【日本桜】2024年版!花見ができる日本の城。桜の祭りも開催

【日本桜】2024年版!花見ができる日本の城。桜の祭りも開催

日本では数多くの城や城跡が桜の名所となっています。今回は発行点数世界最多の旅行ガイドシリーズ」(Longest book series-travel guides)としてギネス世界記録™に認定された『るるぶ』。その掲載ランキング上位の桜スポットの中から、城や城跡と桜が鑑賞できるお花見スポットをピックアップ。大阪、福岡など人気エリアを始め、日本全国の名所を集めました。

日本の城の周りに桜が多いのはなぜ?

日本の城の周りに桜が多いのはなぜ?

青森県の弘前城や兵庫県の姫路城など、城や城跡では春になると桜が咲き乱れ、美しい景色が広がります。しかし、城の周辺に桜が植えられたのは実は明治時代(1868〜1912年)以降のこと。城が武将の軍事拠点だった頃は、責めてきた敵が見えにくくならないよう、城の周囲には木を植えていなかったそう。明治時代に廃城令が発令後、城跡に残った石垣の崩落を防いだり、市民の憩いの場にしたりする目的から、桜が植えられました。

日本全国にある、城と桜が一緒に見られる名所

それではここから、日本全国の城や城跡と桜の名所をご紹介。城にまつわるエピソードも合わせて読んで、次の旅行先を選んでみましょう。

【青森】弘前公園

【青森】弘前公園 日本全国にある、城と桜が一緒に見られる名所
天守と岩木山
【青森】弘前公園 日本全国にある、城と桜が一緒に見られる名所
夜桜(鷹丘橋)

弘前藩代々の居城・弘前城は、東北で唯一となる、現存12天守の1つであり、城下町・弘前市のシンボルとなっている。4月下旬頃になると残雪の岩木山を背景に、城内約2600本のソメイヨシノ、シダレザクラなどが咲き始める。西濠では桜がトンネルのように咲き、夜桜も美しい。

  • 住所:青森県弘前市下白銀町1
  • 例年の見頃:4月下旬~5月上旬
  • 料金:散策自由、本丸・北の郭大人(高校生以上)320円、子ども100円
  • 営業・拝観時間:散策自由、弘前城(天守)は9~17時(桜まつり期間中は7~21時)
  • 定休日:無休、弘前城(天守)は11月24日~3月31日まで冬期休館
  • 本数:約2600本
  • 桜種類:ソメイヨシノ、シダレザクラほか
  • 夜桜の期間(2023年取材時):2023年 4月21日(金)~5月5日(金・祝)※桜の状況により変動する場合あり
  • 夜桜の時間(2023年取材時):日没~21時(予定)
  • 情報提供:JTBパブリッシング

【秋田】千秋公園

【秋田】千秋公園 日本全国にある、城と桜が一緒に見られる名所

千秋公園は秋田藩20万石佐竹氏の居城跡で明治29年(1896)に公園として整備された。桜の季節になると、ソメイヨシノを中心とする約700本の桜が咲き誇る。5月中旬からはつつじも見ごろ。

  • 住所:秋田県秋田市千秋公園1-1
  • 例年の見頃:4月中旬~下旬
  • 料金:入園自由(御隅櫓観覧100円、高校生以下無料)
  • 営業・拝観時間:御隅櫓は9時~16時30分
  • 定休日:御隅櫓は12月1日~3月末
  • 本数:約700本
  • 桜種類:シダレザクラ、ソメイヨシノ、ヤエザクラ、ジンダイアケボノ、オオムラザクラ、オオシマザクラなど
  • 夜桜の期間(2023年取材時):2023年4月中旬~下旬
  • 夜桜の時間(2023年取材時):18~22時(予定)
  • 情報提供:JTBパブリッシング

【福島】鶴ケ城公園

【福島】鶴ケ城公園 日本全国にある、城と桜が一緒に見られる名所
赤瓦桜

鶴ケ城は至徳元年(1384)葦名直盛により前身である東黒川館が建てられ、蒲生氏郷[がもううじさと]が戦国期・文禄2年(1593)に改築、加藤明成が大改修を行い、幕末の戊辰戦争に破れ開城した。その後明治政府の手により解体され、現在の天守閣は昭和40年(1965)に再建されたもの。春にはソメイヨシノを中心に、約1000本の桜が咲き乱れる。戊辰戦争のあった江戸末期、鶴ケ城は寒さに強いとされる赤瓦を使用しており、平成22年(2010)に往時の姿を再現すべく葺き替え工事を行った。全国でも稀な赤瓦の天守閣。

  • 住所:福島県会津若松市追手町1-1
  • 例年の見頃:4月中旬~下旬
  • 料金:無料
  • 定休日:無休
  • 本数:約1000本
  • 桜種類:ソメイヨシノ、ヤエザクラ、シダレザクラ
  • 夜桜の期間(2023年取材時):2023年4月5日(水)~5月7日(日)(予定)
  • 夜桜の時間(2023年取材時):日没~21時30分(桜の開花時期。桜が散ったら~21時)
  • 情報提供:JTBパブリッシング

【神奈川】小田原城址公園

【神奈川】小田原城址公園 日本全国にある、城と桜が一緒に見られる名所
小田原城天守閣と桜

【神奈川】小田原城址公園 日本全国にある、城と桜が一緒に見られる名所
小田原城址公園内の夜桜

小田原城本丸を中心に整備された公園で、城跡やその周辺に咲く桜は、古いものは昭和35年(1960)に天守閣が復興される以前の昭和初期に植えられた。特に学橋から天守閣まで続く桜並木は美しい。

  • 住所:神奈川県小田原市城内地内
  • 例年の見頃:3月下旬~4月上旬
  • 料金:無料
  • 本数:300本
  • 桜種類:ソメイヨシノ
  • 夜桜の期間(2023年取材時):2023年3月下旬~4月上旬(予定)
  • 夜桜の時間(2023年取材時):18~21時(予定)
  • 情報提供:JTBパブリッシング

【兵庫】姫路城

【兵庫県】姫路城 日本全国にある、城と桜が一緒に見られる名所
桜の姫路城

白鷺城ともいわれる優美な城、国宝・姫路城は、日本一の名城と言われ築城400年の歴史をもつ。城内にはソメイヨシノ、ヤマザクラ、シダレザクラなど約1000本が咲き、名城の城郭に映える。城内のみどころとしては、三の丸広場の桜並木、西の丸庭園のシダレザクラを中心とした桜林、三国堀、菱の門周辺、姫山公園お堀沿い桜、喜斉門[きさいもん]前広場や三の丸広場高台の桜林などが挙げられる。平成27年(2015)3月27日から大天守の一般公開が再開。

  • 住所:兵庫県姫路市本町68
  • 例年の見頃:3月下旬~4月上旬
  • 料金:入城料金:大人(18歳以上)1000円、小・中・高生300円(公園内は無料、夜桜期間中は西の丸庭園を有料公開)
  • 営業・拝観時間:9~16時(季節により変動あり)
  • 定休日:無休(12月29・30日は休業)
  • 本数:約1000本
  • 桜種類:シダレザクラ、ソメイヨシノ、ヤマザクラ
  • 夜桜の期間(2023年取材時):2023年4月2日(日)~9日(日)
  • 夜桜の時間(2023年取材時):18時30分~21時(最終入場20時30分) 大人600円、小人(小・中・高生)200円 ※雨天決行
  • 情報提供:JTBパブリッシング

【京都】福知山城天守閣

【京都】福知山城天守閣 日本全国にある、城と桜が一緒に見られる名所
春の福知山城

明智光秀の築城として知られ、復興天守閣のほか石垣、銅門番所が残る。平成20年(2008)には釣鐘門が復元された。春は天守閣に向かう道や本丸一帯を桜が彩る。毎日行っている天守閣のライトアップもみどころ。

  • 住所:京都府福知山市内記5
  • 例年の見頃:4月上旬
  • 料金:無料(福知山城天守閣入場は大人330円、小人110円)
  • 営業・拝観時間:9~17時(入館は~16時30分)
  • 定休日:火曜、12月28~31日、1月4~6日
  • 本数:37本
  • 桜種類:ソメイヨシノ29本、エゾヒガン6本、ギオンシダレ2本
  • 夜桜備考(2023年取材時):天守閣のライトアップは通年あり
  • 情報提供:JTBパブリッシング

【岡山】津山城

【岡山】津山城 日本全国にある、城と桜が一緒に見られる名所
春には約1000本の桜が咲く、桜の名所でもある

津山藩初代藩主・森忠政が13年の歳月をかけて完成させた平山城。さくら名所100選に選定されており、立派な石垣を背景に咲く桜は迫力満点。期間中は、物産展やライトアップなど、さまざまなイベントを開催。

  • 住所:岡山県津山市山下135
  • 例年の見頃:3月下旬~4月上旬
  • 料金:大人310円、中学生以下無料
  • 営業・拝観時間:8時40分~19時(さくらまつり期間中は7時30分~22時、10~3月は8時40分~17時)
  • 定休日:12月29~31日
  • 本数:約1000本
  • 桜種類:ソメイヨシノ、ジンダイアケボノ、ヤエザクラなど
  • 夜桜の期間(2023年取材時):2023年3月25日(土)~4月9日(日)
  • 夜桜の時間(2023年取材時):日没~22時
  • 情報提供:JTBパブリッシング

【福岡】小倉城

【福岡】小倉城 日本全国にある、城と桜が一緒に見られる名所

小倉の中心部にある小倉城周辺。桜が満開の頃には、夜桜や石垣をこぼれ落ちるように咲き乱れる桜も見事。

  • 住所:福岡県北九州市小倉北区城内2-1
  • 例年の見頃:3月下旬~4月上旬頃
  • 料金:無料、入城は有料
  • 営業・拝観時間:6~20時(花見時は~22時)
  • 定休日:無休
  • 本数:約200本
  • 桜種類:ソメイヨシノ、ヨウコウ
  • 夜桜の期間(2023年取材時):2023年3月下旬頃~開花に合わせて実施
  • 夜桜の時間(2023年取材時):日没~
  • 情報提供:JTBパブリッシング

【熊本】熊本城

【熊本】熊本城 日本全国にある、城と桜が一緒に見られる名所
天守閣復旧後・桜

加藤清正によって関ケ原の戦いの前には現在の位置に築城され始め、本丸は慶長12年(1607)に完成した、日本三名城のひとつに数えられる。桜は、ソメイヨシノを中心にヤマザクラなど約800本あり、春には天守閣を彩る。熊本地震の影響で立入規制が続いているが、特別公開エリアのほか、隣接する桜の馬場城彩苑、二の丸広場、行幸坂、長塀通りなどの周辺から桜を眺められる。

  • 住所:熊本県熊本市中央区本丸1-1
  • 例年の見頃:3月下旬~4月上旬
  • 料金:高校生以上800円、小・中学生300円
  • 営業・拝観時間:9~17時(最終入園16時30分)
  • 定休日:無休
  • 本数:約800本(立入規制区域内を含む)
  • 桜種類:ソメイヨシノ、ヤマザクラ
  • 夜桜の期間(2023年取材時):2023年3月24日(金)~4月2日(日)(予定)
  • 夜桜の時間(2023年取材時):日没~20時(予定)
  • 情報提供:JTBパブリッシング

提供情報についての注意事項

  • スポット情報やイベント情報は、施設の都合などで内容が変更されている場合がございます。料金・日程・時間など、最新の情報をお知りになりたい場合には、事前に各問合せ先にご確認されることをお薦めいたします。
  • 掲載情報については細心の注意を払っておりますが、その内容の正確性・完全性・有用性・安全性等について、株式会社 JTB パブリッシングが保証するものではありません。
  • 掲載情報を利用して生じたいかなる損害・不都合などについて、株式会社 JTBパブリッシングは一切責任を負いません。地図上の各スポットの位置情報は、ずれが生じる場合もございますので目安としてご利用ください。掲載情報の無断転載は禁止します。 

Index

Recommend