泡盛とは?焼酎との違いは?泡盛の飲み方とおすすめ3店を紹介

沖縄を代表する蒸留酒「泡盛」。古くから親しまれてきたこのお酒は、独自の製法で作られ、熟成によって深い味わいが楽しめます。炭酸割や水割りなど、さまざまな飲み方で味わえるのも魅力のひとつです。沖縄には泡盛工場の見学ツアーもあり、製造過程を学びながら試飲ができます。今回の記事は、泡盛の魅力やおすすめの飲み方、さらに泡盛が楽しめるお店まで詳しくご紹介します。

※本記事は泡盛の紹介を目的とした記事となり、飲酒・お酒の販売を勧めるものではありません
※未成年の飲酒は禁止されています(日本は20歳以上)
※妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳幼児の発育に悪影響を与える恐れがあります

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泡盛とは?焼酎との違いは?

泡盛とはどんなお酒?原料や作り方など 

沖縄泡盛
Copyright: OCVB 

泡盛は、米を原料とする沖縄独自の蒸留酒で、日本最古の蒸留酒とも言われています。蒸留によって作られる点は本州の焼酎と同じですが、原料や製法に違いがあり、独自の風味と奥深い味わいが特徴です。

泡盛の原料 

タイ米 泡盛原料

泡盛の原料には、一部の銘柄を除きタイ米(インディカ米)が使われています。タイ米は、日本の粘り気が強い米と比べて硬質でさらさらしており、米麹が作りやすいという特性があります。この特性が、泡盛特有の香りや風味を生み出す理由の一つとなっています。

泡盛の製造工程 

沖縄泡盛
Copyright: OCVB 

泡盛の製造工程は、以下のようになります。

  1. 1. 洗米・浸漬: 米を洗い、洗米した米を水に浸漬させ、水分を吸収させます。
  2. 2. 蒸米: 水分を吸収した米を蒸し器で蒸します。
  3. 3. 製麹: 蒸した米を冷まし、黒麹菌を散布します。黒麹菌が米のデンプンを分解し、麹米(こうじまい)を作ります。
  4. 4. 仕込み: 麹米に水と酵母を加え、アルコール発酵させます。
  5. 5. 蒸留: 発酵したもろみを単式蒸留機で蒸留します。蒸留によって、アルコール度数の高い泡盛原酒が抽出されます。
  6. 6. 貯蔵・熟成: 蒸留された泡盛原酒を、甕やタンクで貯蔵・熟成させます。
  7. 7. 割水・調整: 水で割ってアルコール度数を調整します。
  8. 8. 瓶詰め: 泡盛を瓶詰めし、製品として出荷します。 

泡盛と焼酎の違いは?

泡盛と焼酎はどちらも蒸留酒ですが、原料や製法に違いがあり、それぞれ独自の特徴を持っています。

まず、泡盛の原料はタイ米(インディカ米)が一般的ですが、焼酎は米、麦、芋、そば、とうもろこしなど、様々な原料が使用されます。

使用する麹菌にも違いがあります。泡盛はすべて黒麹菌を使用しており、発酵時に多くのクエン酸を生成するため、温暖な沖縄の気候でも腐敗しにくい特性を持ちます。一方、焼酎では黒麹菌に加え、白麹菌や黄麹菌も使用され、特に九州の焼酎では白麹菌が多く使用されます。

仕込みや蒸留の方法に関して、泡盛は「全麹仕込み」と呼ばれる製法を採用し、原料のすべてを麹にして発酵させます。その後、常圧蒸留によって熟成させます。

一方、焼酎は「二次仕込み」が一般的で、まず麹に水と酵母を加えて発酵させる「一次仕込み」を行い、その後、主原料となる芋や麦、米、そばなどを加えてさらに発酵させます。また、焼酎は減圧蒸留を採用することが多く、スッキリとした軽やかな味わいに仕上がるのが特徴です。 

泡盛のおいしいおすすめの飲み方

泡盛はロックでじっくり味わうのはもちろん、水やお湯、炭酸などで割ることでさまざまな楽しみ方ができます。

1. ロック

泡盛ロック 泡盛飲み方

※写真はイメージ

ロックは、泡盛の風味をじっくりと堪能したい方におすすめの飲み方です。グラスに大きめの氷を入れ、お好みの量の泡盛を注ぎます。氷が溶けると、泡盛の風味が徐々に変化していくのも楽しめます。

2. 水割り

泡盛の水割りは、沖縄で定番の飲み方です。沖縄料理はもちろん、和食・中華などどんな料理でも相性がいいです。

作り方はシンプルですが、ひと工夫することでより美味しく楽しめます。まず、たっぷりに氷をグラスに入れ、マドラーでかき混ぜ、グラスを冷やします。泡盛をグラスの半分ほど注ぎます。次に、水を加え、マドラーでしっかりと混ぜたら完成です。

3. 炭酸割り

泡盛炭酸割り 泡盛飲み方
※写真はイメージ

泡盛の炭酸割りは泡盛本来の風味とコクが広がり、暑い日にぴったりの飲み方です。

作り方は簡単です。グラスにカットライムを入れ、その上にたっぷりの氷を入れます。泡盛を適量注ぎます。炭酸水を適量加え、マドラーで軽くかき混ぜます。水割りよりも少し軽めに作ると、より爽快感が楽しめます。ソーダ以外にも、トニックウォーター、ジンジャーエールなどを使ってもおいしく楽しめます。

4. お湯割り

お湯割りは、湯気とともに泡盛の香りがふわりと広がり、冷えた体をやさしく温めてくれる飲み方です。

泡盛とお湯の注ぎ順番や割合によって、香りや味わいが変化するのもお湯割りの魅力のひとつ。香りをより引き立てたい場合は、先にお湯を注ぎ、その後に泡盛を加えるのがおすすめです。さらに、レモンなどの柑橘類を加えると、爽やかで風味豊かな味わいが楽しめます。自分好みのスタイルで、泡盛のお湯割りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

5. カクテル

泡盛はジュースやブラックコーヒーなどとも相性が良く、アレンジの幅が広いお酒です。マンゴージュースやパイナップルジュースで割ると、南国らしいフルーティーなカクテルになります。

作り方は簡単。まず、グラスにたっぷりの氷を入れ、マドラーでかき混ぜてグラスを冷やします。次に、お好みのジュースやコーヒーを適量注ぎ、最後に泡盛を加えて軽く混ぜれば完成です。フルーツジュースなら柑橘系やグァバなど相性抜群。ほかにも、ウーロン茶や緑茶、牛乳で割るのもおすすめです。自分好みのアレンジで、泡盛の新しい楽しみ方を見つけてみてください。 

泡盛工場の見学も可能。おすすめツアーを紹介

泡盛工場の見学ツアー

Copyright: kkday

沖縄では、泡盛工場の見学ツアーを楽しむことができます。ツアーでは、琉球の歴史や文化とともに、泡盛の製造過程を学ぶことができ、普段は入れない工場内を蔵人が案内してくれます。さらに、古民家で泡盛と料理のペアリングを体験できるほか、工場限定の泡盛をお土産として購入することも可能。泡盛の魅力を深く知る貴重な体験ができます。

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沖縄で泡盛を楽しめるおすすめ3店

①創作串揚げ天 

創作串揚げ天
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宮古島の食材をシンプルに活かした串揚げや創作串揚げを中心とした、コースや郷土料理のおばんざいを提供しているお店です。『先付け』旬の野菜を鰹梅ディップでいただく『季節のお野菜』の後、メインとなる『野菜串』『魚介串』や『肉串』、『厳選オススメ創作串』等を楽しめます。串揚げ中の『お口直し』には、沖縄冷麺を用意。串揚げをたっぷり味わった後の締めには、沖縄の炊き込みご飯『ジューシー』と、宮古島の赤味噌で作った味噌汁、漬物のセットをご用意。デザートは宮古島シャーベット。宮古島の泡盛などの酒も多数あり。粋な空間で、宮古島の恵みを心ゆくまで楽しめます。 

創作串揚げ天
Copyright:SAVOR JAPAN

創作串揚げ天

  • 住所:沖縄県宮古島市平良西里13-1 K&G西里3F
  • アクセス:バス停:平良港より徒歩5分。宮古島空港より車で15分。
  • 営業時間:【火~日・祝・祝前】ディナー 17:30~22:30 (L.O.21:30)
  • 定休日:月曜日
  • 平均予算:【ディナー】6000円
    こちらはコースでの金額目安、単品でもご利用いただけます。

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②しゃぶしゃぶ紺kou 東町本店

しゃぶしゃぶ紺kou 東町本店
Copyright:SAVOR JAPAN 
しゃぶしゃぶ紺kou 東町本店
Copyright:SAVOR JAPAN 

「しゃぶしゃぶ紺kou 東町本店」は那覇市東町にあるしゃぶしゃぶ専門店。沖縄の在来種である「あぐー豚」を使った『しゃぶしゃぶ』、和牛本来の味を楽しめる『おきなわ和牛のすきしゃぶ』など、こだわりの県産食材を使ったさまざまな沖縄料理を楽しめます。1頭仕入れることで歯ごたえ、脂のりなどの違ったさまざまな部位を楽しめる「あぐー豚」を始め、店舗でさばいていることで新鮮な「久米島赤鶏」、「石垣牛」「やんばる牛」などのA3~A5ランクの肉を仕入れた「おきなわ和牛」など、こだわりの食材を一度に堪能。モノレールが近くにあり、空港からの足も車で10分程度と便利なことから、観光客のお客さまにもおすすめのお店です。 

しゃぶしゃぶ紺kou 東町本店
Copyright:SAVOR JAPAN 

しゃぶしゃぶ紺kou 東町本店

  • 住所:沖縄県那覇市東町19-25-1F
  • アクセス:沖縄都市モノレール「ゆいレール」旭橋駅より徒歩3分、大きな「紺」の看板が目印
  • 営業時間:11:00~22:00 (L.O.21:00) ランチ 11:00~14:00 (L.O.14:00)
  • 定休日:無休。台風でも営業しています。
  • 平均予算:【ディナー】8000円【ランチ】2500円

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③ THE TACORICE HOUSE

THE TACORICE HOUSE
Copyright:SAVOR JAPAN 
THE TACORICE HOUSE
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「THE TACORICE HOUSE」はデリバリー専門店として全国規模の人気を誇るお店が初の実店舗をオープンさせました。こちらでいただけるのは、多彩なバリエーションがそろう本格タコライス。定番のスパイシーなタコミートのほかにバター醤油が香る和風味があり、一度に2つの味を楽しめる『ハーフ&ハーフタコライス』も用意されています。味の決め手となるタコミートやサルサソースなどは一つ一つ丁寧に手づくり。『自家製ソーキ』をはじめとしたトッピングもバラエティ豊かで自分好みのアレンジが可能。テイクアウトは事前に予約していただければお待たせせずにご提供可能です。 

THE TACORICE HOUSE
Copyright:SAVOR JAPAN 

THE TACORICE HOUSE

  • 住所:沖縄県那覇市牧志3-11-12 M's road makishi 101
  • アクセス:牧志駅を降り県庁方面へ。竜宮通りの看板を左に曲がり、屋台村を横切り一つ目の交差点を右に。
  • 営業時間:【平日・土・日・祝】
    09:30~15:30 (L.O.15:15)
    16:30~22:00 (L.O.21:30) 15:30~16:30は休憩時間とさせていただきます。
  • 定休日:不定休
  • 平均予算:【通常】1200円

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<参考文献>
・泡盛とは(AWAMORI OKINAWA JAPAN) https://okinawa-awamori.or.jp/awamori/
・泡盛の美味しい飲み方は?選び方から焼酎との違いまで徹底解説!(オリエンタルホテルズ&リゾーツ) https://www.oriental-hotels.com/experience/99/ 

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