訪日旅行中（ほうにちりょこうちゅう）にカラオケに行（い）く人（ひと）は意外（いがい）と多（おお）いのでは？
香港出身（ほんこんしゅっしん）の筆者（ひっしゃ）も昔（むかし）はその1人だった。J-Popが好（す）きなのに、香港のカラオケ店では日本（にほん）の歌謡曲（かようきょく）が絶望的（ぜつぼうてき）に少（すく）なかったり、逆（ぎゃく）に日本のカラオケ店で香港の曲を選（えら）ぶと歌詞（かし）がカタカナで表示（ひょうじ）されて発音が変になっていたり（笑）。そして何（なに）より、日本のカラオケは1時間たった数百円で利用（りよう）できるから、お財布（さいふ）に優（やさ）しいのも魅力（みりょく）なのだ！
そんなカラオケLIFEを楽（たの）しんできた筆者（ひっしゃ）だが、最近（さいきん）、日本のカラオケがまたとんでもない進化（しんか）を遂（と）げているという噂（うわさ）を聞（き）いた。なんと「歌（うた）ってみた」動画（どうが）や、音（おと）ゲーができるというのだ！
そんなわけで、7月某日（しちがつぼうじつ）に東京（とうきょう）の流行（りゅうこう）の発信地（はっしんち）・渋谷（しぶや）にある「カラオケまねきねこ（渋谷本店）」へと向（む）かった。
7月某日、渋谷道玄坂に降臨！
JR渋谷駅（しぶやえき）のハチ公口（こうぐち）に着（つ）いたら、まずはユニクロ 渋谷道玄坂店（しぶやどうげんざかてん）も入（はい）っている渋谷プライムビルをめがけて坂（さか）を上（のぼ）っていく。ビルまでは渋谷駅（しぶやえき）からなんと徒歩1分ほどとめちゃくちゃ近（ちか）い！
エレベーターで4階に上（あ）がってみると、店内（てんない）は一見（いっけん）ごく一般的（いっぱんてき）なカラオケ店の内装（ないそう）だ。一体（いったい）この店舗（てんぽ）は、なにがすごいのだろうか！？わくわくしながら早速（さっそく）料金表（りょうきんひょう）を見（み）てみる。
うんんん？「ゲームカラオケ」だと！？ しかも、「リズムゲームで一緒（いっしょ）に遊（あそ）べて楽（たの）しめる」と書（か）いてある…。
これは気（き）になりすぎるので、1部屋（ひとへや）を確保（かくほ）することに。
1部屋（ひとへや）1,000円なので、5人で割（わ）り勘（かん）すれば、たったの200円でカラオケが楽（たの）しめる。これは、コンビニでフライドチキンが一個（いっこ）買（か）えるぐらい安（やす）い！
カラオケができるゲームコーナー？ゲームができるカラオケ店？
いざ入室！
広（ひろ）めのカラオケルームでは2面（にめん）プロジェクターを採用（さいよう）。歌唱中（かしょうちゅう）、画面（がめん）にはバーチャルなライブ会場（かいじょう）の映像（えいぞう）が映（うつ）り、ライブ会場の観客（かんきゃく）が、歌（うた）と演奏（えんそう）に応（おう）じて盛（も）り上（あ）がったり、もしくは盛り下（さ）がったりするという。
まるで、自分（じぶん）がステージに立（た）って、ミュージシャンとして歌（うた）っているような気分（きぶん）が味（あじ）わえそうだ。
また、自分が歌っていないときも、席（せき）で楽器型（がっきがた）コントローラーを使（つか）って「バンド」気分（きぶん）でリズムゲームをプレイすることが可能（かのう）。楽曲（がっきょく）が流（なが）れている間（あいだ）にどんどん画面（げめん）に映（うつ）し出（だ）されるマークの色（いろ）に合（あ）わせて、1つボタンの「イチロー」（緑色 /みどりいろ）と3つボタンの「サブロー」（赤色 /あかいろ・青色 /あおいろ）を叩（たた）いてコンボを重（かさ）ねていくと、バーチャルの観客（かんきゃく）もどんどんテンションをあがって盛（も）り上（あ）がっていく仕組（しく）みとなっている。
2面プロジェクターで、歌詞（かし）や映像（えいぞう）が大画面（だいがめん）に投影（とうえい）されるので、どの席（せき）からでも見（み）やすいのも特徴（とくちょう）。大迫力（だいはくりょく）で、まるでゲームセンターで遊（あそ）んでいる気分！？
はたして、私（わたし）は今（いま）カラオケができるアミューズメントスポットのゲームコーナーにいるのか、それともゲームができるカラオケにいるのか…
遊び方が斬新すぎて時代に追いついていけてないことを再認識させられた
このゲームカラオケは、2021年6月現在、約1,500曲に対応（たいおう）しているとのこと。
「夜に駆ける（よるにかける / YOASOBI）」、「炎（ほのお / LiSA）」、「Lemon（米須玄師 / よねづげんし）」といった近年（きんねん）のヒット曲から、「残酷な天使のテーゼ（ざんこくなてんしのてーぜ / 高橋洋子 /たかはしようこ）」、「小さな恋のうた（ちいさなこいのうた /MONGOL800）、366日（HY）など、カラオケといえばコレ！な定番曲（ていばんきょく）にも対応しているところもうれしい。
この日（ひ）私（わたし）が選（えら）んだセットリストがこちら。ちなみに筆者はAKB48と西野（にしの）カナの世代（せだい）…
採点（さいてん）は、歌とリズムゲームの両方（りょうほう）を評価（ひょうか）するので、歌（うた）い手（て）と楽器隊（がっきたい）の協力（きょうりょく）が大事（だいじ）。基本（きほｎ）はボーカル1人か2人と、コントローラーをたたいて参加（さんか）する仲間（なかま）とう体制なので、1人も退屈（たいくつ）せずに楽しめるはず。むしろ全員（ぜんいん）が常（つね）に何（なに）かをやっているから忙（いそが）しく、あっという間（ま）に時間（じかん）が過（す）ぎていく。
1曲目を歌（うた）い終（お）えたところで、バーチャル観客（かんきゃく）の表情（ひょうじょう）はご覧（らん）の通（とお）り。画面（がめん）上半分（うえはんぶん）は全員（ぜんいん）顔（かお）が死（し）んでいる。。。どうやら「このライブに来（き）て失敗（しっぱい）したわ」の顔（かお）だ（涙）。
まぁ、ゲームカラオケとは「初（はじ）めまして」なので、こんなことが起（お）こるのも想定内（そうていない）！遊（あそ）び方に慣（な）れれば、高（たか）い得点（とくてん）を出（だ）すのはそんな難（むずか）しいことではない。観客（かんきゃく）もまるで地獄（じごく）から人間界（にんげんかい）に帰（かえ）ってきてたような様子（ようす）だ。画面下（がめんした）の人たちも全然（ぜんぜん）生（い）き生（い）きとしている。
週3回（しゅうさんかい）は渋谷（しぶや）に降臨（こうりん）する私（わたし）も後（あと）から知（し）ったのだが、ゲームカラオケはこの渋谷本店（しぶやほんてん）が都内初（とないはつ）だそうだ。さすが渋谷！！！今後（こんご）ほか店舗（てんぽ）にも導入（どうにゅう）していくらしいので、カラオケ好（ず）きなら今後（こんご）日本（にほん）に来（く）る際（さい）にも要（よう）チェックだ！
番外編：「ONEREC」が編集音痴の私の、歌手・YouTuberデビューの夢を叶えてくれた
人生（じんせい）の約8割の時間（じかん）を、YouTubeの視聴（しちょう）に費（つい）やしてきた筆者がよく観るのが「歌ってみた」系（けい）の動画（どうが）。
いつか自分（じぶん）の動画（どうが）をアップしたいという願望（がんぼう）があったものの、機材（きざい）もなければ編集（へんしゅう）の技術（ぎじゅつ）もない。だが、カラオケまねきねこ（渋谷本店）には、こんな編集初心者（へんしゅうしょしんしゃ）の私（わたし）でも、一瞬（いっしゅん）で本格的（ほんかくてき）な撮影（さつえい）や録音（ろくおん）ができる次世代（じせだい）のエンタメシステムがあるのだ！
それは、カメラ、照明（しょうめい）、必要機材（ひつようきざい）一式（いっしき）が揃（そろ）った「ONEREC」というサービス。手ぶらで撮影できるのが嬉しい！
ONERECの使い方は、まず専用（せんよう）タッチパネルを操作（そうさ）して、3台のカメラで様々（さまざま）なアングルから撮影。ミュージックビデオ風（ふう）動画の撮影・自動編集（じどうへんしゅう）・自動生成（じどうせいせい）が可能（かのう）なんだとか。
まずは、背景（はいけい）やフレームを自由（じゆう）に選（えら）んでから、後（あと）は好（す）きな曲（きょく）を選（えら）んでヘッドホンを装着（そうちゃく）して歌（うた）うだけ。
撮影した動画は、その場（ば）ですぐダウンロードできるので、スマホを使（つか）って自分（じぶん）でさらに編集（へんしゅう）もできる。もちろん、そのままインスタに投稿（とうこう）しても良（よ）し♪
最後（さいご）に、スタッフにおねだりして取（と）らせてもらったこの日（ひ）の様子（）ようすをどうぞ。まさかカラオケがここまで進化（しんか）しているとは！！
※ONERECのサービス開始は2021年9月上旬を予定しております。
施設情報
- 名称：カラオケまねきねこ（渋谷本店）
- 住所：東京都 渋谷区 道玄坂（とうきょうと しぶやく どうげんざか）2-29-5 渋谷プライム4F
- 営業時間：2021年8月現在休業中
最新の営業状況は公式ホームページよりご確認ください - 定休日：年中無休
- 体験料：通常カラオケ料金＋大人1,000円・子供500円（税抜き）
※時間による体験料の追加はありません
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