【奈良】特急「まほろば」定期運行スタート。リニューアル車両の特徴は?
大阪・新大阪~奈良間を土休日に臨時列車として運行している特急「まほろば」が2025年3月15日から定期運行を開始します。また、同年4月には、車両の内外装に奈良の魅力を表現したリニューアル車両がデビューします。ぜひこの機会に、生まれ変わった特急「まほろば」で奈良への旅をお楽しみください。なお、同年秋ごろには装いの異なるリニューアル車両を追加で投入する予定です。
特急「まほろば」定期運行について
運行日
2025年3月15日以降の土休日
運行区間・時刻
大阪⇒奈良方面
大阪 発 | 新大阪 発 | 法隆寺 着 | 奈良 着 |
9:58 | 10:04 | 10:48 | 10:57 |
奈良⇒大阪方面
奈良 発 | 法隆寺 発 | 新大阪 着 | 大阪 着 |
16:21 | 16:30 | 17:10 | 17:15 |
編成
3両編成(全席普通車指定席)
特急「まほろば」リニューアルについて
2025年4月5日に第1編成、同年秋ごろに第2編成(計2編成)のリニューアル車両が投入されます。
リニューアルコンセプト
古事記に「国のまほろば(素晴らしいところ)」と謳われ、古くから大陸の異文化をとりいれながら、多様性を受容してきた奈良は、今なお、その面影をとどめています。この世が、安寧(あんねい)の楽園となることを想い、その文化を万世(万葉)へと守り続けてきた悠久の時間。奈良を体現する2つの魅力「安寧」と「悠久」を新生特急「まほろば」に込めました。
第1編成「安寧」(あんねい)
エクステリアデザイン
あふれる生命観や豊穣をあらわした金色と、奈良時代に大陸から伝わった染料に由来し、当時の宝物にも多く見られる蘇芳色(すおういろ)の車体カラー。蘇芳色から金色のグラデーションで、万物の安寧をあまねく照らす「楽園の陽光感」を車体に表現しています。
インテリアデザイン
あたたかみのある蘇芳色のシートに、奈良時代・平安時代に装飾として多く用いられた、空想上の花をかたどった宝相華文様(ほうそうげもんよう)をあしらいました。安寧に包まれたまほろばに思いを馳せる、旅の空間を演出します。
- 運行開始時期:2025年4月5日
第2編成「悠久」(ゆうきゅう)
エクステリアデザイン
時の積み重ねにより、深みを帯びた仏像の経年変化を思わせる墨色と灰渋色(はいしぶいろ)の車体カラー。墨色から灰渋色のグラデーションで、「文化の万世(万葉)への継承」を車体に表現しています。
インテリアデザイン
落ち着いた墨色のシートに、奈良時代・平安時代に装飾として多く用いられた、空想上の花をかたどった宝相華文様をあしらいました。悠久に包まれた古の奈良に思いを馳せる、旅の空間を演出します。
- 運行開始時期:2025年秋ごろ予定
ロゴマーク
唐草文様をモチーフとして、鹿や金魚、大和野菜など奈良らしい要素を組み込んだデザインにしています。
リニューアル車両のその他の特徴
- 車内Wi-Fi、全席コンセント、荷物スペースの設置
- 車椅子スペースの拡大
3. デザイン監修・協力
- 監修:株式会社GKデザイン総研広島
- 協力:なら歴史芸術文化村(奈良県知事公室万博推進室兼務) 松本耕士 氏
※運用上の都合で、やむを得ずリニューアルしていない車両で運行する場合があります。
※特急「まほろば」リニューアル専用HPを公開しています。ぜひご覧ください。
https://www.jr-odekake.net/railroad/mahorobalimitedexpress/