東京で焼肉を楽しむなら、ただ肉を焼いて食べるだけではもったいない!日本の焼肉文化は、選び抜かれた部位や焼き方、食べる順番にこだわることで、そのおいしさを最大限に引き出します。本記事では、焼肉の歴史や日本独特の部位の特徴を紹介するとともに、ディナータイムのデートにも最適な、東京でおすすめの焼肉店もご案内します。焼肉好きにはたまらない、至高の焼肉体験をお楽しみください。
日本の焼肉の歴史。焼肉屋の始まりはいつ?
焼肉は、日本で非常に人気のある料理で、薄切りにした肉を網や鉄板で焼き、タレや塩をつけて食べるスタイルが主流です。
日本では江戸時代(1603年~1868年)から肉食文化が始まり、現在のような焼肉が広まったのは、高度経済成長期以降だと言われています。その当時、韓国から移住してきた人々が、韓国スタイルの焼肉を日本に持ち込み、その影響で日本でも焼肉が徐々に普及しました。
1950年代に入ると、経済成長に伴い肉の消費が増え、焼肉店が次々と開業しました。この時期に、日本独自の焼肉スタイルやタレが発展し、焼肉文化が成熟しました。
現在では、焼肉は日本の食文化の一部として広く親しまれており、様々なスタイルやメニューが楽しめます。東京をはじめとする都市部では、焼肉店が多数存在し、各店が個性的なメニューや焼き方を提供しています。焼肉は、日本の食文化の中でも特に社交的で楽しみやすい料理として、多くの人々に愛され続けています。
ハラミやカルビは何?焼肉の定番部位とは?
外国人にとって、日本の焼肉で提供される部位の名称や特徴を理解するのは難しいことがあります。特に、日本特有の呼び名や部位の違いが、注文時のハードルになることがよくあります。焼肉の部位を理解できるように特徴をご紹介します。
①カルビ
肋骨周りの肉で、脂が多く、ジューシーで柔らかい部位。焼肉の定番メニューで、甘辛いタレが良く合います。
②ロース
肩から腰にかけての背肉の部分。脂身に甘味、赤身は柔らかいのが特徴です。カルビよりも脂が少なく、あっさりとした味わいです。「肩ロース」と「リブロース」2種類があります。
③ハラミ
横隔膜周辺の部。ほどよく脂がのっており、弾力がありながらも柔らかい食感が特徴です。ホルモンに分類されますが、赤身肉に近い濃厚な風味を楽しむことができます。
④タン
タンは牛の舌で、タン元、タン先、タン中、タン下の4つに分類されます。その中、根元にあたるタン元は取れる量が非常に少ないため、最高級部位として扱われます。タンは部位や切り方によって食感や風味が変わります。
ほどよく脂がのった「タン中」は薄切りにしたら、さっぱりとした味わいと歯ごたえを楽しめます。一方、「タン元」は厚切りにすることで、ジューシーで柔らかい味わいを満喫できます。
⑤ホルモン
ホルモンは牛や豚の腸を指します。名称の由来は関西弁の「放るもん(捨てるもの)」にあり、かつては廃棄されていた部位と言われています。現在では、その独特の歯ごたえと風味が評価され、焼肉や鍋料理で人気のある食材となっています。
⑥バラ
胴体のお腹部分に位置する肉。脂肪と赤身が三層に重なっているため「三枚肉」とも呼ばれます。脂がたっぷりとのっており、焼肉店でも人気の高い部位です。
焼肉をよりおいしく食べる順番を知っている?どの部位からがおすすめ?
焼肉を楽しむ際、食べる順番に気を配ると、各部位の美味しさを最大限に引き出すことができます。基本的には、味の薄いものから濃いもの、脂の少ない部位から多い部位へと進むのがおすすめです。
①まずは、サラダや前菜で口の中をさっぱりと整えます。
②その後、タンからスタートします。最初にタンを食べることで、さっぱりとした味わいが引き立ち、次に食べる肉の旨味を一層感じられるようになります。
③続いて、脂肪が少なく、しっかりとした肉の味わいが楽しめるロースやハラミに進みます。焼肉の中でもあっさりとしていながらも、濃厚な風味を楽しむことができ、焼肉の始まりにぴったりです。
④次に、カルビやバラなど、脂の多い部位を楽しみます。これらの部位は、ジューシーで濃厚な味わいが特徴で、口の中で広がる脂の旨味を堪能できます。
⑤ 最後に、ホルモンで締めくくります。ホルモンは、独特の風味と食感が特徴で、焼肉のフィナーレにふさわしい部位です。
濃い味の肉を食べた後は、サイドメニューや野菜で口の中をリセットするのもポイントです。これにより、次に食べる肉の味がより一層際立ち、美味しさが増します。
⑥締めには、ご飯や麺類がおすすめです。食事の最後に炭水化物を摂ることで、満足感がさらに高まります。
東京でディナーやデートで行きたい焼肉店3選
①韓流 安歡(銀座)
選りすぐりの九州産黒毛和牛を、焼肉のみならず趣向を凝らしたスタイルで味わえる、ASIAN-KOREAN CUISINE 「韓流 安歡」。フレンチや韓国料理を基盤にした創作料理が魅力です。
圧倒的なオーダー率を誇るのが『和牛霜降りテールの塩焼き』。柔らかくしたテールに塩を振り、表面を香ばしくシェフが焼き上げます。「まずはコレ」と味わう方も多い代表的な逸品です。『韓国サラダ』と一緒に味わう『和牛塩焼きタン』やネギがたっぷり入ったチヂミ『パジョン』も好評です。
ワインのセレクションも豊富で、希少な銘柄やヴィンテージが揃い、ワイン愛好家をも満足させるラインナップです。さらに、食前酒や食後酒も充実しており、ゆったりとした大人の時間を存分に楽しめます。
韓流 安歡
- 住所:東京都中央区銀座6-4-8 ニューギンザビル3号館2F
- アクセス:
東京メトロ各線「銀座駅」「日比谷駅」より徒歩3分
JR山手線「有楽町駅」「新橋駅」より徒歩7分 - 営業時間:
【平日・祝前】17:00~00:00 (L.O.22:00) 8月14日~8月18日は24時までの営業となります
【土・祝】ディナー 17:00~00:00 (L.O.22:00) - 平均予算:【ディナー】17,000円
②焼肉 最牛(渋谷)
シックで落ち着いた店内で、ゆったりと最上級の黒毛和牛を堪能できる【焼肉 最牛 渋谷店】。A4・A5ランクの黒毛和牛を一頭買いすることで、リーズナブルな価格での提供を実現しています。
とにかくお腹いっぱい食べたい!という方には『最牛堪能食べ放題コース』がおすすめです。じっくりと味わいたい方は、名物メニューの『壺漬け和牛カルビ』や和牛の希少部位を食べられる『最牛の宴コース』はいかがでしょうか。間接照明が優しく照らす店内には、人数に合わせて使える個室や、デートに最適なカップルシートを完備。誕生日や記念日には特製の和牛炙り寿司プレートプレゼントといううれしいサービスがあります。
焼肉最牛
- 住所:東京都渋谷区宇田川町6-11 原宿パークマンションB1F
- アクセス: JR山手線「渋谷」駅から徒歩10分
- 営業時間:
【平日】ディナー 17:00~23:00 (L.O.22:30)
【土・日・祝】ディナー 16:00~23:00 (L.O.22:30) - 平均予算:【ディナー】5,000円【ランチ】1,200円
③焼肉うしごろ(西麻布)
独自の仕入れルートの開拓に成功し、貪欲に研究を重ねた結果、圧倒的な肉質と完成度の高いサイドメニューが提供されています。また、清潔感のある空間とお客様目線の細やかなサービスなど、非の打ち所の無い焼肉屋を目指しています。
友人や家族との食事、デート、ビジネスシーンなど、さまざまなシーンでの利用に応じて利用可能。インスタグラムでは「#うしごろ」で投稿をチェックできます。24時間ウェブ予約可能。
焼肉うしごろ
- 住所:東京都港区西麻布2-24-14 バルビゾン73 1F
- アクセス:
東京メトロ日比谷線 六本木駅 徒歩10分
東京メトロ日比谷線 広尾駅 徒歩10分 - 営業時間:
【平日】17:00~00:00 (L.O.23:00)
【土・日・祝】16:00~00:00 (L.O.23:00) - 平均予算:【ディナー】10000円
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