草津温泉のシンボル・湯畑(Yubatake)の楽しみ方
群馬県(ぐんまけん)の草津温泉(くさつおんせん)は自然湧出量(しぜんゆうしゅつりょう)日本一(にほんいち)を誇(ほこ)り、毎分(まいふん)32,300ℓ(リットル)以上(いじょう)。そして、日本有数(にほんゆうすう)の酸性度(さんせいど)で泉質(せんしつ)もよいため、「恋(こい)の病(やまい)以外(いがい)治(なお)せない病(やまい)はない」とうたわれるほどの名湯(めいとう)です。
特(とく)に、草津観光(くさつかんこう)の目玉(めだま)と言(い)えば湯畑(ゆばたけ)。
草津温泉のシンボルである湯畑(ゆばたけ)からは、毎分4000ℓもの温泉が湧(わ)き出(で)ているため、いつも湯(ゆ)けむりが立ちのぼっています。昼はもちろん、暗闇(くらやみ)の中(なか)、湯畑(ゆばたけ)と立(た)ちのぼる湯(ゆ)けむりが青白(あおじろ)く浮(う)かび上(あ)がる夜(よる)のライトアップも必見(ひっけん)です。
また、湯畑を囲むように、温泉旅館(おんせんりょかん)やレストラン、お土産屋(みやげや)などが軒(のき)を連(つら)ね、温泉街(おんせんがい)を形成(けいせい)しています。
湯畑(Yubatake)とは?
日本一の湧出量(ゆうしゅつりょう)を誇(ほこ)る草津温泉(くさつおんせん)。
そのシンボル的存在である湯畑は、特徴のあるひょうたん型で、 幅20m,長さ60mほどの石(いし)の柵(さく)で囲(かこ)まれていて、その柵には草津を訪れたことのある著名人(ちょめいじん)の名(な)が刻(きざ)まれています。
名前(なまえ)が刻(きざ)まれている著名人(ちょめいじん)は多種多様(たしゅたよう)で、鎌倉時代(かまくらじたい)の武士(ぶし)として有名(ゆうめい)な源頼朝(みなもとのよりとも)から、昭和(しょうわ)の政治家(せいじか)・田中角栄(たなかかくえい)。石原裕次郎(いしはらゆうじろう)や渥美清(あつみきよし)といった大物俳優(おおものはいゆう)までいます。
そして、柵(さく)の周(まわ)りは遊歩道になっており、観光客は散策したり、湯畑や街並みの写真を撮影して楽しむのです。
この湯畑の脇(わき)には、草津の白根山(しらねさん)を模(も)した白根山ベンチという手湯(てゆ)のあるベンチや、湯けむり亭(ゆけむりてい)という足湯(あしゆ)スポットもあります。
さて、ここからは湯畑の楽しみ方をみていきましょう♪
湯畑(Yubatake)の見どころ・楽しみ方
大迫力の湯滝、草津みやげにもぴったりな湯の花
毎分4000ℓもの熱湯(ねっとう)が湧き出す湯畑。源泉温度(げんせんおんど)は50度から90度と非常(ひじょう)に高(たか)いため、そのままでは入浴(にゅうよく)することはできません。
そのため、「木樋(きおけ)」と呼ばれる7本の長い木製(もくせい)の樋を使(つか)って温泉を運(ほこ)び、湯滝(ゆたき)から池(いけ)に落(お)とすことで温度(おんど)を下(さ)げ、旅館(りょかん)や各温泉施設(かくおんせんしせつ)に配湯(はいゆ)しています。
ちなみに、この木桶(きおけ)の底(そこ)に溜(た)まった温泉(おんせん)の硫黄成分(いおうせいぶん)を乾燥(かんそう)させた物(もの)が、おみやげでも大人気(だいにんき)の湯(ゆ)の花(はな)です。
ライトアップされた湯畑に感動!夜の草津散策
日没以降(にちぼついこう)、ライトアップされた湯畑周辺を散策(さんさく)するのも、草津観光の醍醐味(だいごみ)です!
ライトに照らされた木桶の側溝(そっこう)が、青(あお)や紫(むらさき)に光り、漂(ただよ)う湯気(ゆげ)も白く照らし出される様子は最高にロマンチック!石垣のオレンジ色のライトと相(あい)まって、全体が幻想的(げんそうてき)な雰囲気(ふんいき)に包(つつ)まれます。
草津を訪れたら、ぜひ夜の湯畑を散策してみてください。
徒歩圏内に温泉や湯もみスポットがいっぱい!
湯畑周辺には、温泉旅館やレストラン、観光施設などが集中しているため、写真撮影(しゃしんさつえい)や食(た)べ歩(ある)きが気軽(きがる)に楽(たの)しめるのも魅力(みりょく)!
例()えば、「湯畑草庵」は、湯畑を眼前に一望できる温泉宿です。
ここの自慢は足湯(あしゆ)カフェで、温泉の足湯で疲れを癒しながら、食事やお茶が楽しめます。
また、「熱乃湯(ねつのゆ)」は、草津名物の「湯(ゆ)もみ」ショーが見学できるスポット。"湯もみ "とは、長い板でお湯をかき回して温泉の温度を入浴できるまで下げる伝統の入浴法で、長(なが)い歴史(れきし)があります。熱乃湯では、民族衣装(みんぞくいしょう)を着た女性たちが湯もみ唄を歌(うた)いながら 湯もみを披露(ひろう)しており、体験(たいけん)することもできます。
東京から草津温泉、湯畑へのアクセス
東京(とうきょう)から湯畑に向(む)かう場合(ばあい)は、まず高速(こうそく)バスや特急列車(とっきゅうれっしゃ)もしくは普通列車(ふつうれっしゃ)とバスを乗(の)り継(つ)いで草津温泉へ向かいましょう。
特急列車を使う場合は、まず上野駅で特急草津(とっきゅうくさつ)に乗り長野原草津口まで行き、そこからJRバスで草津バスターミナルへ移動(いどう)します。湯畑は、草津バスターミナル下車後(げしゃご)、徒歩(とほ)で約5分です。
または、東京駅から北陸新幹線(ほくりくしんかんせん)で軽井沢(かるいざわ)まで行き、そこからバスで草津温泉行く方法や、新宿駅から伊香保温泉(いかほおんせん)を経由(けいゆ)して草津温泉へ向かう高速バスもあります。
スポット情報
- 草津温泉(バスターミナル)
- 住所:群馬県吾妻郡草津町草津
- アクセス:【特急】上野駅から特急草津に2時間33分乗車し、長野原草津口で下車。そこからJRバスに25分乗車し下車【新幹線】東京駅から北陸新幹線に1時間10分乗車し、軽井沢駅で西武観光バスに乗り換え。約1時間20~50分乗車し、草津駅で下車。【高速バス】バスタ新宿からJRバス 上州ゆめぐり号に約4時間乗車し、草津温泉バスターミナルで下車。バスターミナルから湯畑までは徒歩約5分
※湯畑には営業時間や入場料はありません。
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