戦艦以外にも色々な魅力が隠されている広島県呉市！まだ知られてない穴場を紹介

広島県の呉市と言われたら、最初に何を思い浮かべる？多くの日本人は、呉市の印象を聞かれたら、戦艦や海軍と答えるだろう。何故か言うと、呉市は広島県南西部、瀬戸内海に面した都市で、明治時代以降、日本海軍や海上自衛隊が拠点として利用しているから。今回、FUN! JAPAN編集部は実際に呉市を訪れ、徹底取材を実施。その魅力と穴場スポットを皆さんに紹介するよ！ぜひ最後まで読んでみて！

広島県の呉市はどんな場所？

海軍の街と称される呉は、広島市内から電車30分でいける位置にある。温暖な瀬戸内海気候で、一年を通して観光しやすいのも魅力。昔から「天然の良港」としても知られる港町で、有名な戦艦大和もここで作られたよ。また、呉市は映画やドラマ、アニメのロケ地としても、頻繁に活用されている。例えば映画『海猿』やアニメ『この世界の片隅に』の舞台にもなっていて、作品のファンが聖地巡礼に訪れることも多いよ！

呉市の観光エリアは大きく分けて、中心部、音戸・倉橋エリア、川尻・安浦エリア、安芸灘とびしま海道エリアの4つに分けられる。

中心部には、1/10スケールの戦艦大和が展示されている「大和ミュージアム」などがあり、音戸・倉橋エリアはマリンスポーツの穴場スポットだ。川尻・安浦エリアは、野呂山さざなみスカイラインでの絶景ドライブ、安芸灘とびしま海道エリアでは、しまなみ海道のようなサイクリング観光が堪能できるよ！
そして、4エリアの中でも今回は、倉橋エリアと安芸灘とびしま海道エリアについて紹介したい。

しまなみ海道と並ぶ絶景「安芸灘とびしま海道」とは

安芸灘とびしま海道は、呉市内から車で約40分程度のところにある、呉市の下蒲刈島から愛媛県今治市の岡村島までの7つの島を結ぶ道路。

各島は7本の橋で結ばれており、愛媛県の岡村島から大崎下島、豊島、上蒲刈島、下蒲刈島を抜けて広島県呉市・川尻まで、全長約31kmもの海道が続く。

安芸灘とびしま海道は、しまなみ海道と同様サイクリングの有名スポット。レンタルの電動アシスタント自転車（普通のマウンテンバイクもある）を使えば、のんびりと島観光が楽しめるよ！上り坂や下り坂、信号が少ないうえ、しまなみ海道と比べて距離も短いから、初心者でも安心してサイクリングができる。

日本の歴史と文化が感じられる「下蒲刈島」

海道のスタート地点となる「下蒲刈島」は、かつての瀬戸内海で2ヶ所あった海の関所の一つ。島内には綺麗な日本庭園がたくさんあって、ガーデンアイランド（庭園の島）としても有名だ。海沿いには宿泊できるコテージやコアワーキングスペースもあり、絶景を楽しみながらのワーケーションにも最適だよ！

※ワーケーション： work+vacationの俗語。自宅以外の場所、観光地や帰省などの休暇先でリモートワークを行うこと。

下蒲刈島にはおいしいグルメもいっぱい！今回みなさんに紹介したいのは「お好み焼ききしな」という店だ。広島の名物といえばお好み焼き（広島焼き）！ここのお好み焼きは家庭的な味で、お値段もお手頃。ボリューム満点なうえ好きなトッピングを追加しても、1000円を超えないのも魅力だ。店員さんたちが優しくて、お店の雰囲気もとても良いので、ぜひ足を運んで食べてみて！

マリンスポーツ好きな方は見逃せない穴場「倉橋島」

広島県最南端の島「倉橋島」は旧海軍の秘密基地としても使われていた島。島内の桂浜海岸は、日本の渚百選にも選ばれており、水質の透明度が高く、波もとっても穏やか。桂浜海岸は山に囲まれていて、その山の名前は「火山（ひやま）」。漢字は「火山」だけど、本物の火山（volcano）ではないよ！火山トレッキング体験もあり、参加すれば、山頂で桂浜の綺麗な景色を堪能できるよ！