日本(にほん)には、全部(ぜんぶ)で47の都道府県(とどうふけん)があります。
豊(ゆた)かな自然(しぜん)や街並(まちな)み、グルメなど、各県(かくけん)ごとに見(み)どころやアクティビティも異(こと)なります。この記事(きじ)では、各都道府県の特色(とくしょく)や県民性(けんみんせい)などを紹介(しょうかい)します。
第7弾(だいななだん)は、九州地方(きゅうしゅうちほう)の佐賀県(さがけん)の知(し)られざる魅力(みりょく)に迫(せま)ります!
武士道が心に根ざす謙虚な姿勢
江戸時代(えどじだい)に佐賀を治(おさ)めていた大名(だいみょう)は、一種(いっしゅ)の鎖国政策(さこくせいさく)を実施(じっし)。さらに武士(ぶし)の心構(こころがま)えや生(い)き方(かた)を説(と)いた書物(しょもつ)『葉隠(はがくれ)』発祥(はっしょう)の地(ち)で、武士道精神(ぶしどうせいしん)が今(いま)も県民(けんみん)の心(こころ)に根付(ねづ)いているといわれています。
武士道(ぶしどう)では、地道(じみち)な努力(どりょく)を美徳(びとく)とするため、県民が謙虚(けんきょ)すぎ、そのためか佐賀の魅力(みりょく)が他県(たけん)の人(ひと)に伝(つた)わらない!という噂(うわさ)も!
有田焼に伊万里焼に唐津焼!家にある食器はほとんどが県産品⁉
佐賀県は世界的(せかいてき)に有名(ゆうめい)な有田焼(ありたやき)の産地(さんち)で、日本の磁器(じき)発祥(はっしょう)の地(ち)。また、唐津市(からつし)の陶器(とうき)、唐津焼(からつやき)も有名(ゆうめい)です。
このため、家庭(かてい)の食器類(しょっきるい)は大半(たいはん)が県産品(けんさんひん)、ラーメン屋(や)さんや小学校(しょうがっこう)の給食(きゅうしょく)でさえ皿(さら)や茶碗(ちゃわん)が有田焼(ありたやき)のものを使用(しよう)しているそう。
県内(けんない)のリサイクルショップの食器(しょっき)コーナーにも、有田焼や伊万里焼(いまりやき)や唐津焼など、陶磁器(とうじき)の有名ブランドが充実(じゅうじつ)しているという噂(うわさ)も!
豊富な魚介、山林に見る、けた外れに安い物価
知名度(ちめいど)があまり高(たか)くなく地味(じみ)な印象(いんしょう)を持(も)たれがちな佐賀県(さがけん)。
実(じつ)は、グルメのレベルが非常(ひじょう)に高(たか)い割(わり)に、物価(ぶっか)が安(やす)いという魅力があります!
北(きた)に玄界灘(げんかいなだ)、南(みなみ)に有明海(ありあけかい)と、佐賀県は海(うみ)に挟(はさ)まれています。そのため、四季(しき)を通(つう)じて新鮮な魚がたくさん獲(と)れます!そのため、魚介類(ぎょかいるい)の値段(ねだん)も他県(たけん)に比(くら)べると破格(はかく)!
また、全国的(ぜんこくてき)にも有名(ゆうめい)な佐賀の黒毛和牛(くろげわぎゅう)・佐賀牛。そのA5ランクのお肉(にく)や、焼肉(やきにく)食(た)べ放題(ほうだい)なども、県内では格安(かくやす)で食(た)べられます!
性格は地味で誠実、几帳面
佐賀県民(さがけんみん)は仕事(しごと)の平均時間(へいきんじかん)が長(なが)いことで有名(ゆうめい)です。
全国的(へいきんてき)に見(み)ても、労働者一人(ろうどうしゃひとり)あたり平均(へいきん)の年間総実労働時間(ねんかんそうろうどうじかん)(※事業所規模5人以上)をみると、令和元年(れいわがんねん)は1,800時間(じかん)となっていて、全国平均(ぜんこくへいきん)1,669時間を131時間も上(うわ)回(まわ)っています。
また、お金(かね)の使(つか)い道(みち)は食費(しょくひ)や娯楽(ごらく)よりも保険(ほけん)にかける金額(きんがく)が多(おお)め。
「佐賀県人が通(とお)った後(あと)は、草(くさ)も生(は)えない」と例(たと)えられるほど、ムダ遣(づか)いを嫌(きら)い節約(せつやく)することで有名(ゆうめい)です。こうした気質(きしつ)は前述(ぜんじゅつ)の武士道精神(ぶしどうせいしん)に通(つう)じるものがあり、辛抱(しんぼう)強(づよ)い、頑固(がんこ)などが佐賀県民の県民性として知られています。
いかがでしたか?このシリーズではこれからも、旅行しただけではわからない各県の特徴やユニークな県民性を紹介していきます。
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