スタジオジブリ作品の世界観を再現したテーマパーク「ジブリパーク」が、愛知県の愛・地球博記念公園に誕生。2020年から情報が公開されていた以来、ジブリファンがわくわく止まらないだろう!遂に、2022年11月1日(火)に開業。今回FUN! JAPAN編集部は一足早く「ジブリパーク」に取材し、その魅力をお伝えする!
ジブリパークについて
愛・地球博記念公園の敷地を活用し、スタジオジブリ作品の世界観を楽しむ5つのエリアを作り上げる。園内の全5エリアのうち、11月1日には、「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」「青春の丘」、3つのエリアが先行開業。2023年度には「もののけの里」「魔女の谷」が開業する予定。ここでは、誰もが物語の主人公の気分を味わえ、園内ではアトラクションや乗り物はなく、森や道を自分の足で歩いて、風を感じながら秘密を発見するテーマパークだ。
ジブリの世界へ、まずは「エレベーター棟」から
高さ30メートルのエレベーター棟は、「ジブリパーク」の北口付近にあり、来場者をジブリの世界へと導く。『天空の城ラピュタ』や『ハウルの動く城』に代表される19世紀末の空想科学的な世界観をもとにしたデザインに目が引かれる。
「ジブリの大倉庫」エリア
ジブリの大倉庫に入ると、色鮮やかなタイル張りの中央階段、巨大な空飛ぶ船が出迎える。その中、注目しておきたいのは、14のジブリ作品の名場面の中に入り込める体験型のジブリ作品の登場人物になれる「企画展示室」だ。
『千と千尋の神隠し』の主人公が「カオナシ」と電車で移動する場面や、『天空の城ラピュタ』で、空から落ちてくる少女シータを少年パズーが受け止める場面など、登場人物の気分を味わいながら、写真撮影もできる。
また、『千と千尋の神隠し』に登場する湯婆婆が仕事に集中している部屋「館長室」も必見。宙に浮く書類などが忠実に再現され、自分が主人公の千尋になった気分で湯婆婆と対面できるよ!
『天空の城ラピュタ』をイメージした「天空の庭」や、『借りぐらしのアリエッティ』に登場する小人たちの世界を再現した「床下の家と小人の庭」も、ジブリ作品の世界をたっぷり堪能できるエリアである。
そして、映像展示室「オリヲン座」では、東京都三鷹市にある「三鷹の森ジブリ美術館」のみで上映しているスタジオジブリ制作の短編アニメーションを上映する。
『耳をすませば』の世界観に浸ることができる「青春の丘」エリア
「青春の丘」は、『耳をすませば』に登場する「地球屋」とロータリー広場、『猫の恩返し』の猫の事務所を再現したエリア。
「地球屋」は、『耳をすませば』の月島雫が電車内で出会った猫・ムーンに導かれ、偶然辿り着くアンティークショップ。3階建ての「地球屋」では、登場キャラクターの天沢聖司が愛用する自転車やジャンパーが玄関口に展示されている。地球屋の中は忠実に再現され、地下のアトリエも存在。雫が「カントリーロード」を歌う名シーンを思い出して胸が熱くなるはず。入り口が2階となり、1階・2階にはそれぞれテラスもあり、愛・地球博記念公園の景色を眺めることができる。
『猫の恩返し』に登場する「猫の事務所」は、猫サイズで建てた木造平屋の建物。大人であれば、腰をかがめて窓から中を覗き込むと、ミニチュアサイズの家具や小物に囲まれ、バロンとムタがくつろぐ様子を見ることができる。
トトロに会えるかな?「どんどこ森」エリアへ
「ジブリの大倉庫」から徒歩約20分の所に、赤い屋根が特徴の『となりのトトロ』の主人公サツキとメイが暮らした家がある。2005年に開催された愛・地球博のパビリオンとして建てられ、「ジブリパーク」でも引き続き公開される。劇中の設定に合わせて当時の生活様式を再現。ハガキ、台所や箪笥の中まで見ることができ、主人公がそこで暮らしていた雰囲気を感じられる。
山頂に向かうと、「どんどこ森」エリアは、周囲の豊かな自然を生かした形でとなりのトトロの世界を作り上げたエリアとなり、かつ、トトロが子どもにしか見えないということから、裏山の頂上には子どもたちだけが中に入れる、「トトロの形をした高さ5メートルの木製遊具」を設置した。小学生以下の子どもたちは、トトロの口のなかに入って遊ぶことができる。トトロがぐわっと口を開けた、ユーモラスな表情に癒される。
こんな優しいサービスも!?
ジブリパーク各エリア間は移動距離があるため、園内では無料のシャトルバスも走っている。また、「どんどこ森」の山頂と麓をつなぐスロープカー「どんどこ号」も設置。ベビーカーや車いすを利用される方、体の不自由な方も簡単に登頂できる。
チケット情報
ジブリパークは全エリアを回る事が出来るパスポートのようなチケットは無く、各エリアでチケットを購入する形となる。また、各エリアは日時指定の予約制で、エリアごとに予約・チケット購入が必要。現在は日本国内のみ、海外向けのチケットの販売時期は未定。
施設情報
- 施設名:ジブリパーク
- 住所:愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1 愛・地球博記念公園内
- チケット:
- ジブリの大倉庫
平日/大人 2,000円、4歳〜小学生 1,000円
土・日・休日/大人 2,500円、4歳〜小学生 1,250円 - 青春の丘
大人 1,000円、4歳〜小学生 500円 - どんどこ森
大人 1,000円、4歳〜小学生 500円 - アクセス:
愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)「愛・地球博記念公園」駅下車すぐ
名古屋駅・名鉄バスセンター4階24番のりば「愛・地球博記念公園(ジブリパーク)」行き
中部国際空港第一ターミナル「藤が丘』経由「愛・地球博記念公園(ジブリパーク)」行き
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