餃子と苺で有名な栃木県の県庁所在地・宇都宮市。北関東最大の都市で、北西部は山岳地帯、南東部は都市部と、首都圏の大都市でありながら、美しい自然と歴史・文化を有する街の魅力を紹介!
栃木県の宇都宮について
宇都宮は、江戸幕府の重要拠点で関東七名城のひとつ、宇都宮城の城下町として栄えた歴史あるエリア。市内には宇都宮城(宇都宮城址)や宇都宮二荒山神社などの歴史的名所が点在し、他にも宇都宮美術館、栃木県立博物館、とちのきファミリーランド、宇都宮動物園などの観光スポットがあります。
宇都宮の気候と行楽シーズン
宇都宮は内陸性気候で気温の日較差、年較差が大きく、夏は蒸し暑く、冬は厳しい寒さで有名です。また夏は 夏の雷を伴った夕立が多いため「雷都(らいと)」とも呼ばれています。
そのため、観光で宇都宮を訪れるなら春がおすすめ!春も天候の変化が激しいですが、4月から5月頃までは晴天の時期があり、桜シーズンの寺社仏閣など美しい景色を楽しむことができます。
宇都宮の楽しみ方と見どころ
宇都宮の多くの観光スポットは、宇都宮駅を中心とした市の中心部に集中しています。特に中央エリアには史跡や有名な観光スポットがたくさんあります。
また、北西部の大谷町エリアは特に人気の観光地です。火山灰を原料とする大谷石の採石場として栄えた歴史があります。巨大な地下鉱山跡「大谷資料館」や約27メートルの石像「平和観音」が有名。
宇都宮のグルメ
宇都宮の飲食店は宇都宮駅周辺に集中しており、宇都宮餃子や苺スイーツ、日本酒、宇都宮牛などのグルメを楽しむこともできます。
宇都宮餃子
「餃子の街」としても知られる宇都宮は、餃子消費量日本一になったこともあります。市内には餃子専門店も多く、「正嗣」「宇都宮みんみん」「青源」などが有名です。また、店舗ごとに具材や薬味が工夫されていて、様々な味の餃子が食べられることでも有名なので、訪れた際にはいろいろな餃子屋さんをはしごして食べ比べしてみるのもおすすめです。
苺(いちご)
実は、栃木県は日本一の苺王国!寒暖差が大きく冬の日照時間が長いことを活かした豊富な生産量と、首都圏に近い立地を活かし東京をはじめ首都圏に新鮮な苺を出荷販売できることにより、いちご収穫量は、昭和43年(1968年) 以降50年以上にわたって全国第1位なのです。また、2022には、販売金額が前年比10%増の264億2,000万円となり、過去最高となっています。
栽培されている品種で最も生産量が多いのは、栃木を代表するブランド苺「とちおとめ」。そして、2019年から出荷されて年々栽培面積が増えているのが、丸みがあり、断面がキレイなハート型で芳醇な甘さが際立つ新品種「とちあいか」。
苺栽培が盛んなため、観光農園や、苺スイーツが楽しめるカフェやパティスリーも多く、おみやげ物も豊富です。
実は駅弁も宇都宮が発祥⁉
日本では、鉄道内での飲食が可能で、主要駅や新幹線のホームなどで「駅弁(Ekiben)」と呼ばれる特性弁当を購入することができます。特定の駅構内のみで販売されたり、ご当地食材を使ったおいしい駅弁は、日本人にとっては鉄道旅のお供!
その発祥については諸説ありますが、実は最も有力とされているのが栃木県・宇都宮駅です。1885年7月、日本鉄道(現JR東日本)の宇都宮駅の開業と共に、旅館の白木屋が、竹の皮で梅干し入りおにぎりとたくあんを包んだ弁当を作り販売したことが、日本の駅弁の始まりとされています。
宇都宮の旅館・ホテル
宇都宮の宿泊施設は主に宇都宮駅周辺に集中しています。 「ホテルサンルート」や「チサンホテル」など1万円以下のリーズナブルなホテルから、ワンランク上のホテルまで、さまざまなホテルがあります。
宇都宮へのアクセス
東京からもバスや電車で行けるJR宇都宮駅が宇都宮観光の拠点。ここでは、アクセスの仕方を紹介します。
東京から宇都宮へのアクセス
東京から東北・北海道新幹線やまびこを使えば、乗り換えなしで宇都宮を訪れることができます。東京駅からJR宇都宮駅まで東北・北海道新幹線で約50分。
成田空港から宇都宮へのアクセス
成田空港第1旅客ターミナル からは直通バスが利用できます。成田空港から成田空港線[宇都宮](マロニエ号)(鹿沼インター入口行)で約2時間30分でJR宇都宮駅に到着します。
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