秋の日本の魅力といえば、なんといっても紅葉です。わずか1ヶ月ほどの間だけ赤や黄色に色づく山々は絵画のように美しく、見る人の心を癒してくれます。
そして、「癒し」を与えてくれるもうひとつの人気スポットと言えば、温泉です。この記事では、紅葉と温泉を両方満喫して思いっきり癒されたい方のために、日本各地にある紅葉&温泉スポットを紹介します!
※記事で紹介した商品を購入したり予約をしたりすると、売上の一部がFUN! JAPANに還元されることがあります。
①北海道|定山渓温泉
定山渓温泉(じょうざんけいおんせん)は、北海道札幌市の市街地からバスで1時間ほどで行ける人気の温泉地です。
定山渓は四方が山々に囲まれているため、9月下旬から10月中旬にかけての紅葉シーズンは宿泊先の部屋や露天風呂からも鮮やかに染まる紅葉を楽しむことができます。
中でも人気の紅葉スポットは、渓谷にかかる朱色の吊橋「二見吊橋(ふたみつりばし)」。橋の上から紅葉を眺めたり、水面に映った紅葉を楽しんだりすることができます。ゆっくりと散歩しながら紅葉狩りしたい人には、川沿いの自然散策路「二見定山の道(ふたみじょうざんのみち)」がおすすめです。
10月上旬から下旬までの期間限定で、ガイドの案内を聞きながら定山渓の5つの紅葉スポットを巡る「紅葉かっぱバス」が1日4便運行しているので、こちらも利用してみてはいかがでしょうか。
定山渓温泉
- アクセス:新千歳空港から快速エアポートで札幌駅へ。札幌駅から定山渓温泉直行バス「かっぱライナー号」で約60分。
紅葉かっぱバス
- 運行期間:10月1日〜21日
- 料金:600円
- 乗り場:定山渓観光案内所(札幌市南区定山渓温泉東3-225)
- 予約:定山渓観光案内所で当日受付のみ
👉定山渓鶴雅リゾートスパ森の謌|日帰り温泉セットチケット|ランチビュッフェ&札幌駅往復バス付き
②青森県|奥入瀬渓流温泉
青森県十和田市の奥入瀬渓流温泉(おいらせけいりゅうおんせん)は、「ミシュラン・グリーンガイド」で二つ星に選ばれた東北随一の観光名所「奥入瀬渓流」の入り口にある温泉街です。
このエリアにある「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」では、露天風呂から渓流や紅葉を眺めることができるほか、屋根無しのオープントップバスに乗って秋の奥入瀬渓流を巡るツアーも開催しています。
渓流の途中には流れが激しい「阿修羅(あしゅら)の流れ」や、落差7m、幅20mの大きな滝「銚子大滝(ちょうしおおたき)」などの見どころがたくさん。電動アシスト付きの自転車をレンタルして渓流沿いを散策するのもおすすめです。紅葉の見頃は10月中旬から下旬頃です。
奥入瀬渓流温泉
- アクセス:
青森空港からバスで青森駅へ。青森駅からJRバス「十和田湖休屋行き」に乗車して「焼山」バス停で下車
東北新幹線の新青森駅または八戸駅からJRバス「十和田湖休屋行き」に乗車して「焼山」バス停で下車
👉青森 おすすめのレジャー・体験アクティビティ・遊び・観光情報
③山形県|蔵王温泉
山形県山形市の蔵王(ざおう)温泉は、約1900年前に開湯した歴史ある温泉で、強酸性の泉質は美肌効果があると言われています。
蔵王は冬場にスキーを楽しんだり美しい樹氷を見られることでも知られていますが、紅葉シーズンも見逃せません。
周囲を3つの山に囲まれた火口湖「蔵王御釜(おかま)」は樹氷と並ぶ蔵王のシンボルで、秋にはエメラルドグリーンの湖面と紅葉が神秘的な景色を織りなします。また、山の麓と頂上を結ぶ蔵王ロープウェイに乗れば、赤や黄色に色づいた山並みをゴンドラから360度見渡すことができます。蔵王の紅葉の見頃は10月上旬から中旬頃までです。
蔵王温泉
- アクセス:山形駅から山交(やまこう)バス「蔵王温泉行き」に乗車し、蔵王温泉で下車。
④栃木県|日光温泉
栃木県の日光温泉の周辺には、世界遺産に登録された2つの神社(日光東照宮、日光二荒山神社)と1つの寺(日光山輪王寺)があります。
日光の紅葉の見頃は11月中旬から12月上旬頃までで、日光二荒山神社の朱色の橋「神橋(しんきょう)」と紅葉のコラボレーションや、日光東照宮の表参道のモミジなど、さまざまな場所で紅葉狩りを楽しめます。
紅葉シーズンには神社や寺の建造物をライトアップするイベント「ライトアップNIKKO」が行われており、2024年は11月29日から12月1日まで開催される予定です。
日光温泉
- アクセス:
JR日光線「日光駅」で下車
東武日光線「東武日光駅」で下車 - ライトアップNIKKO:https://lightup-nikko.com/
👉銀座発 日光日帰りツアー予約 日光東照宮+華厳の滝+温泉入浴(栃木県・1日ツアー)
⑤埼玉県|秩父温泉
埼玉県の北西部に位置する秩父エリアには多くの温泉があり、それらを総称して秩父温泉と呼ばれています。
秩父の紅葉の見頃は10月上旬から11月下旬頃です。特に、長瀞(ながとろ)エリアでは川沿いにモミジやクヌギが美しく色づき、多くの人が紅葉狩りに訪れます。例年、11月に「長瀞紅葉まつり」が開催され、紅葉の名所「月の石もみじ公園」などでライトアップが行われます。
東京・池袋から秩父までは電車で約80分なので、日帰りで紅葉と温泉を楽しむこともできるでしょう。
秩父温泉
- アクセス:池袋駅から西武鉄道「特急ラビュー」に乗車し「西武秩父駅」下車
👉 関東|埼玉を満喫する日帰りチャーターツアー|川越・長瀞・秩父・大宮公園
⑥静岡県|修善寺温泉
静岡県の伊豆半島にある修善寺温泉は、真言宗の開祖である弘法大師が807年に開湯したとされる歴史ある温泉です。その泉質は弱アルカリ性で、冷え性や疲労回復に効果があると言われています。
温泉街は桂川(かつらがわ)に沿って広がっており、秋になると川沿いのモミジが美しく色づきます。
また、丘の上にある「修善寺自然公園」のもみじ林には約1000本のモミジが群生しており、秋の晴れた日には赤や黄色に染まったもみじと富士山を一緒に眺めることができます。
修善寺温泉
- アクセス:三島駅から伊豆箱根鉄道に乗り「修善寺駅」で下車。修善寺駅から修善寺温泉行きのバスに乗車。
👉【伊豆の日帰り紅葉狩りツアー】修善寺虹の里&修善寺自然公園&修善寺温泉「竹林の小道」・赤い橋散策&伊豆パノラマパーク 東京発 |
⑦岐阜県|下呂温泉
岐阜県の下呂温泉(げろおんせん)は、兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉とともに「日本三名泉」のひとつに数えられる人気の温泉地です。
温泉街では毎年11月に紅葉のライトアップが行われ、足湯に入りながら幻想的な景色を眺めることができます。
また、白川郷などから10棟の合掌造りの民家を移築した「下呂温泉合掌村」では、日本の原風景に囲まれながらカエデやケヤキなどの紅葉を見ることができます。
下呂温泉
- アクセス :名古屋駅、富山駅、大阪駅からJR高山本線「特急ひだ」に乗車し、「下呂駅」で下車。
⑧富山県|黒部・宇奈月温泉
富山県の黒部・宇奈月温泉は、観光地として人気の黒部峡谷の入り口にある温泉街です。
紅葉のベストシーズンは10月下旬から11月中旬頃で、おすすめは「黒部渓谷トロッコ電車」の車窓から眺める紅葉です。
また、紅葉の中を走る電車を撮影したい人には、トロッコ電車の宇奈月駅から徒歩数分で行ける「やまびこ展望台」がおすすめ。この場所は、紅葉と真紅の鉄橋、そしてその上を走るトロッコ電車の姿を見ることができる最高の撮影スポットです。
黒部・宇奈月温泉
- アクセス:
東京駅から:北陸新幹線「はくたか」に乗車し、「黒部宇奈月温泉駅」で下車
大阪駅から:北陸本線「サンダーバード」で金沢駅へ。金沢駅から北陸新幹線「はくたか」に乗車し、「黒部宇奈月温泉駅」で下車。
⑨広島県|帝釈峡の温泉
広島県にある「帝釈峡(たいしゃくきょう)」は南北18kmに及ぶ大渓谷で、広島県有数の紅葉の名所として知られています。
紅葉の見頃は10月下旬から11月上旬頃。神龍湖(しんりゅうこ)を約40分かけて運航する遊覧船に乗ったり、湖畔にある約1.5kmの散策路を散歩したりと、さまざまな方法で紅葉狩りを楽しめます。
帝釈峡の周辺には「休暇村帝釈峡」など露天風呂を備えた宿もあるので、泊まりがけでの旅行にもおすすめです。
帝釈峡
- アクセス:広島駅から東城駅前行きの高速バスに乗り「東城駅」で下車。備北バス始終線に乗り換え「帝釈」で下車。※備北バスは1日4便、平日のみ運行。日中の便は予約制。
⑩長崎県|雲仙温泉
長崎県の雲仙温泉は標高約700mにある温泉地で、硫黄を含んだ酸性泉はリウマチや神経痛に効能があると言われています。
雲仙の紅葉スポットといえば、なんといっても仁田峠(にたとうげ)。燃えるように色づく山肌を雲仙ロープウェイのゴンドラから眺める時間は格別です。雲仙の紅葉の見頃は10月下旬から11月中旬頃です。
雲仙温泉
- アクセス:諫早駅バスターミナルから島鉄バスに乗って「雲仙営業所」で下車
Comments