福井県の永平寺ホテルで座禅体験

中部地方に位置し石川県や京都府と隣接する福井県。日本海側に位置し、海の幸や山の幸などのグルメも観光名所も多いエリアで魅力的な宿もたくさんあります。

また、福井は日本の曹洞宗の2つの大本山のうちの一つで700年以上の歴史を持つ永平寺がある県としても有名。福井県吉田郡永平寺町は多くの参拝客が訪れる聖地となっています。

この記事では、禅の世界が体験できる「永平寺親禅の宿柏樹関」での、宿泊＆禅体験について紹介します。

永平寺親禅の宿柏樹関 - 宿坊と旅館！ハイブリッドな福井県の宿（fukui hotel）

坐禅や写経などが体験できる宿坊に興味があるけど、厳格すぎる環境には少し抵抗があるという人におすすめなのが、「永平寺親禅の宿柏樹関」です。この宿では、大本山永平寺より認定を受けた「禅コンシェルジュ」が、禅の世界へ案内してくれます。

また、永平寺親禅の宿柏樹関は客室が和洋室の作りになっており、日本ならではの畳体験とホテルライクな快適な滞在が両方楽しめます。まさに、宿坊と旅館が融合したハイブリッドな宿です。

柏樹関では、多目的和室「開也（かいや）の間」では、禅コンシェルジュから坐禅について、分かりやすく指導してもらえます。

また、永平寺内も禅コンシェルジュに案内してもらえるので、初めての坐禅にも安心して取り組めます。なお、永平寺での禅体験の中でも特に、朝のお勤め（早朝の読経）はおすすめ。大勢の僧侶たちの張りつめた雰囲気、そして寺院ならではの禅のパワーを感じさせてくれるはずです。

柏樹関では禅コンシェルジュの案内が行き届くよう、客室が18室となっています。全室40㎡以上のゆったりとした客室にはツインベッドが置かれ、畳のスペースもあり、布団を敷けば1室4名まで宿泊が可能。室内では、越前焼の洗面台や湯呑をはじめ、越前和紙の装飾などの工芸品が福井らしさを感じさせてくれます。

そのうえ、AIスピーカーやスマホ用スタンドスピーカー、LEDの読書灯などの最新設備も充実しています。また、客室には、シャワーブースが設置されていますが、手足を伸ばして入浴するなら大浴場がおすすめです。大浴場の先には露天風呂もあり、澄んだ空気のもと心身ともにリラックスできます。

禅では、食への感謝の念を高めることも大切な修行の一つ。その修行の際に食べるのが精進料理です。柏樹関では、夕食を精進料理と郷土料理から選べるようになっています。

永平寺の典座（てんぞ）老師（＝調理長）から指導、監修を受けた精進料理は、優しく繊細な味わいが楽しめ、郷土料理では、福井の海の幸や銘柄牛、旬の根菜類なども存分に堪能できます。

そして、朝食は、茶粥や青菜粥などの季節に合わせた粥と華やかな季節の小鉢が並ぶ「朝がゆ膳」だ。朝のお勤めの後、すっきりした気持ちで食べる朝食はまた格別です。