東京都江東区の人気の観光スポット「豊洲」。豊洲は、築地市場が閉場され、豊洲に東京都中央卸売市場が移転した2018年以降、注目されている街です。再開発により急速に発展したこの街には、豊洲市場以外にも話題の新スポットが続々と誕生しています。今回は、豊洲エリアの観光スポットをまとめてご紹介します。
豊洲市場：せりの見学や市場グルメが楽しめる日本の台所
1935年から2018年まで83年間続いた築地市場が閉場（※築地の場外市場は現在も営業） し、新たに開場した東京都中央卸売市場が豊洲市場です。この豊洲市場は、1街区〜8街区まで8つに区切られた豊洲埠頭の一部で、主に青果棟がある5街区、水産仲卸棟がある6街区、水産卸棟と管理等がある7街区の3つの街区に分かれています。
豊洲市場は、主に事業者や食のプロが取引を行う現場ですが、一般客が入場できるエリアがあり、そのエリア内では買い物や食事、見学をすることが可能です。
ただし、市場の運営が優先なので、入場できるのは市場の営業日と、各店の営業時間のみ。とはいえ、早朝から営業を開始し午後には閉まるお店も多いため、市場へ行く際は、午前中の早い時間帯がおすすめです。なお、基本的に日曜日と祝日は休市日となっており、水曜日が休市となる場合が多いです。そのほか、年末年始や夏季休暇、青果部のみの休市日などもあります。詳しくは東京卸売市場HPで確認できます。
※市場開場日・休業日年間カレンダー：https://www.shijou.metro.tokyo.lg.jp/calendar/
グルメ：豊洲市場「5街区・6街区・7街区」の飲食店
5街区・6街区・7街区には飲食店がたくさんあり、様々な日本グルメが楽しめる！
- 5街区の青果棟1階には、4軒の寿司や天ぷら、蕎麦店があります。
- 飲食店が22軒と最も多いエリアが6街区の水産仲卸売場棟。グルメエリアは3階にあり、和食や海鮮丼、寿司など、市場ならではの新鮮な食材を使用したものやカレー、中華、とんかつ、コーヒーなども堪能できます。
- 7街区の水産卸売場棟の3階のグルメエリアで営業しているのは、寿司や和食のほか、天ぷら、中華、ピザなどの13店舗です。
3つのエリアで合わせて39店舗の飲食店が、市場見学時の食欲を満たしてくれます。
買い物：豊洲市場の「魚がし横丁」
水産仲卸売場棟の4階にある67 の専門事業者が軒を連ね、一般客も買い物ができる物販エリア「魚がし横丁」。包丁や豊洲Tシャツ、器などのグッズ、海産物や青果はもちろん、お茶や玉子焼きといった食料品など、豊洲市場ならではのグッズや食材が販売されています。
営業時間は、店舗によって異なりますが、13時頃には閉店するお店もあるため、立ち寄るならお昼前までがベスト。ただし、早朝は市場で取引をするプロの業者が利用するため、午前8時以降がおすすめです。
見学：マグロのせり
豊洲市場で一般客が入場できるエリアは、5街区・6街区・7街区と屋上緑化広場。見学者デッキでの マグロのせり以外は、予約不要で見学が可能です。見学者通路は午前5時から午後5時まで見学できますが、昼の12時半頃には取引がほぼ終わってしまうので、午前中がおすすめ。展示パネルのQRコードをスキャンすると、英語や中国語繁体字、中国語簡体字、ベトナム語、タイ語、インドネシア語など15言語の説明を読むことができます。
野菜や果物などの青果を中心に扱う5街区の青果棟では、2階の見学デッキの窓から青果のセリを行う1階の仲卸売場を見学できます。
鮮魚店や寿司店などが水産物を仕入れる6街区の水産仲卸売場棟でも、高い位置から場内の見学が可能。通路には、ターレという市場内で荷物を積んで運ぶ小型運搬車を展示。座席に座って記念撮影もできます。
7街区の水産卸売場棟は、 マグロのせりが見学できる棟。せりの見学ができるのは2カ所。見学者コースでは、2階の見学者用通路からマグロのせりを見下ろせます。もっと間近で見学できるのが「見学者デッキ」。ただし、事前申込・抽選制となっています。 午前5時半～6時半の時間帯には、せり場の音声を聞きながら臨場感たっぷりの見学ができますよ。
Spot Information
- 名称：豊洲市場
- 住所：東京都江東区豊洲六丁目
- アクセス：ゆりかもめ「市場前」駅から徒歩約8分。
- 営業時間：午前5時から午後5時（開場時間）
アーバンドック ららぽーと豊洲：買い物だけじゃない！家族で一日中遊べる大型商業施設
東京湾沿いにある豊洲駅に直結した「アーバンドック ららぽーと豊洲」。東京駅から地下鉄で15分、銀座一丁目駅からは地下鉄で約6分の場所にある大型商業施設です。建物は、ららぽーと豊洲1～3の3つのエリアに分かれ、すべて接続デッキでつながっています。
この3つエリアの1階から3階に約210店舗の ショップや飲食店が集結。ショップは、インポートブランドや人気のセレクトショップ、雑貨、スポーツ・アウトドア、インテリア雑貨など、幅広いジャンルの買い物が楽しめます。飲食店も和食、洋食、イタリア料理、カフェ、ラーメンなど、迷ってしまうほど多彩です。
そこで、迷ったときに覚えておきたいのが、飲食店のある場所。多くの飲食店がららぽーと豊洲3の1階、ららぽーと豊洲1の1階にあるフードコート「マリーナキッチン」、同じくららぽーと豊洲1の3階の3カ所に集まっています。
食事の後は、週末にステージでライブイベントが開催されることが多いシーサイドデッキへ。造船所だった頃を彷彿とさせる大型クレーンや海、対岸の高層マンションの眺めを満喫できます。特に夜は、ライトアップされた大型クレーンや高層マンションが生み出す夜景でロマンチックな雰囲気に。このシーサイドデッキには、水上バスの発着所もあり、浅草までの遊覧船の旅も楽しめます。
買い物以外の施設も充実しているららぽーと豊洲で、子ども連れのファミリーにおすすめの施設が、ららぽーと豊洲１の3階にある子ども向け職業体験施設「キッザニア」。この施設では、本格的な設備や道具を使い、警察官や消防士、パン職人、パイロットなど約100種類のアクティビティから仕事を選んで体験できます。
また、働いて得た専用通貨で買い物したり遊んだりといった体験も楽しめます。例えば、ソフトクリームショップでは、自分で作ったソフトクリームの試食ができます。なお、施設内のアクティビティの対象年齢は3～15歳。第1部(9:00〜15:00）と第2部（16:00〜21:00）の完全入れ替え制となっています。入場予約は毎月1日に3カ月先までのWeb予約が可能です。
小学生未満の子どもには保護者のうちの一人、小学生以上なら保護者全員の一時退場ができるので、子どもが職業体験している間に保護者はショッピングを楽しめます。
Spot Information
- 名称：アーバンドック ららぽーと豊洲
- 住所：東京都江東区豊洲2-4-9
- アクセス：ゆりかもめ 豊洲駅直結
- 営業時間：
- 物販・サービス：10:00~21:00
- フードコート・レストラン：11:00~最大23:00
WILD MAGIC -The Rainbow Farm-：都心でグランピング気分が味わえるBBQ施設
東京湾と豊洲のビル群を望む「WILD MAGIC -The Rainbow Farm-」。7つに分かれたエリア毎に異なるテーマでグランピングとBBQが楽しめます。BBQには1人5,800円～ のさまざまなプランがあり、エリア毎に選べるプランが異なります。手ぶらで利用できるのも特徴のひとつ。
例えば、5,800円のプランのフードは、サーロインステーキとローストポークが100gずつ、チキンレッグ120g、1/4ずつの野菜5種の盛り合わせ、マシュマロ。これらが、クーラーボックスに入った状態で席に用意されます。
パーク内には、それぞれ異なるテーマでさまざまなテントが配置された6つのエリアと団体貸し切りBBQパーティーエリアで構成されています。VILLAGE AREAは、さまざまな形のティピーテントやトレーラー付きプライベートサイトが配置されたエリアです。 VILLAGE AREAは、食材と飲み放題がセットになったプランとなっており、BBQとアルコール、ノンアルコールドリンクが楽しめます。料金は1人9,100円～。
FIRE PIT AREAは、エリアの中央にFIRE PIT（焚き火台）が設置されたエリア。炎を眺めながらキャンプ気分でBBQが楽しめます。料金は食材と飲み放題がセットになったプランで1人9,100円～。FAMILY AREAは、各サイトにハンモックが設置された、子連れでも友達同士でも楽しめるエリア。
SEA SIDE AREAは、大人数でのBBQにも対応できる、ウッドデッキにパーティーシェードが設置された海に面したエリア。 BEACH&LAGOON AREAは、白い砂浜と水場で南国のビーチを模したエリア。都心にいるとは思えない体験ができます。
GATHERING AREAは、最小2名から手軽に楽しめるBBQスペース。貸切パーティにも対応しています。PARTY AREAは、100名以上収容可能なテントウェディングにも対応できるエリアです 。
WILD MAGIC -The Rainbow Farm-でのグランピングBBQは、昼は太陽の下、潮風を感じながらスタイリッシュなアウトドアライフを満喫。夜はビル群の夜景とテントから漏れる幻想的な光が非日常感を与えてくれます。
Spot Information
- 名称：WILD MAGIC -The Rainbow Farm-
- 住所：東京都江東区豊洲6-1-23
- アクセス：ゆりかもめ新豊洲駅から徒歩約1分／東京メトロ豊洲駅から徒歩約10分
- 営業時間：10:00~22:00
- VILLAGE AREA、FAMILY AREA、SEA SIDE AREA、GATHERING AREA：11:00～15:00、18:00～22:00
- FIRE PIT AREA、BEACH&LAGOON AREA：10:00～14:00、17:00～21:00
千客万来施設（仮称）：2024年にオープン予定の新スポット
2024 年2月1日、豊洲市場の場外エリアに開業予定の「千客万来施設（仮称）」は、商業棟の「豊洲場外江戸前市場（仮称）」と温浴棟の「東京豊洲 万葉俱楽部（仮称）」で構成される2つの魅力を併せ持つ施設です。
「豊洲場外江戸前市場（仮称）」では、江戸の古い街並みを再現した木造のオープンモールに、豊洲ならではの新鮮な食材を活かした飲食店や物販店舗が展開する予定。
「東京豊洲 万葉俱楽部（仮称）」は、箱根・湯河原温泉から専用トレーラーで運搬した湯を利用した温浴施設です。この施設には露天風呂のほか、岩盤浴やエステ、マッサージ、最新リクライナーなども完備されるので、1日中ゆったりと温泉を楽しめます。また、屋上には豊洲の景観を一望できる展望足湯庭園も設置される予定です。
Spot Information
- 名称：千客万来施設（仮称）
- 住所：東京都江東区豊洲6-101-1
- アクセス：ゆりかもめ「市場前」駅から徒歩約8分。
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