べるコ撮影スタンドや、編集機があったりと、大人も子ども楽しめる展示が満載だった!

2Fに上がってついにロボット兵とご対面!「天空の城ラピュタ」のあのシーンも再現できる⁉

1Fを観終わったら2Fのネコバスルーム(※小学校6年生以下の子どもが対象)の前を通り、外の螺旋階段をのぼりって屋上庭園へ。

東京・三鷹の森ジブリ美術館

屋上について真っ先に目にいるのは、映画「天空の城ラピュタ」でおなじみのロボット兵!

ロボット兵の大きさと、ついに美術館の頂上へ来られた嬉しさに、編集部員のテンションも最高潮に!さらに、ロボット兵の後ろを回り込んで小道を進むと、ラピュタ城の石板が登場。せっかくなので、劇中同様、古代文字を読んでる風に撮影してみる。まさに、ジブリ好きにはたまらない瞬間だ!

三鷹の森ジブリ美術館おすすめのおみやげ

三鷹の森ジブリ美術館 マンマユート
© Museo d’Arte Ghibli © Studio Ghibli

せっかく三鷹の森ジブリ美術館足を運んだのだからここならではのおみやげを購入したいもの。

「紅の豚」に出てくる空賊団名から名付けられた「マンマユート」では、ジブリグッズや美術館ならではのオリジナル商品が販売されている。ここからは、中でもおすすめの2商品を紹介!

オリジナルステンドグラスポストカード

三鷹の森ジブリ美術館 オリジナルステンドグラスポストカード
オリジナルステンドグラスポストカード 660円(税込) © Museo d’Arte Ghibli © Studio Ghibli

一つ目は、美術館の窓や扉に使われているステンドグラスをそのままモチーフにしたポストカード。手吹きガラスを使用したステンドグラスの透明感や色鮮やかな発色を忠実に再現し、裏側の小さな窓を広げて飾ることができ、光が差し込むと淡く色が映し出され、トトロたちが浮かび上がる!

映画『となりのトトロ』の月夜の晩にオカリナを吹くトトロたちが描かれており、デザインもおしゃれで、部屋に飾っておきたくなる一品だ

美術館オリジナルクロスケ

三鷹の森ジブリ美術館 美術館オリジナルクロスケ
美術館オリジナルクロスケ 1870円(税込) © Studio Ghibli

ふわふわの毛並みとまん丸な瞳が可愛い人気キャラクター、マックロクロスケの美術館限定ぬいぐるみ。単体でも可愛いが、複数個を購入して、トトロの名シーンを再現するのもおすすめ!

※価格は予告なく変更になる場合があります

三鷹の森ジブリ美術館のチケット予約方法

チケットは日時指定の予約制となっていて、毎月10日AM10:00(日本時間)から、翌月分のチケット発売が開始される。

海外チケットを予約・購入する場合は、現地JTBグループを通して購入するか、ローソンチケット英語サイトにて予約・購入することができる。チケットの取り扱い・購入方法についてはこちらのページをチェック!

日本語URL:https://www.ghibli-museum.jp/ticket/
英語URL:https://www.ghibli-museum.jp/en/tickets/

三鷹の森ジブリ美術館へのアクセス

JR新宿駅から三鷹駅まで行き、JR三鷹駅南口から玉川上水沿いをゆっくり歩いて約15分。または、三鷹駅南口からコミュニティバスを利用すると約5分。

三鷹駅へは、新宿駅からJR中央線の快速で20分です。

  • 三鷹の森ジブリ美術館
  • 住所:東京都三鷹市下連雀1丁目1-83
  • 営業時間:平 日:10時~17時(最終入場回:15時)、土日祝:10時~19時(最終入場回:17時)、夏季特別期間:10時~18時(最終入場回:16時)
  • 入場料:大人・大学生1000円、高校・中学生700円、小学生400円、幼児(4歳以上)100円※4歳未満は無料

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