福岡の夏は、歴史ある祭りと美しい風景、涼を感じる風鈴や花々で彩られます。神社や街なかで繰り広げられる伝統行事から、自然と触れ合える癒しのスポットまで、夏ならではの魅力が盛りだくさん。今年の夏は、福岡で心に残る季節の風物詩を体験してみませんか?
※記事で紹介した商品を購入したり予約をしたりすると、売上の一部がFUN! JAPANに還元されることがあります。
🚅新幹線の予約はNAVITIME Travelで!👉こちらから
【5~6月】宮地嶽神社 菖蒲まつり

福岡県福津市に鎮座する宮地嶽神社は、古くから「開運・商売繁盛の神様」として親しまれ、多くの参拝客が訪れる名社です。毎年5月下旬から6月にかけて行われる「菖蒲まつり」では、境内に広がる菖蒲園に約100種・10万株ものハナショウブが咲き誇り、紫、白、黄色など色とりどりの花が辺りを鮮やかに彩ります。夕方からはライトアップが行われ、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気の中、花々を愛でることができます。
また、境内からまっすぐ海へと続く「光の道」は、夕陽が重なると神秘的な絶景を生み出し、多くのカメラマンや観光客を魅了します。花と光、そして歴史ある神社の調和が生み出す癒しの空間で、季節の移ろいを感じてみてください。
- 住所:福岡県福津市宮司元町7-1
- 2024年の開催期間:5月25日(土)〜6月9日(日)
【7月】博多祇園山笠
博多祇園山笠は、福岡市博多区で毎年7月に行われる、770年以上の歴史を持つ伝統行事で、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。起源は1241年、疫病が流行した際に承天寺の開祖・聖一国師が施餓鬼棚を担いで町を清めたことが始まりとされ、以来「厄払い」と「無病息災」を祈願する行事として継承されてきました。
祭りの見どころは、高さ10メートルを超える豪華な「飾り山笠」と、7月15日早朝に行われる「追い山」。重さ1トンを超える「舁き山笠」を男たちが全力で担ぎ、博多の街を駆け抜けるその迫力は圧巻です。法被姿の舁き手たちの掛け声と、沿道の熱い声援が一体となり、博多の街全体が熱狂に包まれます。地域の誇りと魂が込められた、まさに博多っ子の祭りです。
- 住所:福岡県福岡市博多区(櫛田神社周辺)
- 2024年の開催期間:7月1日(月)〜7月15日(月・祝)
👉JTBで予約する(福岡市街のホテル・旅館・宿(福岡県) 宿泊予約)
【7月】小倉祇園太鼓
小倉祇園太鼓は、江戸時代初期の1617年に小倉藩主・細川忠興公が城下の無病息災と疫病退散を祈願して始めたとされる、400年以上の歴史を持つ北九州の伝統祭りです。和太鼓と鐘を用いた独特のリズムが特徴で、「ヤッサヤレヤレ」の掛け声とともに、大太鼓を載せた山車が街を練り歩きます。
昼は威勢の良い巡行が見どころで、夜は太鼓の音と提灯の光が幻想的な雰囲気を演出。地域の保存会による太鼓の競演も圧巻で、技と熱気がぶつかり合う様子はまさに祭りの醍醐味。現在では子どもや若者も多く参加し、地域に深く根付いた夏の風物詩として受け継がれています。
【7月】戸畑祇園大山笠
戸畑祇園大山笠は、1803年に疫病退散を祈願して始まったとされる、200年以上の歴史を誇る北九州市戸畑区の伝統行事です。国の重要無形民俗文化財に指定されており、2016年には「山・鉾・屋台行事」のひとつとしてユネスコ無形文化遺産にも登録されました。
この祭りの最大の見どころは、昼と夜で姿を変える豪華な山笠です。昼間は漆や金箔を用いた勇壮で絢爛な姿を見せ、夜には約300個の提灯が灯され、幻想的な「光の山笠」として街を練り歩きます。提灯の光に浮かび上がるその姿は、まさに“動く芸術”と呼ぶにふさわしい美しさです。
山笠は毎年新たに制作され、戸畑区内の各地区が誇りをかけてその技と美を競い合います。地域の人々の絆や誇りが込められたこの祭りは、北九州の夏を彩る風物詩として、多くの観客を魅了し続けています。
【7~8月】天神夏まつり
福岡市の中心部・天神エリアで行われる「天神夏まつり」は、都市型夏イベントの代表格。商業施設や地下街、公園などが連携し、屋台、縁日、ステージイベントなどが天神一帯を盛り上げます。買い物や仕事の帰りにふらっと立ち寄れる気軽さも魅力で、浴衣姿での来場者も多く、まち全体が夏の装いに染まります。
天神地下街では夏らしい装飾やイベントが並び、警固公園ではライブやパフォーマンスが開催され、昼夜を問わず多くの人でにぎわいます。都会のど真ん中で夏を満喫できる、福岡ならではのお祭りです。
[kkday]👉福岡市 おすすめのレジャー・体験アクティビティ・遊び・観光情報
【8月】わっしょい百万夏まつり

わっしょい百万夏まつりは、1988年に北九州市制25周年を記念して始まった市民参加型の大規模イベントで、比較的新しい祭りながら、今では毎年150万人以上の来場者を誇る北九州の夏の風物詩です。3日間にわたり行われる多彩な催しには、地元企業や学校、市民団体が多数参加し、まち全体が祭り一色に染まります。
伝統芸能を披露する「夏まつり大集合」や、踊り手が街を練り歩く「百万踊り」、さらには音楽ライブやキャラクターショーなど世代を問わず楽しめる企画が目白押し。前夜祭の花火大会では、大輪の花火が夏の夜空を鮮やかに彩ります。
[kkday]👉よかバス:小倉城庭園の茶道と日本のトイレイノベーション
【7~8月】のこのしまアイランドパーク ひまわりの見頃

福岡市西区にある「のこのしまアイランドパーク」では、夏になると一面に広がるひまわり畑が見頃を迎えます。博多湾に浮かぶ能古島にあるこの自然公園では、青い空と海、そしてまぶしいほどの黄色いひまわりが織りなす絶景を楽しめます。
園内には展望台やフォトスポットも多く、家族連れやカップルにも人気のスポット。海風に吹かれながら、島時間をゆったりと味わえるのも魅力です。福岡市内から船で約10分というアクセスの良さもあり、夏の思い出作りにぴったりな日帰り旅が楽しめます。
- 住所:福岡県福岡市西区能古島
- 2024年の開催期間:7月下旬〜8月上旬(見頃)
[kkday]👉福岡フローラルアイランド能古島で春の花見とバーベキューを満喫!
【8月】筑後川花火大会
久留米市で開催される「筑後川花火大会」は、毎年夏の風物詩として多くの人々に親しまれています。約1万8000発もの花火が、筑後川の両岸から次々と打ち上げられ、その壮大なスケールと華やかな演出に観客から歓声が上がります。スターマインや仕掛け花火、ナイアガラなど、バリエーション豊かなプログラムが続き、観る者を飽きさせません。
会場周辺には屋台も立ち並び、夏祭りらしい賑わいが広がります。河川敷や土手にレジャーシートを広げてのんびり鑑賞するのもおすすめ。家族連れにもカップルにも人気の、九州最大級の花火大会です。
- 住所:福岡県久留米市(篠山城跡周辺、京町周辺など)
- 2024年の開催期間:8月5日(月)
[kkday]👉筑後川花火大会&柳川クルーズ体験 1日ツアー|福岡発
【8月】関門海峡花火大会

「関門海峡花火大会」は、福岡県北九州市門司区と山口県下関市が合同で開催する全国屈指のスケールを誇る花火大会。関門海峡を挟んで、両岸から計約1万5000発の花火が打ち上げられ、海と空を彩る壮大な光のショーが繰り広げられます。
特にクライマックスには連続で打ち上がる大玉花火が夜空を染め、観客から大きな拍手と歓声が沸き上がります。関門橋を背景にしたロケーションも絶景で、海風を感じながらの花火鑑賞は夏の醍醐味。観覧場所やアクセスには事前の計画がおすすめです。
👉JTBで予約する(北九州・小倉・門司のホテル・旅館・宿(福岡県) 宿泊予約)
【7~8月】八女茶の「かき氷」販売

福岡県南部の八女市は、日本有数の高級茶の産地。その八女茶を贅沢に使用したかき氷が、夏の期間限定で市内のカフェや茶屋で販売されます。
濃厚で香り高い抹茶シロップにふわふわの氷が絡み、口の中に広がる上品な味わいはまさに大人のスイーツ。白玉やあんこ、生クリームなどを添えたアレンジメニューも豊富で、見た目もフォトジェニック。お茶好きにはたまらない、涼と贅沢を同時に味わえる逸品です。夏に八女を訪れたら、ぜひ一度は味わいたい夏のご褒美スイーツです。
- 住所:福岡県八女市内の複数店舗
- 実施期間:7月中旬〜8月下旬
[kkday]👉よかバス:八女の茶畑と柳川下りを楽しむ一日
【4~8月】風鈴まつり(如意輪寺)


福岡県小郡市にある如意輪寺は、通称「かえる寺」として親しまれるユニークなお寺で、境内には大小さまざまなカエルの像がずらりと並び、訪れる人々を楽しませてくれます。毎年春から夏にかけて開催される「風鈴まつり」では、約2,000個以上の風鈴が境内全体に吊るされ、風に吹かれてチリンチリンと鳴るその音色が、涼やかで心癒やされると評判です。風鈴には願いごとが書かれた短冊もつけられ、訪れる人々の想いが風に乗って寺中に広がります。
また、夜間ライトアップが行われる日もあり、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を楽しむことも可能です。風鈴の音に囲まれながら、ゆったりとした夏のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
- 住所:福岡県小郡市横隈1728
- 2024年の開催期間:4月中旬〜8月末予定
【5~10月】風鈴まつり(山王寺)


静かな山あいに佇む久留米市の山王寺では、5月から10月までの期間にわたり「風鈴まつり」が開催されます。境内の木々や回廊には色とりどりの風鈴が吊るされ、風が吹くたびにやさしい音色が響きわたり、訪れた人々の心を穏やかに癒してくれます。とくに人気なのが、風鈴トンネルや木陰の中で響く透明感のある音。静かな山里の自然と相まって、まるで時がゆっくりと流れているような感覚を味わえます。
また、季節の草花や新緑、紅葉といった景色も楽しめるため、訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。喧騒を離れ、心と身体をリセットしたい方にはぴったりの癒しスポットです。風鈴の短冊に願いを書けば、風に乗ってそっと天へ届くかもしれません。
- 住所:福岡県久留米市山本町豊田2287
- 2024年の開催期間:5月中旬〜10月初旬予定
Comments