高速バス・夜行バスで日本を格安で移動!東京~大阪間を走るおすすめの夜行バスは?

高速バス・夜行バスで日本を格安で移動!東京~大阪間を走るおすすめの夜行バスは?

日本旅行で東京、大阪などの複数の県を観光する際、新幹線より格安で移動できる交通手段のひとつが高速バス。なかでも、夜間から早朝に運行しているのが夜行バスです。その魅力は、寝ている間に移動するため時間を有効活用でき、コストも抑えられること。そこで、今回は、訪日観光客が利用する機会の多い東京~大阪間のルートを中心に夜行バスの特徴と乗り方、注意事項を紹介します。

日本の「夜行バス」とは? 

日本の「夜行バス」とは?

夜行バスとは、夕方から夜の間に出発し、翌日の早朝までに目的地に着く路線を運行するバスです。ほとんどの場合、約50km以上の距離を走行します。一般的な夜行バスは、3列または4列の座席を配置。高速道路を利用して長距離を走行するため、リクライニングシートを採用するなど長時間乗っていても疲れないよう配慮されています。そのほか、バス会社や車両により異なるのが、トイレや無料Wi-Fi、コンセントなどの設備やサービス。なお、夜行バスの料金は日々変動し、時期によってはさらに変動幅も大きくなるので、運賃もしっかりチェックしましょう。

夜行バスのメリットとデメリットは?

夜行バスのメリットとデメリットは?

県をまたぐ移動をする際の選択肢のひとつとして、知っておきたい夜行バスのメリットとデメリットを紹介します。

夜行バスのメリット①:目的地まで格安で移動できる

夜行バスの魅力のひとつは、格安で移動できること。例えば、新幹線で東京~大阪間は、通常期の普通車指定席で片道料金が14,000円台から。それに対し、夜行バスの場合は片道数千円ほど。閑散期には、東京~大阪間が2,000円前後で乗れることもあります。さらに、夜を移動に充てるため、宿泊費も節約可能です。ちなみに、閑散期は、年始を除く1月~2月、利用者が比較的少ない時期、休日前日を除く平日など。反対に繁忙期は、年末年始やゴールデンウィーク、8月中旬のお盆休みなど。どちらにも含まれない時期が通常期です。

夜行バスのメリット②:複数の下車場所が選べる

目的には複数の停留所があることが多く、下車する場所を選べるのも夜行バスのメリット。例えば、目的地が大阪の場合、梅田やなんば、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)などから下車する場所を選べます。バスの荷台が使えるため、新幹線や空港から荷物を抱えたまま乗り換える必要もありません。

夜行バスのデメリット①:移動時間が長いこと

デメリットのひとつが、目的地により所要時間が長くなってしまうこと。なかには、東京・新宿~福岡・博多間のように14時間以上かかる長距離路線もあります。東京~大阪の場合、新幹線なら約3~4時間のところ、夜行バスでは約7~10時間。移動中、立ち上がったり姿勢を大きく変えられたりできないため、快適な車両を選ぶことと休憩時間に体を動かすなどの工夫が必要です。

夜行バスのデメリット②:料金が大幅に変動する場合がある

格安な交通手段とはいえ、年末年始やゴールデンウィーク、お盆休みなどの繁忙期には、料金が大幅に変動する場合があります。閑散期と比べると2倍になることも。乗車日は平日か割引のある日がおすすめです。

東京~大阪間を走る夜行バス会社おすすめ3選

東京~大阪間は、多くの夜行バスの会社が運行しています。ここでは、その中から、本数が多い、プライバシーが守れる、快適な待合スペースがあるなど特に魅力のある3社と、各社の代表的な夜行バスシリーズを紹介します。座席により料金は異なるものの、3社とも4列シートの場合、閑散期が3,500円~4,000円ほど、通常期が4,000円~4,500円ほど、繁忙期が9,000~10,000円ほどです。トイレ付かどうかでも料金が異なります。

東京~大阪間を走る夜行バスおすすめ①:WILLER EXPRESS

WILLER EXPRESS
©WILLER EXPRESS,Inc

毎日23路線、417便を運行するWILLER EXPRESS。最先端の技術とおもてなしの心でお客様に優しい移動サービスを提供する会社です。快適性を追求したオリジナルデザインのシートや車両の開発にも力を入れ、次々と投入。英語、繁体字、ベトナム語など5か国語に対応した予約サイトも用意されています。

WILLER EXPRESS
©WILLER EXPRESS,Inc

Relax(リラックス)
Prime(プライム)
COMODO(コモド)
ReBorn(リボーン)
乗車場所(一例)
バスターミナル東京八重洲
東京駅鍛治橋駐車場
バスタ新宿
バスターミナル東京八重洲
降車場所(一例)
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
WBT大阪梅田
WBT大阪梅田
WBT大阪梅田
特徴・設備
  • 4列シート
  • 寝顔を隠せるカノピー(フード)付き座席
  • リクライニング最大傾斜度約130度
  • 一部車両のみトイレ付
  • 4列シート
  • 寝顔を隠せるカノピー(フード)付き
    (リラックスより大型化)
  • リクライニング最大傾斜度約130度
  • 3列シート
  • 隣席との間にMyカーテンを設置
  • リクライニング最大傾斜度約140度
  • 3列シート
  • シェル型シートでプライベート空間を確保
  • リクライニング最大傾斜度約155度
基本料金
5,500円
6,000円
7,600円
11,000円

※基本運賃は日程により変動します。

東京~大阪間を走る夜行バスおすすめ②:西日本JRバス

西日本JRバス
©West Japan JR Bus Company

東京~大阪間を走る夜行バスは「ドリームルリエ号」「グランドリーム号」「青春エコドリーム号」の3タイプで、全てにトイレが付いています。格安シートから豪華シートまであり、もっとも豪華なシートがドリームルリエ号の「プレシャスクラス」。足を伸ばして寝返りがうてるシートです。「ドリームルリエ号」と「グランドリーム号」ではカーテンを引けば、プライベート空間のできあがり。空気清浄機付きエアコンを搭載しており清潔で快適なバス旅ができます。

西日本JRバス
©West Japan JR Bus Company

青春エコドリーム
グランドリーム号
ドリームルリエ号
乗車場所(一例)
東京駅八重洲南口
バスタ新宿(新宿駅)
東京駅八重洲南口
降車場所(一例)
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
大阪駅JR高速バスターミナル
特徴・設備
  • 4列シート
  • トイレ
  • FREE Wi-Fi
  • コンセントまたはUSBポート
  • 女性専用席あり
  • リクライニング最大傾斜度、約131度
  • 3列独立シート「グランシート」
  • トイレ
  • FREE Wi-Fi
  • コンセントまたはUSBポート
  • リクライニング最大傾斜度、約135度
  • 3列シート(半個室)「アドバンスクラス」+2列シート「プレシャスクラス」
  • トイレ
  • FREE Wi-Fi
  • コンセントまたはUSBポート
  • リクライニング最大傾斜度は約156度(プレシャスクラス)
基本料金
※右記金額から各種割引あり
4,000~9,700円
6,000~11,000円

アドバンスクラス:10,000~13,500円

プレシャスクラス:13,000~18,500円

東京~大阪間を走る夜行バスおすすめ③:VIP LINER

VIP LINER

VIP LINERの魅力のひとつは、東京や大阪、なんばなどの主要都市に待合スペース「VIPラウンジ」が設置されていること。夜の乗車前の時間や早朝の降車後にフリードリンクを飲みながら快適に過ごせます。無料で利用できる時間はラウンジごとに異なるので、事前のチェックをがおすすめ!もうひとつの特徴が消灯時間の「一斉フルリクライニング」のアナウンス。乗客全員で一斉に倒すので、後ろの人に遠慮せず座席を倒せます。

VIP LINER

アクアスター
102便
グランシアファースト
乗車場所(一例)
バスタ新宿
バスターミナル東京八重洲
東京VIPラウンジ
降車場所(一例)
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンⓇ
大阪VIPラウンジ
VIPヴィラなんば
特徴・設備
  • 4列スタンダード
  • トイレ
  • 顔を隠せるシェード付きシート
  • リクライニング最大傾斜度120度
  • 3列独立シート
  • トイレ
  • 顔を隠せるシェード付きシート
  • リクライニング最大傾斜度130度
  • 3列電動シート
  • 後部を気にせず倒せるバックシェルシート
  • スライド式電動リクライニング最大傾斜度145度
基本料金
4,500円~
6300円~
7,300円~

夜行バスのチケットはどこから購入できるの?

夜行バスに乗りたい!そう思ったら次は、チケットの購入。ここでは、チケットの購入方法を紹介します。

夜行バスのチケットを窓口で購入する場合

分からないことを相談しながら購入したい場合、東京なら東京駅や新宿駅、大阪なら梅田駅などの有人の販売窓口を利用すれば予約や購入ができます。

夜行バスのチケットをインターネットで購入する場合

夜行バスのチケットは各バス会社の公式サイトから予約、購入ができるだけでなく、複数の会社や路線をまとめて検索できるサイトもあります。「JAPAN BUS LINES」や「高速バスドットコム」のように、英語や中国語に対応した、訪日観光客が利用しやすいWEBサイトもあります。

予約から乗車までの流れは、3STEP。

  • STEP 1:目的地や日程をもとに空席のあるバスを検索し、乗車したいバスの日付か金額を選択
  • STEP 2:人数や座席などの必要事項、支払方法などを入力
  • STEP 3:確認画面で予約内容を確認し、クレジットカードの情報を入力し、購入ボタンを押して完了

夜行バスはリーズナブルに長距離を移動できるだけでなく、夜の間に移動するため宿泊料金の節約も可能。しかも、バスのなかで休息できれば観光のための時間も有効に活用できます。そのため、夜行バスを選ぶ際は、乗り心地も考慮して選びましょう。

Index

Recommend