光が丘公園:練馬区最大の市民の憩いの場でどう楽しむ?

  • Oct 12, 2022
  • July 19, 2020
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光が丘公園

光が丘公園は、東京都練馬区光が丘、旭町および板橋区赤塚新町に広がる広さ約6万㎡(平方メートル)の公園で、練馬区内最大の公園です。東京では毎年11月から12月上旬にかけて紅葉しますが、区内有数の紅葉スポットとしても知られています。

広大な園を散策したり、野鳥観察したりして自然を満喫するもよし、野球場やテニスコート(人工芝)などのスポーツ施設で楽しむもよし。光が丘公園の歴史や施設の魅力、季節ごとの見どころをご紹介します。

光が丘公園について

光が丘公園について

現在、光が丘公園のある地域は、古い地名では「下土支田村」や「上練馬村」にあたり、田柄、土支田、高松などの集落があった地域です。土壌がよく、昭和の初めごろまでは畑が広がる農村地帯で練馬大根が盛んに作られていました。

ところが、1941(昭和16)年から始まった太平洋戦争で戦況が悪化する中、首都を守るため、東京郊外に飛行場を造る計画が持ち上がり、第二次世界大戦中は軍の成増飛行場として使われることに。その後、米軍に占領されたのち、日米安全保障協議委員会で1974年3月を期限とする米国からの全面返還が合意されました。

以降、光が丘は1973年に日本政府に返還され、1981年に総面積の約1/3が公園、残りは近隣のコミュニティーの一部となりました。

当初の面積の約1/3といっても、その面積は非常に広く、総面積は約607,823.73 m2。約1万7000本の樹木のうち、約1000本が桜(ソメイヨシノ約180本、大島桜約700本、山桜約110本)で、春の花見シーズンになると園内全域でピンクの桜が咲き誇ります。桜並木の近くには木製遊具やアスレチックのあるちびっ子広場、デイキャンプ広場をはじめ、テニスコートなどのスポーツ施設やバードサンクチュアリなどの野外活動施設もあります。

光が丘公園の自然・レクリエーション施設

光が丘公園の自然・レクリエーション施設

ここでは、光が丘公園内の注目施設と、それぞれの施設でできることをご紹介します。

美しい芝生広場

6haに及ぶ芝生広場は緩やかな丘になっており、桜やケヤキなどの木々が植えられていて、木陰に座って景色を楽しんだり、思い思いのアクティビティを楽しんだりすることができます。芝生を囲む「憩いの森」は、ヒマラヤスギ、サクラ、イチョウ、マテバシイ、マツなどが移植して造られた森です。

バードサンクチュアリ

2.4haの保護区内には、池や砂地の土手、自然に生えた木々、草地などがあり、野鳥やその他さまざまな生き物が棲息しています。エリア内に入ることはできませんが、土日祝日のみオープンする観察舎から生き物の様子を観察することができます。季節ごとの野鳥の姿もあり、バードウォッチング好きにはおすすめのスポットです。

デイキャンプ広場

野外活動やキャンプを行うための3,000㎡の広場で、子供たちに身近な環境で、キャンプやアウトドアを体験してもらおうと作られました。広場の中に炊事棟があり、かまど、調理台、アウトドア用のテーブルなどもあります。利用は限定されていて、事前申込みの団体グループ(小中学生や身体に障害のある人)です。

バーベキュー広場

野外活動をしたい大人は、デイキャンプ広場の隣にあるバーベキュー広場へGO! なお、調理器具は用意されていないので、持参するか、BBQレンタル機材の設営・回収、ゴミの回収もセットになったレンタルプランなどをご利用ください。また、広場の利用は事前予約が必要です。

水景施設

公園の南側にあるサービスセンター前の「けやき広場」に設置された水遊びスポット。噴水、ウォータートンネルなどが設置されていて水の流れを眺めたり、音を聞いたりすることができます。これらの施設は、1992年に日本宝くじ協会より寄贈されたものです。

いちょう並木

「ふれあいの径」と呼ばれ、400mの道の両側に、樹齢130年を超す巨木が40本並ぶ様子は壮観!有楽町の旧都庁舎前に街路樹として植えられていましたが、京葉線工事の支障となったため、ここに移植されたそうです。

また、けやき広場を挟んで園内には、移植された28本・200mのイチョウ並木(以前は米進駐軍の管理下)もあります!これらは練馬区屈指の紅葉の名所です。

その他の施設

野球場、テニスコート、陸上競技場、弓道場、市民体育館などのスポーツ関連施設。公立図書館、駐車場、ベーカリーショップ「パークス光が丘」などがあります。

光が丘公園のイベント・見どころカレンダー

季節ごとの見どころを紹介します。

園内では梅や桜などの花々を鑑賞することができます。

また、バードサンクチュアリではメジロなどの鳥類を観察することができます。4月下旬から5月上旬にかけては、こどもの日を祝う鯉のぼりの飾りつけを見ることができます。

泰山木(タイサンボク)、サルスベリ、ムクゲの花が夏のハイライト。蝶が飛び交う姿も見られます。7月上旬には、願いを込めた高い笹竹を使った七夕飾りも見られます。

光が丘公園

イチョウやケヤキなどの紅葉が見どころです。また、キンモクセイの花も咲き、園内のあちこちでその香りを楽しむことができます。すすきや苔も9月が最盛期です。10月中旬には「どんぐりまつり」が開催されます。

ツバキ科の花は晩冬に咲きますが、例年12月の年末ごろにイルミネーションもあり、イチョウ並木や園内各所がライトアップされて賑わいます。

光が丘公園への行き方

新宿駅から都営大江戸線に乗り、光が丘駅で下車。

Spot Information

  • 光が丘公園
  • 住所:東京都練馬区光が丘2・4丁目、旭町2丁目、板橋区赤塚新町3丁目
  • アクセス:光が丘駅より徒歩8分、または成増駅より徒歩15分、近鉄成増駅より徒歩約15分
  • 入館料:無料、ただし野球場やテニスコート等の一部施設は有料

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