日本に旅行する時には絶景を楽しむだけでなく、日本の美味しいグルメも一つの楽しみですよね?このレシピ記事シリーズは日本各地の名物料理を紹介します。ただ郷土料理の作り方を紹介するのではなく、オリジナルレシピとは少し異なる材料を使っています。この記事で紹介する北海道の郷土料理「スープカレー」は、一般的に使用されるカレールウの代わりに、粉末のカレーミックスを使っています。是非、あなたも作ってみてください。
日本の郷土料理(きょうどりょうり)とは?
郷土料理(きょうどりょうり)は、各地域の産物を上手に活用して、風土にあった食べ物として作られ、長年その土地で食べられてきた料理です。日本人のソウルフードでもあり、国内グルメ旅行でも人気です。
スープカレーの由来
スープカレーは北海道で誕生した郷土料理ですが、発祥は札幌市の喫茶店「アジャンタ」とカレー専門店「マジックスパイス」と言われています。「マジックスパイス」は「薬膳カリィ」にインドネシアの鶏肉のスープ料理であるソトアヤムをアレンジして、初めて「スープカレー」という名前で提供しました。
1980年代にはまだ「スープカレー」の名前は使われていませんでしたが、既に札幌では人気が高まり専門店が増えていきました。2000年を過ぎる頃には一躍ブームになり、札幌市内では200を超える店舗が「スープカレー」を提供するようになりました。こうして「スープカレー」は一気に札幌、ひいては北海道を代表する郷土料理の一つとなったのです。
スープカレーの特徴
普通、日本のカレーはドロッとしたソースで具がほぼ見えない状態のイメージがあります。スープカレーはさらっとしたスパイシーなスープに「ごろごろっとした具材」が入り「スープとライスは別盛り」になっています。スープの味にスパイス感が強いのがスープカレーの特徴です。
スープカレー材料 (4人分)
- 粉末カレーミックス…120g
- 鶏肉(手羽元)…8本
- 塩…少々
- ブラックペパー<パウダー>…少々
- 玉ねぎ…中1個(200g)
- にんじん…中1本(200g)
- クミン<ホール>…小さじ1
- にんにく…1片
- トマト中 (切り刻む)…1個
- コンソメ(固形)…2個
- サラダ油…大さじ2
- 水…800ml
トッピング
- じゃがいも…中1個(150g)
- かぼちゃ 70g
- なす…2本(160g)
- ピーマン…2個(60g)
- ぶなしめじ…1パック(100g)
- ゆで卵(半分に切る)…2個
- 揚げ油…適量
ビデオ付きの作り方
動画はこちらへ(cc字幕付き)👇👇👇
- 鶏肉は骨に沿って切り込みを入れ、塩、ブラックペパーをもみ込む。玉ねぎは縦に4等分に切り、繊維を断つように薄切りにする。にんじんは長さを3等分に切ってから縦に1cm幅に切る。
- 厚手の鍋にサラダ油(大さじ2)を熱し、クミンを数粒入れてシュワシュワ音を立てるようになったら、クミンを全て加える。香りが立ったら、1の玉ねぎを入れ、色がすき通るまで炒める。
- #①の鶏肉、にんにくを加えて、弱火~中火でクミンを焦がさないように鶏肉の表面に焼き色がつくまで焼く。*表面が色づくまでしっかり焼いて香ばしさを出すのがおいしさのポイント。
- 水、にんじん、カットトマト、コンソメを加えて、沸騰したらアクを取り、弱火~中火で15~20分具材が柔らかくなるまで煮込む。
- 煮込んでいる間に、じゃがいもはよく洗い、皮つきのままラップに包み電子レンジ600Wで約3分、ややかために加熱し、皮つきのまま4等分の輪切りにする。
- なすは、縦半分に切り、火が通りやすいよう皮目に格子に切り込みを入れる。ピーマンは縦半分に切り、ぶなしめじは石1株を8等分くらいの房に分ける。
- #⑤のじゃがいも、#6のなす、ピーマン、ぶなしめじは水気をよくふき取り、フライパンに高さ1~2cm程度入れた揚げ油(サラダ油)で種類ごとに素揚げにする。*トッピングの野菜は素揚げすることで素材の味が引き立ち、スープとの相性がよくなる。
- #④の鍋はいったん火を止め、粉末カレーミックスを入れて溶かし、再び弱火で約5分煮込む。
- 器に#8のカレーを盛り、7の素揚げしたじゃがいも、なす、ピーマン、ぶなしめじと、半分に切ったゆで卵をのせ、ごはんを添える。
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