日本には、全部で47の都道府県があります。
地域によって、街並みやアクティビティ、グルメなどの特徴が異なるように、地元の人々の県民性も様々。このシリーズでは、都道府県ごとの魅力や、ご当地あるあるを紹介し各県のローカル事情を掘り下げていきます。
今回取り上げるのは、関東地方に位置し都内から最短30分と抜群のアクセスの良さを誇る埼玉県!
何故タイトルに「ダサい玉」に書いてあるのかって?これは「ダサい」と「埼玉県」を掛け合わせた造語です。漫画原作が実写映画化された「翔んで埼玉」という作品が近年とても話題になり、この造語も有名になりました。
「何もない」など、いじられがちな埼玉。この記事では、埼玉県民の県民性について一緒に学んでいきましょう!
「埼玉県民」としてのプライド
過去に実施された国勢調査によると、埼玉県内に住んで就職・就学している約385万人のうち約3分の1の106万人は、東京都に毎日通勤・通学しています。一日の半分以上を東京で過ごし、休日も東京で買い物や食事をするなどしている人が多いので、こうした事実が埼玉「県民」という意識を薄くしています。
ちなみに、埼玉県民のおかげで東京経済が成り立っているというプライドも、あるとかないとか。
県内の移動が非常にしづらいので、逆に頻繁に東京に行く
東京駅-大宮駅間はなんと約30分!そのほか、都内から埼玉県の各地へ向かう交通機関も発達しています。しかし逆に、県内移動ができる交通機関が貧弱なため、埼玉県民は普段、南(東京)に行くことはあっても、県内を移動することが少ないのです。こうしたことから、埼玉県民は東京には詳しいのですが、かえって県内の居住地以外のエリア情報に疎いと言われています。
様々なアニメ作品の舞台があるのが自慢
日本が誇るアニメ文化。中には実在する町や風景がそのまま劇中に描かれているアニメも多くあります。とくに埼玉県はアニメ聖地になっている場所がたくさんあります。国民的アニメ「クレヨンしんちゃん」、「らき☆すた」、「となりのトトロ」など。世界中からアニメファンが殺到中だ。
埼玉県民の激しすぎる「海」への羨望
埼玉県は、国内に8県しかない「海なし県」。そのため、海への憧れは強く、2022年2月に閉園したさいたま水上公園は「海のない埼玉県に大型レジャープール」をという構想から作られたほど!
さらに、越谷市とさいたま市岩槻区にまたがるしらこばと水上公園は、わざわざオーストラリアから白い砂を運んできて、ホワイトビーチを作ったそうで、これだけでも埼玉県民の海への情熱が分かります。
幽霊姿で故人を見送るという優しさ
埼玉県北部の一部では、参列者が故人と同じような白装束を着て葬儀を行うという風習があります。
参列者全員に「金剛杖」と呼ばれる山で修行をされている方が持っているような白い杖が配られ、男性には死装束の一部である頭につける白い三角巾も配られます。この風習には「故人を三途の川までは見送る」という意味が込められていて、できる限り最後まで見送りたいという気持ちからこの風習は生まれたようです。埼玉県民のやさしさが感じられる風習ですね!
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