福岡市内から車で約30分という便利な場所にある、糸島。玄界灘に突き出た半島は、美しい海岸線に恵まれ、南部には福岡県と佐賀県の県境にまたがる背振山地(Sefurisanchi)が広がっています。玄界灘に沈む夕日の景勝地として有名ですが、海と山、両方のレジャーが楽しめます。インスタ映えするスポットがたくさんあり、近年特に女性に人気です。
糸島の海辺の観光スポット
まず、糸島の海辺の観光スポットからご紹介して行きましょう。
「桜井二見ヶ浦の夫婦岩」(sakurai futamigaura no meoto iwa)
糸島で最も有名な景勝地の1つです。三重県伊勢市にある二見浦が朝日で有名なのに対して、こちらは玄界灘に沈む夕日を見る、「夕日の二見が浦」として有名です。古くから櫻井神社(sakurai jinjya)の社地であり、パワースポットとされています。二見ヶ浦の夕日は、「日本の夕日百選」にも選ばれています。
「パームビーチ ザ・ガーデンズ」
桜井二見ヶ浦の夫婦岩にほど近いリゾートモール、「パームビーチ ザ・ガーデンズ」には、地元の食材にこだわった地産地消のレストラン「パームビーチ」やハワイアンテイストの「サーフサイドカフェ」、ジェラートショップ「ALPACHINO」などがあります。パームビーチ・ザ・ガーデンズから砂浜におりたところの壁面には、大きな天使の羽が描かれています。この壁の前に立って写真を撮ると、まるで自分の背中に天使の羽が生えているように見えるため、フォトスポットとして人気です。
「ビーチカフェ サンセット」
同じく二見ヶ浦にある「ビーチカフェ サンセット」もおすすめです。目の前に広がる海を眺めながら、地元食材を使った料理や飲み物を楽しめます。ビーチカフェ サンセットから通りを渡った正面にある、流木で飾られた小さな東屋も、フォトスポットとして人気があります。
芥屋の大門(keya no ohto)
次にチェックしておきたいのが、海外線に沿ったドライブルート「サンセットロード」の途中にある、芥屋の大門(keya no ohto)です。芥屋の大門は、日本最大の玄武岩洞(genbugan dou)で、高さ64メートル、奥行き90メートル、間口10メートルの洞窟です。唐津の七ツ釜(nanatsu gama)、兵庫県豊岡市の玄武洞とともに、日本三大玄武洞に数えられています。六角形や八角形の玄武岩が柱状節理(規則正しい柱のような割れ目)を成して海からそそり立つ姿が勇壮です。
例年、3月中旬から11月までは、芥屋漁港から遊覧船が出ています。運よく波が穏やかであれば、洞窟内に入って蜂の巣状の天井を見ることができます。
糸島の山の観光スポット
「白糸の滝」(shiraito no Taki)
糸島市の南側、羽金山(haganeyama)の中腹に位置する「白糸の滝」(shiraito no Taki)は、福岡県の指定名勝にも選ばれており、岩肌を白い糸のように流れる水の美しさに圧倒されます。滝の周辺は「白糸の滝ふれあいの里」として整備されており、茶屋のほか、展望所やヤマメの釣り堀などもあります。
季節のスポット
5月のゴールデンウィークには「ヤマメ釣りまつり」が開催され、その時期から名物の「そうめん流し」が始まります。6月下旬から7月にかけては10万本以上のアジサイが咲き誇ります。
糸島へのアクセス方法
- 電車の場合
・福岡空港から 福岡市営地下鉄「福岡空港」から「姪浜(meinohama)」経由、JR筑肥線「筑前前原(chikuzen maebaru)」下車
・博多から 福岡市営地下鉄「博多」から「姪浜」経由、JR筑肥線「筑前前原」下車
・天神から 福岡市営地下鉄「天神」から「姪浜」経由、JR筑肥線「筑前前原」下車 - バスの場合
・博多から 博多バスターミナルから高速バス「いと・しま号」にて「前原(maebaru)」下車
・天神から 天神4丁目から高速バス「いと・しま号」にて「前原」下車 - 車の場合
・九州自動車道 福岡都市高速経由 、西九州自動車道「前原I.C.」出口
いかがでしたか? ご紹介できたのはごく一部で、糸島にはまだまだ魅力的なスポットがたくさんあります。福岡市内や、九州の空の玄関・福岡空港からも簡単にアクセスできる糸島は、美しい海と、魅力的な観光スポット、グルメを満喫できる場所です。あなたも糸島に出かけて見ませんか?
*写真提供:(一社)糸島市観光協会
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