福井県には、豊かな自然と歴史が息づく魅力的な場所が数多くあります。
また、福井県の郷土料理「ぼっかけ」は、独特の食べ方や具材、地域ごとのアレンジもあり、多くの県民から愛されています。
今回は、ぼっかけについてご紹介しながら、福井の伝統の味が楽しめるアレンジレシピ「ぼっかけ丼」をご紹介いたします。
郷土料理(きょうどりょうり)とは?
郷土料理(きょうどりょうり)は、各地域の産物を上手に活用して、風土にあった食べ物として作られ、長年その土地で食べられてきた料理です。日本人のソウルフードでもあり、地域ごとの食文化が体験できるので国内グルメ旅行でも人気です。
「ぼっかけ」について
福井県の「ぼっかけ」は、100年以上の歴史を誇る人気のご当地料理です。野菜やこんにゃくなど、具たっぷりの熱い汁を、炊き立てのご飯にかけて食べるのが特徴。
料理名の由来には諸説あり、「熱々の汁をごはんにぶっかけ(ぼっかけ)る」食べ方から「ぼっかけ」と呼ばれるようになったという説、「ぼっかけ」が“追いかける”という意味の方言で、料理のあまりの美味しさから帰ろうとした客人たちを追いかけて、引き留めるほどだったことから「ぼっかけ」と名付けられた、などとも言われています。
実は、地域によって具材や味付けが異なり、まったく別物に見えることも。例えば、勝山市では、赤いかまぼこや三つ葉が入った出汁をかけて、わさびや海苔を添えて食べるお茶漬けのようなスタイルもあります。いずれにしても、単体の食事としてはもちろん、お酒を飲んだ後にもぴったりの料理です。
福井県の美味しい食文化を堪能するなら、ぜひ自宅で味わってみてください!簡単でヘルシーな「ぼっかけ丼」、一度作ってみてはいかがでしょうか?
動画はこちらへ(cc字幕付き)👇👇👇
「ぼっかけ丼」の材料(2人前)
- 厚揚げ 1/2枚
- ごぼう 小1本
- 人参 1/2本
- まいたけ 1/2パック
- 糸こんにゃく 1/4袋
- 削り節 1/2カップ
- 水 3カップ程度
- 醤油 適宜
- ごま油 小さじ1
- ごま 適宜
- ネギ 適宜
- 卵 1個
- ご飯 2膳分
「ぼっかけ丼」の作り方
- フライパンにごま油を熱し、千切りにした人参とごぼう、小房に分けたまいたけ、一口大に切った厚揚げ、適当な大きさに切った糸こんにゃくを入れて、炒める。
- 火が通ったら、水、醤油、削り節を加える。
- 弱火で10分程度煮込む。
- 卵をよくかき混ぜ、フライパンに流し入れる。
- 卵に火が通ったら、器にごはんを盛り付け、卵と煮込んだ具材をのせる。
- お好みで、ごまやネギなどをのせたら、出来上がり。
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