【長野】「善光寺」徹底ガイド。見どころとアクセスは?

長野県 善光寺
Photo provided by Zenkoji Temple

善光寺は、長野県を代表する観光名所の一つ。1400年以上前に創建されて以来、その深い信仰心で多くの人々の心を掴んできました。日本最古の仏像といわれる一光三尊阿弥陀如来を御本尊とし、本堂は国宝に指定されています。毎年600万人以上の巡礼者が訪れています。

日本最古の御仏がご本尊の長野県・善光寺

善光寺は「誰でも一度はお参りする」と言われるほど、様々な宗教的な深いつながりのあるお寺です。この寺の本尊・一光三尊式阿弥陀如来(善光寺如来)は、絶対秘仏で「日本最古の御仏」といわれています。
善光寺縁起によると、善光寺如来は日本に渡ってから約100年後、信州長野に運ばれてから10年ほどが経ったときに自身のお告げにより、お隠れになったとされており、それ以降、7年に一度の御開帳にさえ姿を見せず、善光寺本堂奥の厨子の中に安置されています。※御開帳で公開されるのは前立本尊といい、ご本尊を模鋳したもの

ちなみに、古くから有名な言葉に「牛に引かれて善光寺参り」「伊勢参りは男の旅、善光寺参りは女の旅」という言葉があります。これらは、女人禁制の寺院が多かった時代に、善行寺が女性を歓迎し、しかも宗派の分け隔てなく誰でも受け入れる寺だったため、庶民の人気を集めたことを意味しています。

長野県善光寺の見どころ:山門(風神雷神像・仁王像)

善光寺見どころは本堂、山門、経蔵(国の重要文化財)、仁王門などたくさんありますが、まず最初に訪れてほしいのが山門です。

山門とは、参道や境内の仲見世を抜けたところに、どっしりと優美な構えを見せる二層入母屋造りの門のこと。この門は1750年に建立されて以来、大勢の参拝者を本堂に迎え入れてきた歴史ある門です。

高さ約20m、幅20mの門で、厚い屋根板を使った栩葺(とちぶき)式の建物。門の2階まで上がることができ、そこからの眺めも抜群で、お寺はもちろん長野市を一望することができます。門前の扁額は、「善光寺」の3文字の中に縁起の良い5羽の鳩が隠れており、「善」の文字は牛の顔に見えると言われています。

長野県善光寺の見どころ:善光寺本堂

善光寺境内おすすめスポットの2つ目は、「本堂」です。1707年に再建された江戸時代中期を代表する仏教建築で、1953年に国宝に指定されています。

高さ約29m間口約24m奥行約54mという東日本最大級の国宝木造建築で、衆生の煩悩の数と言われる百八本の柱で造られています。二重屋根は檜の板葺き。

毎日、朝の加持祈祷が行われ、本堂の正面奥にはご三卿がまつられたご三卿の間が、そして最奥部左側には瑠璃壇(るりだん)が位置しています。さらに瑠璃壇の真下にある「天の錠前」を見ることができる壇上伽藍(別料金)の入り口があり、この「天の錠前」に触れると、あの世での生活が約束されるそうです。

長野県善光寺へのアクセス

JR長野駅から善光寺バスロータリーへ向かい、1番乗り場(善光寺方面行き)善光寺行きアルピコバスに約15分乗車し、「善光寺大門」バス停で下車します。お土産屋さんや屋台が立ち並ぶ商店街を抜けると、5分ほどで善光寺に到着します。

Spot Information

  • 善光寺 (善光寺)

  • 住所:長野県長野市本吉町491番地
  • アクセス:記事中のアクセス方法を参照
  • Wi-Fi 利用可能
  • 言語:公式サイトにて英語・中国語(簡体字)対応可
  • チケット:境内入場、ホームツアー、善光寺史料館入場、オールフォーワンチケット。500円、山門入場料。500円、経蔵入館料300円。300円、境内。入場無料
  • 休館日:年中無休

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