漢字(かんじ)だけでは、表現(ひょうげん)しきれない日本語(にほんご)の文章(ぶんしょう)を表現(ひょうげん)するために生(う)まれた「ひらがな」。
日本語学習(にほんごがくしゅう)において初(はじ)めに覚(おぼ)えなければならないもので、日本人(にほんじん)の子供(こども)たちは最初(さいしょ)の義務教育(ぎむきょういく)、小学校(しょうがっこう)でひらがなを学(まな)びます。
この記事では、ひらがなの楽(たの)しい学習法(がくしゅうほう)についてお話(はな)します。
What is ひらがな(Hiragana)?
平仮名(ひらがな)は、漢字(かんじ)や片仮名(カタカナ)と同様、日本語(にほんご)で使用(しよう)する文字(もじ)の種類(しゅるい)の一つ。
日本では、かつて中国(ちゅうごく)からの外来語(がいらいご)、「漢字(かんじ)」のみが使(つか)われていましたが、漢字だけでは、言葉(ことば)を表現(ひょうげん)しきれないため、“漢字の意味(いみ)を考(かんが)えず、音(おと)だけを利用(りよう)する言葉(ことば)”として、ひらがなの元になる『万葉仮名(まんようがな)』が生(う)まれました。
その後(ご)、万葉仮名を崩(くず)して書いた文字が誕生し、のちにひらがなが生(う)まれました。
ひらがな、カタカナ、漢字の使い分け
日本語(にほんご)の文章(ぶんしょう)では、漢字で固有名詞(こゆうめいし)や動作(どうさ)・具体的(ぐたいてき)な行動(こうどう)の意味(いみ)を表(あらわ)し、ひらがなで助詞(じょし)や助動詞(じょどうし)、接続詞(せつぞくし)など文法的(ぶんぽうてき)に文章を支える部分を補填(ほてん)する場合(ばあい)が多(おお)いです。
カタカナは、外国(がいこく)の地名(ちめい)や商品名(しょうひんめい)などを表記(ひょうき)するために使(つか)われるほか、漢字やひらがな表記のものをカタカナに変えて、文章に躍動感(やくどうかん)を出す場合や、言葉の持(も)つ意味(いみ)のニュアンスを変化(へんか)させて使(つか)う場合(ばあい)もあります。
ひらがな、カタカナ、漢字の表記例
6月の梅雨(つゆ)の時期(じき)の季節(きせつ)の花(はな)、あじさい(Ajisai:Hydrangea)。
たとえば、「鎌倉(かまくら)にあじさいを観(み)に行(い)った。」という文章(ぶんしょう)がある場合(ばあい)、「あじさい」の箇所(かしょ)をひらがな、カタカナ、漢字のどれで書くかによっても文の印象(いんしょう)が異(こと)なります。
漢字、ひらがな、カタカナでそれぞれ表記すると下記のようになります
漢字:紫陽花
例文) 鎌倉に紫陽花を観に行った。
ひらがな:あじさい
例文) 鎌倉にあじさいを観に行った。
カタカナ:アジサイ
例文) 鎌倉にアジサイを観に行った。
ひらがなは漢字を関連づけて暗記しよう
ひらがなをなかなか覚(おぼ)えられない、というそこのあなた!
前述(ぜんじゅつ)のようにひらがなは、もともと漢字から生まれた文字ですので、漢字を頭(あたま)の中(なか)で結(むす)びつけると、覚えやすくなるかもしれません。
覚え方の例
ひらがなの「あ(a)」
ひらがなの「い(i)」
ひらがなの「か(ka)」
ひらがなの「せ(se)」
ひらがなの「ふ(fu)」
ひらがなの「も(mo)」
ひらがなの「ゆ(yu)」
ひらがなの「ひ(hi)」
いかがでしたか?ひらがなは漢字(かんじ)を関連(かんれん)づけて効率(こうりつ)よく学習(がくしゅう)していきましょう。
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