新潟と言えば、お米や日本酒、料理や温泉など魅力的な要素が数多くあります。
その中で「のっぺ」という料理は、新潟の魅力的な郷土料理の一つです。煮物として食べられる「のっぺ」は、地域や家庭によって様々な工夫が施され、例えば具材の種類や切り方、つくり方、そして食べ方まで色々な種類があります。
今回は新潟の郷土料理「のっぺ」について紹介、そのレシピをお届けします。
郷土料理(きょうどりょうり)とは?
郷土料理(きょうどりょうり)は、各地域の産物を上手に活用して、風土にあった食べ物として作られ、長年その土地で食べられてきた料理です。日本人のソウルフードでもあり、地域ごとの食文化が体験できるので国内グルメ旅行でも人気です。
「のっぺ」について
「のっぺ」は新潟県の家庭でよく食べられる煮物です。
主として里芋を使い、野菜やきのこなどを薄味で煮たものにとろみをつけ、青味としてさやえんどうを加えます。なお、さやえんどうが手に入らない冬は「ととまめ」と呼ばれるサケの卵を使います。
新潟県民にとって「のっぺ」は正月料理の定番料理。またお祭りや法事、婚礼など、様々なイベントでも振る舞われます。新潟県民の生活に根付いており、季節や地域によってアレンジが加えられます。また、新潟県の小中学校では「のっぺ」が給食の献立に取り入れられていて、近隣の飲食店やスーパーマーケットでも販売され、駅弁の具材にもなっています。
是非、皆さんもお家で作ってみてはいかがでしょうか?
動画はこちらへ(cc字幕付き)👇👇👇
「のっぺ」の材料(2人前)
- 塩サケ(切り身) 100g
- 里芋 100g
- にんじん 50g
- 糸こんにゃく 50g
- ホタテの水煮 (汁含む) 80g
- 干し椎茸 1~2枚
- 絹さや 適量
- 水 200ml
- 戻し汁 (干し椎茸) 100ml
- 塩 少々
- 料理酒 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 醤油 小さじ2
「のっぺ」の作り方
- 干ししいたけは分量の水で戻して細切りにします。
- 絹さやは塩ゆでして斜めに切ります。
- 鍋に、千切りにした人参、一口大に切った里いも、適当な大きさに切った糸こんにゃく、細切りにした干ししいたけ、ホタテの水煮を入れます。
- 干ししいたけの戻し汁、水200mlを入れ、火にかけて煮立ったら、一口大に切った塩サケを入れます。
- 塩、料理酒、みりん、醤油小さじ2を加えて、材料が柔らかくなるまで煮ます。
- 器に盛り付け、絹さやをのせ、完成です。
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