枝豆をすりつぶした「ずんだ」と「餅」という日本の食べ物の名前を聞いたことはありますか?東北旅行をしたことのある人の中には、もしかしたら食べたことがある人も多いのではないかと思います。今回の日本の郷土料理再現シリーズでは、農林水産省によって宮城県の郷土料理百選に選ばれたずんだ餅レシピを特集します。特に、今回は白玉粉に絹豆腐を加えてアレンジした、ヘルシーで体に良いずんだ餅の作り方を紹介します。
日本の郷土料理(きょうどりょうり)とは?
郷土料理(きょうどりょうり)は、各地域の産物を上手に活用して、風土にあった食べ物として作られ、長年その土地で食べられてきた料理のことです。日本人のソウルフードでもあり、地域ごとの食文化が体験できるので国内グルメ旅行でも人気です。
H2 ずんだ餅の歴史と由来
ずんだ餅の「ずんだ」の語源は、豆を潰す意味の「豆打(ずだ)」が訛ったものだといわれています。
所説ありますが、仙台藩伊達政宗公の陣中に、枝豆が太刀ですり潰されたのが起源とされており、この「陣太刀」が変化して「ずんだ」と呼ばれるようになったといわれています。
本来、ずんだ餅は宮城や山形を中心に東北でお盆の時期に食べられる料理ですが、現在は仙台名物として定着していて、お土産屋さんやスイーツショップなどで一年中販売されています。
ずんだ餅の特徴
「ずんだ餅」は、餅に栄養豊富な枝豆の餡を絡ませた料理です。薄緑色の見た目が涼し気で可愛らしく、夏に作られるので、冷やして食べることが多いです。「ずんだ」はすり潰されてペースト状になっているため食べやすく、消化にも良いため暑い夏の料理として好まれています。
作りたてのずんだ餅を一口食べれば、たちまち口の中いっぱいに豆の良い香りが広がるでしょう!
ずんだ餅の材料 15個
- 200g 枝豆 (さや付き)
*枝豆が冷凍の場合は、解凍しておきます。 - 40g きび砂糖
- 小さじ1 塩
白玉団子:
- 150g 白玉粉
- 180g 絹豆腐
ずんだ餅のビデオ付きの作り方
- 枝豆の鞘から豆を取りだしてすり鉢に入れ、砂糖と塩を入れてすりこぎで叩きながら潰して混ぜます。
- 白玉粉と豆腐をボウルに入れて手でこねて、耳たぶ程の触感になったら、一口サイズに丸め中央をへこませます。
- 沸騰したお湯に#2を入れ、浮かび上がってきてさらに1〜2分ほど茹でた後、氷水で冷やします。
- #3に#1をかけて出来上がりです。
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