本の旅@東京の前回までのあらすじー
先日の記事で、「本の山に囲まれてお気に入りの1冊を発見した時って、マクドナルドの紙袋の底に潜んでいるラスト1本のポテトを見つけるぐらいテンションが爆上がるよね」的な話をしましたが、今回は、東京・神保町の「本の海」を航海しに出かけました。
とはいえ、これは、一味違う「航海」の記録。なぜなら、目的は「豪華客船」に引きこもること。楽しすぎる船上生活、大公開!
神保町を深く掘り下げるべく、「古本の街」に再びやってきた。
一見、普通の本屋に見えるこちらの施設。しかしよく見てみるとー左上に枕、布団らしきものが映り込んでいる…?
もう1つヒント。入り口には「MANGA ROOM」という文字にベッドのロゴ。これでお分かりでしょうか。
前述した「豪華客船」の正体は、マンガをテーマにしたカプセルホテルー「MANGA ART HOTEL」。
白で統一されている2フロア(4階が女性フロアで5階が男性フロア)ではオーナーが自ら選んだ約5,000冊の漫画がずらりと並び、宿泊者を漫画の世界へと誘います。男性フロアと女性フロアは選書内容が異なるので(*1)、どの作品に出合えるかは宿泊当日のお楽しみ!
*1:12時~19時の間のみ、異性フロアまで漫画を取りに行くことが可能。
いざ、漫画の海へDIVE!
天井まで漫画がぎっしり。しかも宿泊者なら全巻読み放題!!!(心の叫びがダダ漏れ)
《3月のライオン》、《四月は君の嘘》、《東京タラレバ娘》、《いつかティファニーで朝食を》、《吉祥寺だけが住みたい街ですか?》…どれもドラマ化や映画化された人気漫画ばかり。上の写真は、ドラマでしか見たことのない作品をこの機会に漫画で読んでみようと、作品を物色するFUN! JAPANスタッフ。どの作品を最初から最終話まで一気読みしようかしら…。
作品に横に置いてあるのがスタッフによるおすすめコメント(しかも英訳付き!)。正真正銘の漫画好きがセレクトしたおすすめは、安心感と信頼感があります。
漫画に没頭しすぎて気がついたら日が暮れていたなんてことは、誰にだって一度は経験があるのではないでしょうか。
2フロアには部屋が35室(*2)あり、「漫画を読んでそのまま泊まって寝る」という贅沢すぎる夢を叶えてくれます。読破したい作品をカプセルに持ち込んで、脳内の漫画ワールドを太陽系以上に広げよう!
(ページをめくるたびにワクワク感があふれ出るので、くれぐれもアドレナリンが大放出しすぎて眠れなくなることにご注意を。)
*2:女性専用フロアが16室、男性専用フロアが19室。
白を基調としているシャワー室と洗面所。さてと、今宵は夜更かしをしよう。
「漫泊(まんぱく)(*3)」を体験した翌日分かったことが1つー
「ぐうたらして漫画とともに過ごすなんて、ここは天国だ」
*3:「漫画」と「宿泊」を掛け合わせた造語で、「一晩中漫画体験」のこと。
MANGA ART HOTEL, TOKYO
- 住所:東京都千代田区神田錦町1-14-13 LANDPOOL KANDA TERRACE 4F/5F
- アクセス:東京メトロ神保町駅A9 出口より徒歩7分
- 料金:予約サイトにてご確認ください
- ホームページ:https://mangaarthotel.com/index-en.html
ブックホテルにも立ち寄って自分史上の読書時間を更新しよう
さすが神保町。本に囲まれて泊まる施設はまだまだあります。
漫画の天国から徒歩約10分で行ける、2022年夏グランドオープン予定の「BOOK HOTEL 神保町」。
受付の後ろや入り口周辺に置いてある「ここは図書館か!?」というぐらい大量の本。フロントにいるだけでワクワクが止まりません。
チェックイン時に、スタッフが宿泊者の誕生日にちなんだ本をおすすめしてくれるサービスも。
「緑茶の日(5月2日)」、「国際ダイエットデー(5月6日)」、「テレビ放送記念の日(2月1日)」なんて知っていた?(私は初耳…)
1,000冊を超える館内の本は健康、旅行、小説…あらゆるジャンルを網羅。1回3冊までお部屋まで持ち込みOKなので、ベッドの上または一部の部屋に設置されているマッサージチェア(!)で寛ぎながら静謐な時が過ごせそうです。
本とマッサージチェアのおかげで、今宵もよく眠れそう…。
本に囲まれて過ごす引きこもり生活を経て、自分史上の読書時間を更新した気がします。よし、帰り際に神保町周辺の本屋に立ち寄って散財することに決めた!
BOOK HOTEL 神保町
- 住所:東京都千代田区神田神保町2-5-13
- アクセス:東京メトロ神保町駅A1 出口より徒歩1分
- 料金:予約サイトにてご確認ください
- ホームページ:https://bookhoteljimbocho.com/
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