姫路城、大阪城、名古屋城など、日本各地には城がたくさんある。古くから権力の象徴であり市民のシンボルでもあったお城は、現在では観光スポットになり、外国人観光客にも人気だ。特に国宝に指定されている5城は是非見ておきたい。どれも有名なお城で、交通の便がよく行きやすいので、城旅のはじめにオススメだよ♪
日本のお城、国宝5城について
かつて日本には20,000以上ものお城があったと言われている。しかし、戦国時代の戦や外国との戦争、そして明治時代の廃城令によって、そのほとんどが失われた。現在天守閣のあるお城は日本全国で90城ほど。そのほとんどが、復元天守や復興天守、模擬天守だ。江戸時代、もしくはそれ以前のものが残っている現存天守は全部で12城のみ。数々の危機を乗り越えてきた奇跡的な存在のお城もある、それは兵庫県にある「姫路城」、滋賀県にある「彦根城」、長野県にある「松本城」、島根県にある「松江城」、愛知県にある「犬山城」の5城、国宝に指定された。
唯一ユネスコの世界文化遺産に登録された「姫路城」
国宝五城の中で、唯一ユネスコの世界文化遺産にまで登録されているのが、兵庫県の姫路市にある姫路城。1346年 に建てられ、日本の城の中でも一番大きな現存天守で、天守の城壁は白漆喰で塗られており、シラサギが羽を広げたような優美な姿からから「白鷺城」とも呼ばれている。
施設情報
- 施設名：姫路城
- 所在地：〒670-0012 兵庫県姫路市本町68
- 開城時間：午前9時00分から午後4時00分まで（閉門は午後5時00分）
- 入城料金：大人（18才以上）1000円、小人（小学生・中学生・高校生） 300円、小学校就学前は無料
- 休城日：12月29日、30日
- アクセス：JR、山陽電鉄「姫路駅」からは徒歩約20分/姫路駅より神姫バス「大手門前」で下車、徒歩約5分
もっと姫路城の紹介はこちら→9222
現存している唯一の正統天守閣「松江城」
松江城は島根県の松江市にあるお城だ。400年以上の歴史がある松江城は山陰地方随一の名城 。松江城が築城されたのは、1611年 。現存している唯一の正統天守閣。正統天守閣というのは、天守閣から360度見渡すことができる望楼型である天守のこと。その天守の屋根の形はまるで千鳥が羽を広げた格好に見えるため、「千鳥城」とも呼ばれている。
施設情報
- 施設名：松江城
- 所在地：〒690-0887 島根県松江市殿町1-5
- 開放時間：
- 本丸：
- 4月1日〜9月30日 午前7時～午後7時30分
- 10月1日〜3月31日 午前8時30分～午後5時
- 天守
- 4月1日〜9月30日 午前8時30分～午後6時30分（受付終了 午後6時）
- 10月1日〜3月31日 午前8時30分～午後5時（受付終了 午後4時30分）
- 料金：外国の方(大人) 470円/外国の方(小・中学生) 200円
- 休城日：年中無休
- アクセス：松江駅からバスで約10分
もっと松江城の紹介はこちら→10799
日本国内で唯一、城内に馬屋が現存する「彦根城」
彦根城は滋賀県彦根市にあるお城、「金亀山」という異名を持つ彦根山に建てられているため、別名「金亀城」とも呼ばれている。1604年から築城され、1622年すべての工事が完了。多彩な破風と細部のデザイン性が特徴。城内に残っている「馬屋」は、日本全国の城の中でも彦根城にしかない物で、とても珍しい物だと言われている。
施設情報
- 施設名：彦根城
- 所在地：〒522-0061 滋賀県彦根市金亀町1-1
- 開放時間：08:30～17:00 (天守最終入場16:45まで）
- 料金：一般800円、小・中学生200円
- 休城日：年中無休
- アクセス：JR彦根駅から徒歩約15分
もっと彦根城の紹介はこちら→6697
5重6階の天守として日本最古「松本城」
長野県の松本市にある「松本城」は漆黒の城で、別名「烏城」とも呼ばれている。築城されたのは1504年ごろ。現在国内に存在する天守は姫路城などのように白い天守が多いだが、松本城は関が原の戦い以前によく造られた黒い天守として唯一現存する城で、現存する5重6階の天守も、日本で最も古いものだ。
施設情報
- 施設名：松本城
- 所在地：〒390–0873 長野県松本市丸の内4-1
- 開放時間：8:30～17:00（最終入場は16:30まで）
- 料金：大人700円、小・中学生300円、小学生未満は無料
- 休城日：年末（12月29日から31日）を除き無休
- アクセス：JR篠ノ井線「松本駅」下車 徒歩約20分
もっと松本城の紹介はこちら→10282
日本で唯一、個人所有だった城「犬山城」
愛知県の犬山市にある「犬山城」は、1537年に建てられ、現存しているのは望楼型の天守のみというお城だが、その天守が現存する日本最古の様式として有名。別名は白帝城。また、犬山城の歴史の中で最大の特徴と言ってもいいのが、長いあいだ個人所有のお城だったこと。国宝なのに個人所有だった唯一の城であり、今も犬山城白帝文庫が所有者。
施設情報
- 施設名：犬山城
- 所在地：〒484-0082 愛知県犬山市犬山北古券65-2
- 開放時間：9:00-17:00（入場は16:30まで）
- 料金：大人550円、小・中学生110円
- 休城日：12/29-31
- アクセス：犬山駅徒歩約18分
もっと犬山城の紹介はこちら→9305
城旅をしてみたいなら、まずは国宝5城から！
今回は、国宝5城を紹介したが、日本各地にはまだ多くの城がたくさんある。城旅をしてみたい、普段とは異なる日本の旅したい方、まずは有名なこの5城を訪ね、さらに他のお城も制覇してもいいかもしれないね、すべてのお城をコンプリートに目指そう！
Comments