神戸・南京町の食べ歩きグルメおすすめガイド|営業時間や人気店も紹介


神戸・南京町の食べ歩きグルメ

関西屈指の観光スポットとして知られる神戸・南京町(なんきんまち・なんきんちょう)は、横浜中華街、長崎新地中華街と並び、日本三大中華街のひとつに数えられています。神戸の中心地・元町エリアに位置し、多彩な中国料理を楽しめるのが魅力のチャイナタウンで、平日でも多くの観光客で賑わう人気のスポットです。

今回は南京町の歴史やアクセス方法などの基本情報から、FUN! JAPANエディターが現地で実食した豚まんや小籠包などのおすすめグルメまで紹介します。

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※記事内の写真・情報は2025年3月時点のものです。

神戸の南京町とは?日本三大中華街のひとつ

南京町の歴史

南京町の歴史
南京町 西安門(三宮・元町)(C)KOBE TOURISM BUREAU

南京町の歴史は1867年(明治元年)の神戸港開港にまでさかのぼります。開港とともに、多くの外国人が神戸に移り住み、華僑(かきょう)と呼ばれる中国系移民も増加しました。当初は外国人居留地の外側に位置するエリアとして発展し、次第に中華系の商人たちが集まり、現在の中華街の基礎が築かれました。
戦争や災害の影響を受けながらも復興を遂げ、現在では約100の飲食店やショップが並ぶ、関西最大級の中華街となっています。

南京町の中華街としての特徴

南京町の中華街としての特徴
南京町広場(三宮・元町)(C)KOBE TOURISM BUREAU

南京町は横浜中華街や長崎新地中華街と比べると、コンパクトで歩きやすいのが特徴です。

  • 横浜中華街:600店以上が密集し、広範囲に広がっている。街全体がテーマパークのようになっており、年間を通じて多彩なイベントも開催される。
  • 長崎新地中華街:約40店と小規模だが、春節の時期に開催される長崎ランタンフェスティバルの舞台としても有名。名物の長崎ちゃんぽんや皿うどんも食べられる。
  • 神戸南京町:エリアはコンパクトながら、持ち帰り専門店や屋台グルメが充実している。中華街の中心に位置する南京町広場で、購入したグルメを食べながらゆっくり過ごせるのも魅力。

神戸・南京町へのアクセス方法

南京町は神戸の中心部に位置しており、アクセスも便利です。

電車のアクセス

  • 新幹線「新神戸駅」から地下鉄山手線に乗り継ぎ、「県庁前駅」から徒歩約7分
  • JR神戸線・阪神電車「元町駅」から徒歩約5分
  • 阪急「神戸三宮駅」西口から徒歩約10分
  • 地下鉄海岸線「旧居留地・大丸前駅」から徒歩約2分
  • シティプールバス「南京町東口(元町商店街)」または「南京町南口」でから徒歩すぐ

車のアクセス

  • 阪神高速「京橋IC」から約5分

南京町の駐車場

南京町に専用駐車場はありません。また、南京町内へ車の乗り入れもできません。
南京町の南に接する栄町通にはコインパーキングが多くあるので、そちらを利用できますが、特に週末は混雑するため公共交通機関の利用がおすすめです。

神戸・南京町が食べ歩きスポットとして人気の理由

神戸・南京町が食べ歩きスポットとして人気の理由
南京町(三宮・元町)(C)KOBE TOURISM BUREAU

南京町が食べ歩きの聖地として人気を集める理由は、次のようなポイントにあります。

コンパクトなエリアで効率よく食べ歩きできる

南京町は東西約270m、南北約110mのコンパクトな規模のため、短時間でも多くの店を巡ることができ、効率的に楽しめます。

安くておいしい!手軽に食べられる屋台グルメが豊富

1品数百円で楽しめるグルメが多く、気軽に色々な味を試せるのが魅力です。豚まん、小籠包、串刺しの点心など、つまみやすいメニューが充実しています。

SNS映えするグルメが多い

南京町の飲食店は見た目も華やかなメニューが多く、SNS映えするスイーツやカラフルな点心などが人気。インスタグラムにもたくさん投稿されています。

南京町で食べ歩きを楽しむ場合の注意点

南京町で食べ歩きを楽しむ場合の注意点
南京町(三宮・元町)(C)KOBE TOURISM BUREAU

南京町で食べ歩きを楽しむためには、「食べ歩き」と「歩き食べ」の違いを理解し、マナーを守ることが大切です。

  • 食べ歩き:複数のお店を食べ比べして回ること。お店の前や指定のエリアで立ち止まり、食べるスタイル。
  • 歩き食べ:歩きながら食べること。南京町では歩き食べは禁止されている。

食べ歩きのマナーと注意点

南京町では、観光客が気持ちよく過ごせるよう、歩きながらの飲食を禁止しています。食べ歩きを楽しむ際には、以下のルールを守りましょう。

  1. 歩きながら食べない:南京町では食べながら歩くことは禁止されています。イートインスペースやお店が指定した場所、中央の広場で食べるのはOKです。
  2. ゴミは購入したお店のゴミ箱へ:南京町では共有のゴミ捨て場が設置されていないため、ゴミは商品を買ったお店の捨て場所に捨てるルールになっています。
  3. 南京町のおいしいグルメを存分に楽しむためにも、マナーを守って気持ちよく食べ歩きを楽しみましょう。

では次からは、FUN! JAPANエディターが実際に現地で食べたおすすめグルメを紹介します。

おすすめグルメ1. 老祥記「豚饅頭」

豚饅頭
豚饅頭

老祥記(ろうしょうき)は大正時代初期創業の老舗で「豚饅頭(ぶたまんじゅう)」が名物です。初代店主が天津地方の、天津包子(テンチンパオツー)と呼ばれる饅頭を、日本人が馴染みやすいよう「豚饅頭」という名称で販売し始めたそう。
5個入りからの販売ということで驚いていたら、1個1個は手の平にすっぽりおさまる小ぶりなサイズでした。ほんのり甘さを感じる皮の中に、濃厚なお肉のあんがギュッと詰まっており、食べ応えはあるのにぺろりと一気に2~3個は平らげてしまうほどのおいしさ!

豚饅頭

ちなみに、2025年11月までは元の店舗が改装中のため、南京町広場を挟んだ向かいの姉妹店・曹家包子館で営業を行っているのでご注意を。この日は平日でしたが、お昼時には30分待ちの行列ができていました。夕方になると売り切れの場合もあるようなので、早めの時間に来店するのがおすすめです。

老祥記

  • 住所:兵庫神戸市中央区元町通1-3-7
  • 営業時間:10:00〜18:30※売り切れ次第終了
  • 定休日:不定休
  • イートイン:なし
  • 公式HP:https://roushouki.com/

おすすめグルメ2. YUNYUN「焼小籠包(上海生煎饅頭)」

焼小籠包(上海生煎饅頭)
3個450円~

もとはビーフンの製麺から創業したYUNYUN(ユンユン)ですが、今人気の商品は「焼小龍包(上海生煎饅頭)」。平日でも開店時間から行列ができています。
「焼小龍包」は3個入りから購入でき、3個450円、6個900円、1個あたりプラス150円で追加も可能です。

焼小籠包(上海生煎饅頭)

熱々で提供されるので、食べる時には注意が必要!まず箸で小さな穴をあけてやけどに注意しながらスープを味わい、適温になったら皮がカリカリのうちにジューシーな餡と一緒に食べます。一口サイズで食べやすく、皮の食感と肉汁たっぷりの餡が絶品でした。
一見、長い行列にギョッとするかもしれませんが、進みは早く、また並んでいる途中に製造する様子をガラス越しに見学できるので、あっという間に順番が来ますよ。購入後は2階のイートインスペースか、店の前で食べることもできます。

YUNYUN

おすすめグルメ3.「ぴよまん」などかわいい中華まん

かわいい中華まん

南京町のメインストリートを歩いていると、かわいい中華まんがズラリ!こちらは天獅堂(てんしどう)で購入したものですが、通り沿いの多くのお店で同じような中華まんが販売されています。
小ぶりでかわいらしい「ぴよまん」はカスタードクリーム、「パンダまん」は黒ゴマ餡、「ぶたまん」は豚ひき肉餡が入っていましたよ。

かわいい中華まん

また別のお店では、中国の獅子舞の顔をかたどった「獅子まん」や、中国文化で縁起が良いとされる虎がモチーフの「トラまん」も見つけました。「獅子まん」には紫芋餡、「トラまん」にはクリームが入っていて、食べ応え十分でした。
価格は1個200円~500円前後。一度にたくさん食べられないですし、南京町内のいろいろなお店で販売されているので、通りを端から端まで歩いてみて、どの中華まんにするか検討するのがおすすめです!

おすすめグルメ4.「玉乗りはりねずみ」

玉乗りはりねずみ

胡麻団子の上にはりねずみが乗った「玉乗りはりねずみ」も通り沿いの多くの店で購入できます。お店によって微妙にはりねずみのお顔が異なるので、お気に入りのお店を探してみるのも楽しそうです。
価格は1本300円前後。カリッと揚がっているため、食べる時にははりねずみのトゲトゲの部分に注意してくださいね。

おすすめグルメ5.「フルーツ飴」

フルーツ飴
「いちごあめ」1本500円

南京町特有のグルメではありませんが、フルーツ飴のお店も通り沿いにいくつもあります。1947年創業のミキヤは青果店直営なので質の良い種類豊富なフルーツが揃っていますよ。
飴のパリパリ食感と、ジューシーで甘酸っぱいいちごは、油っこいものをたくさん食べた後のお口直しにピッタリです。

ミキヤ

おすすめグルメ6.「神戸牛」

神戸牛
「神戸牛 赤身串」1本1000円

南京町では地元のブランド肉・神戸牛も食べ歩きグルメとして楽しめます。バーガーや丼などもありましたが、串が気軽に食べられておすすめです。部位も選べます。

神戸牛
「寿司 カルビ単品」1貫300円

肉寿司は1貫から食べられるのも嬉しいポイント。広場に面していて立地も便利でした。

吉祥吉

南京町は何時から何時まで営業している?

南京町の営業時間は店舗ごとに異なりますが、10時頃から開いているお店もあります。お昼には混雑するので、11時までには到着しておくのがおすすめ。また、夕方は18時に閉まってしまう人気店も多く、完売の可能性もあるのでご注意を。
活気ある町の雰囲気を味わいながら、マナーを守って食べ歩きを楽しんでくださいね!

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