日本では「サウナ」ブームが到来しています。サウナを趣味として満喫している人も増えました。その一方で、行ってみたいけど一人で行くのは気が引けてしまう、なんて人もいるはず。マナーや入り方がわかりにくいのも、一歩踏み出せない理由かもしれません。そこで今回は、そんなサウナ初心者に向けてサウナに入るときのマナーや気持ちいい入り方、おすすめのサウナ施設を紹介します。
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日本のサウナの入り方と守るべきマナー
サウナの楽しみ方はさまざまですが、日本には他人に不快感を与えないためのルールやマナーがあります。施設によっても異なるため現地で確認が必要ですが、「汗を流してから水風呂に入ること」や「洗い場の場所取りをしてはいけない」など、事前に押さえておくべき基本的なマナーも存在します。
施設に入る前の確認事項
サウナ専門施設は男性専用であることが多いため、カップルや夫婦で行っても楽しめないことがあります。事前に男女ともにエリアが用意されているのか、男性専用なのか女性専用なのかを確認することが必要です。一方で、サウナも併設されたスーパー銭湯などは、男女のサウナエリアが用意されていることが多いので、カップルや夫婦で訪れる際は、こちらもおすすめです。
銭湯サウナやスーパー銭湯とは違い、専門施設のプライベートサウナや個室サウナは基本的に予約制なのでこちらも調べることをお忘れなく。銭湯サウナでは基本的にNGなタトゥーも、1枚タトゥーシールを貼れば可能なところが増えてきているので合わせてご確認を。
サウナに入る前の注意事項
サウナでは同じ空間にいる人に不快な思いをさせてはいけません。そのためにまず、入室前には体の汚れを落としましょう。全身をしっかり洗ってから湯船に入ります。体を事前に温めておくことによって、サウナで汗をかきやすくするためです。
長風呂をするとサウナに入る前からのぼせてしまうため、サウナを楽しめなくなってしまいます。湯船にサッと浸かり、体がほんのり温まったらいよいよサウナ室へ。
サウナの入り方
施設内では会話をしない
コロナ禍を経て、サウナ室では会話が厳禁の「黙浴」が求められている施設も増えました。脱衣所から浴室内、サウナ施設内まですべてが黙浴徹底の場所もあるため、ハウスルールを遵守しましょう。
サウナに入るのは5~10分が目安
サウナには5〜10分ぐらいを目安に入るのがいいと推奨されていますが、我慢比べではないため自分の体と相談して無理をしない程度に楽しみましょう。また、必ず入る前と後には水分補給をして、脱水症状を未然に防ぐのが肝心です。
水風呂の入り方
サウナから出たら、すぐにでも水風呂に飛び込みたいところですが、ここで気をつけないといけないことがあります。水風呂に入る前には、必ず“かけ湯’’もしくは’’かけ水”をするということです。サウナ利用者みんなが使うので、サウナでかいた汗をしっかり流してから入るようにしましょう。
かけ水をする際は、一気に体を冷やさずに心臓から遠い足から徐々に水をかけていきます。その後、水風呂へ。こちらも無理しない程度に30秒〜1分程度浸かります。浸かっていると体が慣れていき、体が水風呂に同化している状態を味わえます。やがて冷たさを忘れてしまうので、浸かり過ぎて体の芯から冷えてしまわないように気をつけましょう。
休憩の方法
休憩は外でできる“外気浴”と、室内でできる“内気浴”があります。施設によって外気浴がない所もあるので、注意が必要です。多種多様な種類の椅子を用意しているところもあるので、その場合は腰かけて休憩します。リラックスする前にタオルで全身の水滴を拭き取っておくとより、リフレッシュすることができます。水の膜を事前に拭き取っておくことによって、風を直接肌で感じられるためです。
風にあたっていると、やがて血管がじんわり広がっていき、多幸感に包まれます。この状態を日本では「TOTONOU(整う)」と言います。これを求めて、足繁くサウナ施設に通っているサウナーが多いようです。
東京のおすすめサウナ施設
これまでサウナの入り方と注意事項を紹介してきましたが、最大限にリフレッシュできる環境がそろっているサウナ施設を、激戦区である東京の中から3つ紹介します。いずれの施設もそこでしか味わえない極上の体験をもたらしてくれるので、ぜひ東京を訪れた際は行ってみてください。
1. 上野|サウナ&カプセルホテル北欧
サウナ好きの聖地と呼ばれている男性専用サウナ&カプセルホテル北欧。ここはカプセルホテルが併設されているため宿泊も可能です。本格的なフィンランド式サウナは、サウナ好きなら一度は訪れて損はありません。日によって水風呂の温度は変わるため、タイミングによって大きく印象が変わります。
外気浴ができるため、上野の街の喧騒を遠くに感じながら非日常を味わうことができます。
[kkday]👉スカイホップバス | 1日券 / 2日券 乗り放題バスチケット (東京 乗り降り自由)
2. 浅草|サウナランド浅草
男女共用で楽しめるサウナランド浅草。水着着用、貸切であれば男女問わず極上のサウナ体験を味わうことができます。薪サウナということもあり、薪が燃える独特な音と体の芯まで温めてくれる熱さが相まって最高のととのいに誘ってくれます。
シャワー横にあるレバーを上げると、水風呂の上から水シャワーが降り注ぎ、脳天から冷やすこともできまする。冷水によって頭の先からつま先までしっかり冷やせるのは、貴重な機会です。
[klook]👉サウナランド浅草 (SAUNALAND ASAKUSA - Hostel)
3. 赤坂|サウナ東京
2023年4月にできた”サウナ界のテーマパーク”と呼ばれている男性専用サウナ施設。不定期でレディースデーも行っており、100組待ちになるほどの盛況ぶりです。ここの最大の特徴は、5種類のサウナと3種類の水風呂が楽しめること。内気浴エリアには椅子が60脚あり、十分なスペースが確保されています。
中でもおすすめはサウナの本場フィンランドから取り寄せた、木の宝石”ケロ”の木材を使用したサウナ、手酌蒸気。ケロの香りはもちろんのこと、セルフロウリュが可能なので、視覚と聴覚も刺激されて五感で楽しむことができます。薄暗いサウナ室はまるでフィンランドにいるかのような錯覚に陥るほどで、心身ともにリフレッシュが可能な施設です。
24時間営業なので、行きたい時に行くことができるのも嬉しいポイント。東京を訪れた際は、ぜひとものぞいてほしいサウナです。
[kkday]👉東京、日本 |東京寿司 板前寿司 赤坂店・新宿東宝ビル店・お台場店
マナーを守ってサウナを楽しもう!
サウナの基本的な入り方と守るべきマナー、厳選した都内のおすすめ3施設を紹介してきました。日本には全国津々浦々その土地を生かしたサウナ施設がたくさんあるので、自分に合う施設を探してみるのもいいかもしれません。日本を訪れた際にはマナーを守り、同じ空間にいる人への配慮を忘れずに、心地よいサウナ体験を味わってみてください。
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