寿司(すし/Sushi)は、日本食(にほんしょく/Nihonshoku)、和食(わしょく/Washuku)の中(なか)でも、世界中(せかいじゅう)で人気(にんき)が高(たか)く、現在(げんざい)の東京都中央卸売市場(とうきょうとちゅうおうおろしうりいちば)の豊洲(Toyosu/とよす)、そして移転前(いてんまえ)に市場(いちば)だった築地(Tsukiji/つきじ)もいまだに観光(かんこう)スポットとして知(し)られています。
寿司は海外(かいがい)での知名度(ちめいど)が高いため、「スシロー」や「くら寿司」などの回転寿司(かいてんずし)チェーン店(てん)も海外に進出(しんしゅつ)していますが、本場(ほんば)・日本(にほん)でまわらない寿司を食(た)べたい、と今(いま)も多(おお)くの訪日旅行者(ほうにちりょこうしゃ)が旅行中に高級(こうきゅう)すし店(てん)へ足(あし)を運(はこ)びます。
この記事(きじ)では、寿司を食べる際(さい)のスマートで粋(いき)な食べ方(たべかた)を紹介(しょうかい)します。
寿司を食べるときは手、または箸で
あなたが寿司の初心者(しょしんしゃ)なら驚(おどろ)くかもしれませんが、もともと寿司は、※江戸時代(えどじたい)に屋台(やたい)でつまむ軽食でした。
そのため、以前は「寿司は手で食べる」のが主流(しゅりゅう)でしたが、現在は手(て)で食(た)べても箸(はし/Chopsticks)を使(つか)って食(た)べてもマナー違反(いはん)ではありません。
手(て)で食(た)べる場合(ばあい)は、人差し指(ひとさしゆび)をネタに添(そ)えて、親指(おやゆび)と中指(なかゆび)でシャリの側面(そくめん)を支(ささ)えるように持(も)つと崩(くず)れにくいです。醤油(しょうゆ)は、すしを横(よこ)に寝(ね)かせ、ネタの先(さき)につけます。箸を使う場合は、すしを垂直(すいちょく)に持(も)ち上(あ)げないこと。箸はシャリと平行(へいこう)に添(そ)えると崩(くず)れにくいです。
なお、寿司を手で食(た)べる場合(ばあい)も一般的にガリは箸でいただくので注意(ちゅうい)してください。
※1603年-1869年
江戸前寿司vs大阪寿司にも、関東と関西で食べ方やネタに大きな違いあり⁉
寿司には、「握(にぎ)り」や「ちらし寿司」、「押(お)し寿司」、「※軍艦巻き(ぐんかんまき)」などの「巻き寿司」といった様々(さまざま)な種類(しゅるい)があります。
とくに人気が高いのは、回転寿司や高級寿司店でもおなじみの握り寿司ですが、同(おな)じ握り寿司でも関東(かんとう)と関西(かんさい)で違(ちが)いがあることを知(し)っていますか?
関東の寿司は、「江戸前寿司(えどまえずし)」と呼(よ)ばれており、握り寿司の原型(げんけい)になったといわれています。
「江戸前」はもとは、東京湾(とうきょうわん)で獲(と)れたという意味(いみ)の言葉でしたが、当時(とうじ)は冷蔵庫(れいぞうこ)もなく、輸送手段(ゆそうしゅだん)も発達(はったつ)していなかったため、寿司職人(すししょくにん)が寿司ネタを酢(す)や塩(しお)で締(し)めたり、煮(に)たり、醤油(しょうゆ)やタレでつけこんだり、日持ちするよう様々(さまざま)な加工(かこう)を加(くわ)えて提供(ていきょう)していました。これが当時(とうじ)大流行(だいりゅうこう)し、そこから職人(しょくにん)が手仕事(てしごと)を加(くわ)えた寿司のことを指(さ)すようになりました。
対(たい)して関西地方(かんさいちほう)では、江戸よりさらに古(ふる)い平安時代(へいあんじだい)から、「発酵寿司(はっこうずし)」と呼(よ)ばれる、すし飯と魚を木型の箱に一緒に漬け、発酵させたものがありました。
滋賀県(旧・近江国)の鮒寿司などのなれ寿司がその名残で、現在は関西寿司や大阪寿司とも呼ばれています。
この発酵寿司では、ネタとごはんを発酵させますが、発酵の代わりに酢飯(すめし)を使(つか)う「箱寿司(はこずし)」は、現在の駅弁(えきべん)や行楽弁当(こうらくべんとう)などにもよく用(もち)いられてます。
※酢飯を海苔で巻き、その上に寿司種を乗せた寿司
高級寿司店で気をつけたい!お寿司の常識、食べ方のマナー
ここからは、カウンターがあるような、寿司専門店(すしせんもんてん)や高級店(こうきゅうてん)で気(き)をつけたい、寿司を食べる時(とき)のマナーについて紹介(しょうかい)します。
1.出されたお寿司はすぐに食べる
寿司は、表面(ひょうめん)が乾(かわ)いたり温度(おんど)が変化(へんか)することによって味(あじ)が劣化(れっか)します。そのため、職人(しょくにん)が握(にぎ)った寿司(すし)はその場(ば)で早(はや)く食(た)べましょう。
2.寿司を食べる順番はさっぱりしたネタからこってりしたネタへ
食(た)べる順番(じゅんばん)は、まず白身魚(しろみざかな)などの味(あじ)が薄(うす)いものから食(た)べ、赤身魚(あかみざかな)や、うなぎ・アナゴなどのタレがついた濃(こ)い味(あじ)の寿司は後(あと)で食(た)べるのが一般的(いっぱんてき)。
また、卵(たまご)や軍艦巻(ぐんかんまき)、かんぴょう巻きなどは一通(ひととお)り握(にぎ)り寿司(ずし)を食(た)べ終(お)えてから食(た)べ、甘(あま)いものやお吸(す)い物(もの)も最後(さいご)にいただきましょう。
3.ネタと酢飯は一緒に食べる
寿司は、ネタとシャリを合わせて食べる料理です。ネタを剥(は)がして先に醤油につけて食べ、後でシャリを食べるなんて言語道断(ごんごどうだん)!ネタとシャリを分(わ)けて食べないように注意(ちゅうい)してください。
4.寿司は一口で食べましょう
お寿司は一口(ひとくち)で食(た)べられるよう、バランスを考(かんが)えて握(にぎ)られています。箸(はし)で切(き)ったりせず、一口(ひとくち)でおいしくいただきましょう。
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